幹樹先輩の独白 肆
Ep60です!
よろしくお願いします!
春輝がオーキャンスタッフになってから、春輝と一緒にいること増えて、俺の役目が出来たみたいで嬉しかった。
「楽しそうだね」と同期に言われた。
俺と関わることで、春輝が少しずつ変化していくのが喜びで。俺のやりがいになった。
マシュマロを焼いて、始めて食べた時の感動した春輝の表情も、俺が髪の毛をセットしたときの輝かせた目も、俺にとっては特別な光景だった。
それと同時に、俺の中でも春輝の存在はどんどんと大切なものになっていく。
……もう、嫌でも分かる。
俺は、春輝のことが好きなんだと。
彼が異性愛者であることは分かっていた。だけど、小さな望みを見出したくて。……俺を拒絶しないことを確かめたくて。
俺がゲイであることをカミングアウトしたり、「東京に来るか」なんて言ってみたり。
俺は、春輝の反応を試していたのだ。
春輝が、東京に来てくれた時、俺は舞い上がりそうだった。
俺の折り合いを付けていた気持ちが溢れそうになる。
……俺は春輝に愛されたいと思った。
他の誰よりも、彼に、必要とされたい。満たされたかったのだ。
……だと言うのに。
春輝から告げられた好意に、俺は底知れぬ不安を感じて、取り繕うように告白を断ってしまう。
ーー俺が信じた人は、裏切る。離れていく。
春輝とこれ以上、親密になって離れてしまうぐらいなら、今の関係を続けた方がいい。
そんなことを思った。
いつもありがとうございます!!
独白はあと2.3回ぐらいで終わりますー。
物語も終わりが見えてきました!
これからもよろしくお願いします!




