幹樹先輩とのデート。②
Ep47です!
今日もよろしくお願いします!
休日。幹樹先輩とデートをする。
今日はお互いに気になっていた映画を観て、夏物の服を買いに行く。
「春輝、カジュアルな服も似合うんじゃない?」
先輩は僕にいろんな服をあわせながら言う。
「そうですか?フード付きとか着たことがないです。」
「うん。だから、着てみたらいいじゃん。」
そう言って、先輩は見繕った服をいくつか僕に渡してくる。
「…じゃあ、着てみます。」
「行ってらっしゃい!」
幹樹先輩に選んでもらった服をいくつか着てみる。黒色のフード付きのパーカー、黒のジーンズ、いつもよりも格好いいデザインのシャツなどだ。
肌触りが心地よくて着やすい。
「先輩、どうですか?」
試着した自分を見てもらう。
「うん。似合っている。」
「これ買って着てみます。」
やっぱり先輩の見立ては間違いない。
先輩もいくつか服を買って、僕たちは夕飯を食べる。
「先輩、次の職場はどこなんですか?」
「税理士事務所に雇ってもらうことになった。俺、ずっと経理を続けられるようにしようと思って。勉強がてら。」
「いいですね!!」
「お前が俺のことを信じてるって言ってくれたから。頑張ってみようと思って。」
「嬉しいです。」
先輩も嬉しそうに笑う。
「そう言えば、お前冬と仲良いんだな。」
揚げたての天ぷらを食べながら先輩は言う。
「え?」
「名前呼び。珍しいじゃん。」
「確かに。僕が名前で呼ぶのは幹樹先輩と夏生ぐらいですからね。」
「うん。…なんで?」
「最後の夏合宿の時に、冬真に泣きながらお願いされまして。」
思い出し笑いをしながら答える。
先輩は、僕を黙って見る。
「あいつ、僕に憧れてたみたいで。僕の真似ばっかしてきた可愛い後輩なんです。
……でも、それだけじゃない。冬真は、僕がこれまで頑張ってきたこととか、そういうの見てくれていて。
僕が後輩たちから無視されたことあったでしょ?
そん時に、冬真が僕のためにすごく怒ってくれて。
ーー僕、あいつに救われたんです。」
「信頼してるんだな。」
「はい。僕、先輩に出会うまで…や、先輩に追ってあの大学に入るまで、僕なんて何の取り柄もない人間だって思ってたけど。
僕って、本当に人に恵まれてるなって思うんです。
本当に、ありがたいことです。」
僕の言葉に、幹樹先輩は、静かに言う。
「春輝が、愛される人間だからだろう。」
「……ありがとうございます。」
しばらく僕たちは、静かにお酒を飲んだー。
いつもありがとうございます。
今日はいかがでしたでしょうか?
これからも、よろしくお願いします。




