先輩の卒業。
EP22です!
いつもありがとうございます。
今日も、よろしくお願いします!
雪が解けて、下を向くとたんぽぽが可憐に咲いている。ーー春。
部室では1年生メンバーの2人が戯れ合う。もう、見慣れた光景だ。微笑ましく見守っていると、夏生が言葉を発する。
「秋冬コンビはほんと可愛いなぁー。」
「あきふゆ?」
「近藤 秋穂、通称秋。立川 冬真、通称冬。だから秋冬コンビ。」
夏生は説明をしてくれる。
「あぁ、そういうこと。うん、可愛いね。」
僕がふっと笑って見せると、そばに居た橋本さんも楽しそうに笑う。
「……橋本さんも、どんどん慣れてきたね。」
僕の言葉に、彼女は嬉しそうに笑う。
「なぁ、春輝。ずっと気になってたんだけど、俺と幹樹先輩以外は苗字呼びだよな。なんで?」
彼は不思議そうだ。
「そだっけ?」
意識したことがなく、素直に答える。
「うん。なんで?」
「なんで……。理由はないけど。それが1番しっくりくるというか。」
……確かに、他のみんなはそれぞれに名前や愛称で呼ぶことが多い。
でも僕はそれに倣おうとしたことはなかった。
「ふーん。……じゃあ俺と幹樹先輩は特別ってことか!!」
夏生は嬉しそうに言う。
「そういうことにしとけよ。」
彼の嬉しそうな笑顔を見ながら、確かに僕は思う。
彼は2人は、間違いなく僕にとっての特別だー。
卒業式。
先輩たちは、卒業式後に部室に来る。
女性の先輩は袴を履いて色鮮やかな装いをしていて、幹樹先輩ら男性の先輩はスーツを格好良く着こなしている。
「卒業、おめでとうございます。」
僕たちはお祝いの言葉と花束を渡す。
先輩たちはお礼を言う。
「これからも、頑張ってね。」
先輩たちからエールが送られる。
「ありがとうございます。」
先輩たちが帰るまで、僕たちはそれぞれに過ごす。
「春輝。」
顔を上げると幹樹先輩がいた。
「先輩。」
「隣、いい?」
僕の隣を目で見る。
「はい。」
「イメチェン、最近頑張ってんじゃん。髪型、上手くなった。」
今日は卒業式だ。コテを使って癖をつけて仕上げた。
「嬉しいです!ありがとうございます!」
素直に喜ぶ僕がそんなに可笑しかったのか、先輩は笑う。
「やっぱ、お前はいいやつだな。」
「え?」
「素直で、表裏なくて、いつも真っ直ぐで、真面目で。……俺には、お前が眩しいよ。」
……何を言ってるのだろうか。眩しいのは先輩なのに。
「春輝。」
先輩は、僕を見る。
「ありがとう。お前に出会えて楽しかった。…お前も東京来るか!?」
先輩はいたずらに言う。
「え?」
「また、俺を追って東京に会いに来てくれるか?」
先輩の言葉に、僕は迷わず言う。
「行きます!!!」
勢いが良かったのか、先輩はたじろぐ。
「……ばっか、冗談に決まってるだろ…。」
「いや、絶対行きます!待っといてください!」
戸惑う先輩に言う。
「…はいはい、待ってるよ。」
先輩は呆れたように笑う。
「はい!」
ありがとうございました!
お盆も終わりますね。。明日からも頑張りましょう!
これからも、よろしくお願いします。




