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夕焼けを拾いあげる少女

作者: 冬鳥

公園で少女は夕暮れを拾い集めていた。

オレンジ色のあらゆる欠片をそっと包み込むように抱き寄せたりしていた。

真っ赤に染まる空はなんだかとても悲しくなるから

だから私は拾い集めるのだよ。


と言われた。

今日が暮れようとしている


明日はまた来るのだろうか。


必ず来ると誰が言えようか。


今年の夏はあまりに暑かったからとか

世界中で争いが起きてるとか

きっとたくさんいろんなことを考えて


少女は夕暮れを拾い集めているのだと思った。



この夏の暑さでたくさんのなにかが変わったよね。この不安定な世の中はたくさんなにかを失ってるよね。


僕は少女と同じように夕焼けの欠片を集めてみたいといった。


ダメだよ大人だもん


と言われた。



だから僕は公園に落ちてるゴミを拾い集めることにした。


明日が必ず来ると誰が言えようか。






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― 新着の感想 ―
始めまして冬鳥さん 夕日を集めるっという表現にとても考えさせられました。  夕日は何か切ない気持ちになります。 でも美しい。 大切な物は切なくて儚い物なのかも知れません。 そして、大切な物は大人より…
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