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肆話 秋は夕暮れ・後
・・・。
・・・。
・・・。
・・・なんか違ったなぁ。
・・・いつもと雰囲気が違った。
・・・今日の橘君はなんというか、やる気が無かった気がする。
・・・いつもはすごい勢いで私の意見を潰しにかかってくるのに今日は、
「へー」とか「そうだね」とか「何で?」とか覇気がない発言ばかりしていた。
・・・なんだろう、興味がなかったのかな?
・・・いやあの人に興味のない事なんてないはず。
・・・どういうことなんだろう・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・ん?何あのトラック。
・・・あの大きさのトラックなら速度抑制装置がつけられていて時速90km以上は出せないはず。
・・・でもあのトラックはあの早さで真っすぐに・・・!
私は住宅街をのろのろと歩いていた足を活性化させ、自分で出せる限りのスピードで走った。
次の曲がり角まで約75メートル。
100メートル24秒の私では、後ろから猛スピードで迫り来るトラックから逃げるのは難しいだろう。
そんな事を考えている間もトラックは迫ってくる。
私もここで終わりか・・・。
だがなぜ急にこんなことに・・・。
これは規則的な日常に反している・・・。
非日常の出来事が起こる理由は非日常的な行動を誰かがとったから・・・。
なるほど、そういうことか・・・。




