夏だ!海!……はないけど楽しい夏合宿!②
EP12です!
いつもありがとうございます。
よろしくお願いします!
簡単なレクリエーションが終わり、お風呂に入り各々が自由に過ごしている。
僕はみんなが集まっている食堂の隣にある会議室のような所で、ゆっくりする。ここは、壁がガラスになっていて、食堂にいるみんなの姿や声を確認することが出来る。
移動中からお風呂までみんなと一緒は、やはり気を遣うためかすごく疲れる。眠る前ぐらいは、1人でゆっくりしたいと思ったのだ。
けれども、少しはみんなと同じ空間を感じていたいと思い、僕はこの場所を選んだ。
僕は椅子にもたれかかりながら、ぼっと食堂の様子を見る。
……楽しそうだな。少し、そんなことを感じてみる。
「おい。」
気がつくと、目の前に幹樹先輩が立っている。
「え?」
「お前、参加しなくていいの?」
先輩は食堂を指差す。
「はい。ちょっとゆっくりしたくて。」
「そ。あいつらのこと、なんか楽しそうに眺めてたから。」
「……楽しそうだな、とは思います。」
小さく笑ってみる。
先輩は、僕の向かい側の席に腰を下ろしてタオルで濡れた髪を乾かす。
「この場所、いいだろ。」
「はい。落ち着きます。」
「俺も、少し1人でいたい時とかにここで過ごすんだよな。」
「そうだったんですね。」
「おう。春輝も仲間だな。」
「はい。」
なんだか嬉しくて、はにかむと先輩も笑う。
先輩の透明感のある白い肌に、焦茶の柔らかい髪から水が滴る。濡れた前髪を掻き上げる先輩は、どこか色っぽくて。僕は先輩に惹きつけられる。
「……やっぱかっこいい。」
まるで好きな人を見つめる乙女のように、僕は先輩を見つめる。
「ん?」
先輩は顔を上げて僕を見る。
「あ、や、、先輩、今日はピアス付けてないんですね。」
「うん。無くすかもしれないと思って付けてない。」
「そうだったんですね。ピアスがなくても、男前。」
ぽつりと先輩を褒めると、先輩はにこやかに笑って僕の頭を撫でる。
「サンキュ。」
先輩に撫でられた頭が、ほのかに熱を持った。
今日もありがとうございました!!
これからも、よろしくお願いします!




