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太陽の人と、日陰の僕  作者: ことね
東京での、僕たちについて。
40/69

先輩の痛み 続。

Ep40ですー! 

今日もよろしくお願いします!!

 もうすぐて、年末だ。今回の年末年始は、仕事を片付けなければならないので、東京で過ごす予定だ。


僕は、部屋の片付けを進める。冷たい風を受けながらカーテンを干す。


……今更ながら、この寒さの中で乾くのだろうか。生乾きで臭くなったりしないか。


そんな考えを巡らせながら、綺麗になっていく部屋を見回してすっきりした気持ちになる。


 時計を見ると、夕方4時だった。外を見ると日が陰っている。


「今日はここまでにするか。」

少しゆっくりしてからご飯の準備を始めようと思っていると、電話が鳴る。  


着信は夏生からだった。


彼の声は焦っているようで、話の内容が要領を得ない。


「なに、どした?」

僕も必死に聞き返す。


『幹樹先輩が……、倒れて。今病院で……』

ようやく夏生の言葉を理解する。


「え?!」

『…とりあえずお前も病院に来てくれ。』


夏生の声は不安そうだった。


「分かった、すぐ行く。」

僕は必要な物をカバンに入れるとマンションを駆け出し病院に向かう。


途中、入院に必要になりそうな下着等をコンビニで買う。



 病院に到着すると、夏生が待合室で待っていた。

僕のことを見つかるとすぐに夏生は駆け寄ってくる。


「先輩は?」

僕は問う。


「さっき目を覚まして、意識はあるみたい。」

「……そっか。」

ひとまず安堵した僕は夏生と一緒に待合室の椅子に腰掛ける。


ぽつりぽつりと夏生は事情を説明してくれる。


僕とのことを確認すべく、今日は先輩と会ったこと。

会った時から先輩は調子が悪そうだったこと。

ご飯を食べようとお店に向かっていた時にいきなり倒れたこと。


「……急でびっくりしたよな。」

「うん。幹樹先輩、結構無理してたんだと思う。」


僕と夏生は、看護師さんに呼ばれる。


「小日向さんに先ほど話を伺ったところ、連絡を取れるご家族がいらっしゃらないとのことだったんですが……、他に身近な親戚の方の事などご存じですか?」


僕と夏生は顔を見合わせる。

家族と連絡が取れないことも初めて聞く僕たちは、戸惑いながら受け答えをする。


「いいえ、知らないです。」

「そうですか。……小日向さんの状態としては少なくとも数日の入院は必要です。よろしければ、お二方のどちらかに今後のお話し等が出来ればと思うのですが、よろしいでしょうか。」


僕たちは頷く。


医師から先輩の状況を聞き、入院手続きを済ませる。

どうやら先輩は過労だという。最近はほとんど眠れていなかったようだ。


……僕が告白した時も、相当身体が参ったいたのかもしれない。


僕は先輩の病室を訪れる。

幹樹先輩は、ぐっすりと眠っているようだった。

先ほど買ってきた下着と、寝巻きを箪笥の前に置いておく。


僕が来たと分かったら、迷惑かもしれないけれど。

置き手紙を残しておく。



「……早く、元気になってくださいね。」

小さく呟いて病室を出る。




今日もありがとうございました!!

いかがでしたでしょうか。

これからも。よろしくお願いします!

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