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太陽の人と、日陰の僕  作者: ことね
東京での、僕たちについて。
37/69

自分らしさとは。ー解。

EP37です!!

いつもありがとうございます。

今日もよろしくお願いします。

 お盆。

 僕は地元に戻りリフレッシュをすることにする。


 予め約束をしていた冬真と会う。今日は買い物とご飯を食べる予定だ。


外の空気はとても暑いのに、久しぶりの買い物はとても楽しくて気分爽快だ。


「先輩、次帽子見ましょーよ、帽子。」

冬真は本当に嬉しそうに笑って僕を呼ぶ。


「どんだけ買うんだよー。」

僕はつられて笑う。


「帽子お揃いにしましょうよー!!」


本当に冬真は可愛げがあって、愛されキャラだ。陰キャな僕に対しても、どんどんと距離を詰めて信頼させる。……やっぱりすごいな、陽キャは。彼のおかげで僕は笑顔にされっぱなしだ。


「分かった分かった。」


僕たちは、色違いのキャップを買う。


ーー日が暮れて、僕は冬真が予約してくれた個室居酒屋に入る。


歩き回って、お腹は結構減っている。


まずは、乾杯のビールを飲んで、お通しを食べる。

続いて、僕たちはそれぞれが食べたい物を頼む。


冬真は、最近のオーキャンスタッフのことを教えてくれる。もうすぐで、冬真も卒部だ。オーキャンスタッフのことを語る彼の表情は、少し寂しそうだった。


「春輝先輩は?お仕事どうですか?」

酒が入っていることもあり、僕は饒舌になる。


「実は今頭打っててさ。」

僕は最近の自分自身を振り返りながら話す。


「こないだ先輩にさ、お前らしさって何?って言われて答えられなかったんだよね。…僕らしさってなんだろうな。」


回らない頭で、ぼっと考えてみる。


「……俺。春輝先輩に憧れて大学生活頑張ろうって思えたって言ったじゃないですか。」

冬真は呟く。


「うん。」


「俺あの時の先輩の姿に勇気を貰えたんですよね。……なんだろ。背伸びもしないし卑屈にもならないありのままの春輝先輩って感じ。これが今の俺で、無敵って感じ。」


彼は上を向きながら話す。思い出しているようだ。


「あの姿って、春輝先輩の今までの努力とかまっすぐさがあるから輝くんだなって。」


冬真は僕を見る。

「それが、俺は春輝先輩らしさなんじゃないかなって思います。」


「ありがとう。」


冬真の優しさに僕は触れた。僕は有難いことに、人から沢山の愛を貰える。



 帰省最終日。お母さんが最寄り駅まで車を出してくれる。


車の中で、お母さんが僕に言う。


「で。悩み事は解決出来た?」

「え?」


お母さんは得意げに言う。

「春輝悩みがある時、お風呂の時間が長くなる。」

「……確かに。」

「仕事のこと?」

「うん。なかなか成果が出なくて。劣等感ばっかで悩んでた。」

「ふぅん。」

そう返事をすると何事もなかったかのように運転を続けるお母さん。



最寄り駅に近づいた時に、お母さんは口を開く。


「足りないものばかり見てても、答えは見えてこないんじゃない?」


「え?」


「春輝はさー。努力家だけど、いつも出来ていないところばかり。それじゃぁ、いくら頑張っててもしんどいだけでしょ。」


「これは私の考えなんだけど。」

お母さんはそっと続ける。


「人生で大切なのは、容姿でも成果でもない。人から愛される人であるかどうか。それは、言い換えれば、自分が人を愛せる人かどうか。


そういう人には、自然と人が寄ってくるし愛されるって思うんだよね。……そういう人は、結果、仕事の成績もついて来る。


自分と人のために頑張れる春輝は、私の自慢の息子だよ。」



お母さんの言葉で、僕は少し吹っ切れた気がした。


ありがとうございました!

いかがでしたか??


まだまだ暑いですね。。

バタないようにお気をつけください。

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