新たな年のスタート。
Ep43です!
今日も、よろしくお願いします!
大晦日。僕は先輩の家にお邪魔して、年越しそばとおかずの準備をする。
本来ならば、新年のカウントダウンを一緒にやりたいところだが、先輩にまだ無理はさせられない。
今日も早い時間に寝てもらいたい。
少し早い晩ご飯として、年越しそばを一緒に食べることにする。
「久しぶりにそば食べる。」
先輩はそばを食べながら言う。
「僕も久しぶりかもしれません。」
「美味いな。」
「はい。」
そばを食べて身体が温まった僕たちは、近場の神社に向かう。
神社には、すでに何組かが参拝に来ている。
今年は社会人1年目ということもあり、時が過ぎるのがいつも以上に早かった気がする。
あっという間の1年間だった。
幹樹先輩と付き合ってはいないけど、こうやって一緒に大晦日を過ごせることは、ありがたいことだ。
来年も、こういう先輩との時間を大事にしていこう。
参拝が終わり神社を出ようとしたところで、幹樹先輩に呼び止められる。
「春輝。」
「はい?」
先輩は目を泳がせながら、少し緊張した様子を見せる。
「あのさ。こないだの告白のこと、もっかい考えさせてほしい。…散々自分勝手な感じで言っててごめんだけど。」
気まずそうに先輩は俯く。
「まだ、先輩のこと諦めなくていいんですか?」
僕は、おそるおそる聞く。
幹樹先輩は頷いて言う。
「…うん。出来れば、そうしてもらえると嬉しい。」
先輩の返答に僕は舞い上がる。
「はい!!!」
そんな僕の頭を、先輩は少し戸惑ったあと撫でて笑った。
翌日。
先輩と夏生、僕で新年を祝う。
「明けましておめでとうございます!!」
今日はアルコールを封印して炭酸水で乾杯だ。
「幹樹先輩、元気になってきましたね。」
夏生が嬉しそうに言う。
「うん。2人のお陰だよ。本当にありがとう。」
先輩は僕たちに頭を下げる。
「いえいえ、出来ることをしただけですから。」
僕たちは先輩の肩に手を置き、頭を上げてもらう。
夏生と僕で分担して準備したおせちとお吸い物を食べながら、僕は先輩に問う。
「お仕事は、どうされるんですか?」
過労で倒れたのだ。しかもこの前同僚に裏切られたとも言っていた。
「…来年の春から別の職場で働けるように、転職活動を始めようと思ってる。」
「それがいいかもしれないですね。」
僕たちは先輩の言葉に同意をする。
今日から新たな1年が始まる。気持ちも新たに前に進む良い機会だ。
僕は先輩の決意を応援しようと思った。
ありがとうございました⭐︎
いかがでしたでしょうか??
明日もまた、よろしくお願いします!




