幹樹先輩の独白 弐
Ep58です!
よろしくお願いします!
両親が離婚した後、父と共に祖父母の家に転居。同時に小学校も転校した。
中学校に上がると同時に、俺は受験をして全寮制の私立学校に入学。
児童相談所に通告された時の俺を知らない同級生や先生ばかりで、新しい俺のイメージを確立するには好都合だった。
ありがたいことに、周りの人たちに恵まれていた。俺はその環境を利用して、自分自身を拡張していった。
誰からも愛される俺。そんな自分になりたくて。
生徒会に推薦されれば、立候補をしたし、バスケ部のキャプテンもやった。クラスではメンバーの中心になれるように明るく振る舞った。そうやって、俺は必死に毎日を生きていた。
そんな時だった。はじめて人を好きになったのは。
中学3年のとき。
相手は寮で同じ部屋の同級生だった。
俺の学校は、男女共学で、恋をしようと思えば女子を好きになる機会はあった。しかし、俺は男子を好きになった。
けれども。
「なー幹樹ー。あの子可愛いよね。彼氏いるんかな?」
口を開けば、女子の話題ばかり。
俺が好きになった相手は、まぁ、なんと言うか、当たり前に女子が好きだった。
……絶対叶わない想い。
俺がこの同級生を好きになってしまったのは、
母の言う通り、俺が不幸を生きる人生だからだと思った。
だから、俺は。この気持ちを胸の底に閉じ込めて、明るくて愛される俺を生きることに決めた。
いつもありがとうございます!
これからもよろしくお願いします!!




