歩みを、進める。
EP24です。
いつもありがとうございます!
よろしくおねがいします。
先輩が卒業する時の、先輩を追って東京に行くと言う話。あの時先輩は冗談だと言ったから、僕も大してこのやりとりに期待はしていなかった。
だけど、確かにあの時のやりとりは、僕にとっては飛び上がるほどに嬉しくて、本当にそれが現実になればいいと願った。
先輩にとったら、こんなやりとりを本気にされたほうが迷惑だとは分かってる。
でも、僕にとっての原動力は幹樹先輩だ。
勝手にあの時のやり取りを約束だと決めつけて舞い上がって、僕は前に進もうと決めた。
久しぶりに実家に帰った僕は、お母さんの作ったご飯を味わう。自分でご飯を作るようになってから、お店の料理や、夏生が作るご飯を食べて、料理を研究するようになった。
お母さんの料理は昔から美味しい。
「うん、美味い。」
「でしょー。」
お母さんは嬉しそうだ。
「お汁の出汁もすごく美味しい。」
「それは、こないだ近所の人にもらった高級だしだからだよ。」
「へぇー。」
ご飯とおかずをおかわりして、満腹になる。
「ねぇ、お母さん。」
ご飯を食べ終えて、早速食器を洗おうとしているお母さんに声をかける。
「ん?」
「僕、東京で就職しようと思ってるんだけど。……良いかな?」
少し緊張しながら尋ねる。
「なんで?良いかなって思うの?」
「東京に行ったら地元から離れるし。」
「春輝が東京に行きたいんでしょ?」
「…うん。」
「だったら、それでいいじゃん。あなたの人生なんだから、春輝が決めなさい。応援してるから。」
「……うん。ありがとう。」
ーー週明け。
「春輝。なんか元気になったじゃん。」
夏生が言う。
「うん。僕、先輩に会いに東京で就職するって決めた。」
なんか、口にすると不思議な感覚だ。やる気が湧いてくる。
「おぉ、いいじゃん!じゃぁー、俺も一緒に東京で就職するかなー。」
夏生が笑う。
「頑張ろう。」
「まずは、就活の準備をしなきゃだな。…学生部に行って情報見てみようぜ。」
僕は頷いて、夏生と共に学生部へ足を運んだ。
ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
よければ、いいねやご感想をよろしくお願いします。




