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太陽の人と、日陰の僕  作者: ことね
東京での、僕たちについて。
44/69

幹樹先輩とのデート。

Ep44です。 

今日もよろしくお願いします!

 幹樹先輩は1月下旬から、転職活動を始めたようだ。職場にも復帰して、相変わらずの忙しさには変わらないと、ため息混じりに話す。


そんな中でも、僕とデートをしたいと先輩から誘われた時は、心が躍った。



 立春なのにも関わらず、やはり寒さに凍える休日、先輩と僕は初めて訪れるカフェで落ち合う。


「やっと暖を取れますね。」

僕の言葉に先輩は、同意するように頷く。


注文をした飲み物と食事が運ばれる。

僕はこのカフェの名物であるカレーチーズドリアを頼んだ。口に運ぶと少し辛いスパイスが舌を刺す。


「うん、美味しい。」

冬といえば、温かいものとスパイスだ。


先輩はパスタランチを食べている。しかも大盛り。

口いっぱいにパスタを頬張って美味しそうに食べている。


「…元気になってよかったです。」

僕は少し笑いながら言う。


「ご飯が美味しく食べれるのって、幸せだな。」

「はい。」


お腹が満たされた僕たちは、買い物をする。


「転職するにあたってスーツを新調したくてさ。まぁ、高いものは無理だけど。…春輝に選んで欲しくて。」


「僕でよければ。」

僕が返答すると、先輩は嬉しそうに笑みを返す。


スーツが売っているショップに入る。

リクルートスーツではなく、オシャレなデザインのスーツが売られている。…先輩はどれも似合うだろう。



「次はどんな仕事を探されてるんですか?」

僕の質問に先輩はスーツを見ながら答える。


「経理の仕事をするための資格は取ってるから、そっち方面でまた働きたいって思ってる。」


「大学の時、すごく勉強されてましたもんね。」

「うん。俺が唯一ハマった勉強が経理。社会に出てこの業界はどこでも忙しいってことは知ったけど、でもやっぱり経理を続けたい。」


先輩は穏やかに言う。


「いいですね。とっておきのスーツ見つけましょう。」


「ありがと。」


先輩と僕は何着か試着したスーツの中で、一番先輩に似合っていたスーツに決める。


ネクタイは、僕が選んだ薄い橙色の物を購入する。


先輩は満足そうにお店を出る。


そんな先輩に、僕は声をかける。


「幹樹先輩。」

「ん?」


「これ、僕から。」

僕は先輩に同じお店で買ったマフラーを手渡す。


「え?いいの?」

先輩は目を丸くする。


「はい。」

プレゼントなんて、気持ち悪いと思ったけれど、僕は先輩を応援している気持ちを、先輩にプレゼントという形で伝えたかったのだ。


幹樹先輩は、僕があげた濃紺色のマフラーを首に巻く。


「…あったかい。ありがとう。」

先輩はくしゃりと笑う。


「僕、幹樹先輩は自分で決めた道を必ず歩いていける人だと信じています。」


「…うん。ありがとう。」


先輩は、柔らかく笑った。

ありがとうございました!

なんだかようやく、あたたかい雰囲気になって安心してます。笑

これからも、よろしくお願いします。

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