風のように通り過ぎる秋学期。
いつもありがとうございます。
EP14ですー!
ごゆっくり!
9月に入り、再び履修登録に講義開始、課題とオーキャンスタッフの活動に追われていると、季節が巡っていた。
「さっっっむ!!」
夏生と共に、身体を縮こませる。
この間まで、暑い暑いと言い放ってたくせに、今は口を開けば寒い寒いのオンパレードだ。
「はやく部屋に入ろう。」
夏生はせっせと鞄から部屋の鍵を出す。
「お邪魔しまーす。」
小さく呟いて僕は靴を脱ぐ。
こたつに入り込んで、コンビニで買い込んだビールやチューハイ、つまみを嗜む。
そして、鍋の材料が冷蔵庫に入っているとのことで、今日は鍋パをする。
「そういや、春輝、料理出来るようになった??」
慣れた手つきで鍋の出しをとっている夏生が、野菜を切る僕に聞く。
「まだ難しい……。味付けとか、あんま分かんなくて。」
「そか。まぁ味付けって難しいよな。好みもあるし。」
「うん。…料理出来る夏生がすごいなって思う。」
「実家でも結構料理してたからな。慣れだよ。」
「そっか……。継続は力なりっことだな。」
「そうそう。大城先輩に色々と教えてもらってるんだろ??」
「うん。」
「じゃぁ、いつかは美味しいもの作れるよ。」
「ありがとう。」
夏生の作った出汁は、昆布と塩、醤油を使った和風の味だそう。野菜にも染み込んでとても美味しい。
ほくほくの野菜と温かい出汁を飲んで身体を温める。
「ほんと、うまい。」
僕は絶賛する。
「ありがと。」
鍋を片付けて、ホットココアを飲んでゆっくりテレビを観る。
「もうすぐで冬休みだな。春輝、長期休み前の課題とテスト終わった?」
「まだー。今度英語のスピーキングテストがあるのと、短編の創作を2本書かないといけない。」
「短編の創作……大変だよなー。」
「でも、これ結構次の成績に評価反映されるみたいだし。やらないとなんだよな。」
「つらいなぁー。」
2人でため息をつく。
明日は土曜日で大学は休みだ。だから、2人で課題を進めることにしている。
すっきりした気持ちで新年を迎えたいから、明日は課題に集中するか。
ーーー年末。
僕たちは無事に課題とテストを終えて、冬休みに入った。
1年生5人が集まり年越しをすることを部室で決めていると、幹樹先輩ら3年生が話に入ってくる。
「もしよかったら、少しだけご一緒してもいい?」
兒玉先輩が尋ねる。
「いいですね!!先輩たちと年越ししたい!!」
先輩たちが大好きな中島が嬉しそうに飛び跳ねる。
「絢香ちゃんー、嬉しいよー!!!」
大城先輩は彼女の頭を撫でる。
「はい!!」
中島は可愛らしく頷く。
大晦日。僕たちは夕方から集まって、適当に遊んで、蕎麦を買う。年越しそばの材料が揃っている夏生の家に行く。
年越しそばを噛み締めながら、テレビを見て新年のカウントダウンを行う。
「あけましておめでとうございます!!」
お互いに挨拶をしあい、外出の準備をする。
近所にあるお寺に向かう。
僕たちが近所のお寺に着いてすぐに先輩たちも到着する。
除夜の鐘を待ちながら、先輩たちがお寺で配っている甘酒を持ってきてくれる。
「あけまして、おめでとうございます。」
僕は隣にいる幹樹先輩に挨拶をする。
先輩も頭を下げて新年の挨拶をする。
「去年は、本当にお世話になりました。ありがとうございました。」
「こちらこそ、ありがとう。春輝にとって去年大学に来てから、どんな年だった??」
「幹樹先輩に出会えて、本当に良かったです。」
思ったことを、率直に伝える。
……なんだか、くすぐったい。
幹樹先輩も恥ずかしそうに鼻を触る。
「いや、お前の大学生活のこと聞いてるだけど。」
先輩は笑う。
「楽しかったです。幹樹先輩を追いかけてこの大学とオーキャンスタッフに入って。今までの僕が体験したことのないことが多くって。……この大学に来て本当に良かったって思います。」
先輩を見つめて伝える。
「そうか。そりゃぁ良かった。春輝は頑張ったんだな。」
幹樹先輩は、このオーキャンスタッフのメンバーは、いつも僕の頑張りを認めてくれる。
こんな人たちと出会えたことは、僕の財産だ。
「はい。頑張りました。」
照れ臭く笑う。
「おう。よくやった。今年も楽しもう。」
「はい!」
ありがとうございました♪
1年間って目まぐるしく過ぎますね……。
今後ともよろしくお願いします!




