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次の週の日曜日・・・




「これ、お弁当ね。」




「ありがとう!」




玄関で、一成にお弁当箱が入った袋を渡す。

それも凄い重い物を・・・。

前回の日曜日に一緒にプールに行ってから、一成から「食事の量を増やして欲しい」と言われた。

私は食事の量を増やし品数も増やした。




そして・・・

一成は日中、サポート支援センターにいないことも増えていた。




家に帰る時間は20時過ぎくらいだったけど、帰ったらいつも家とは違うシャンプーの匂いがしていた。




そして、「痛い」と言っても毎日のように求めてきた私のことを、この1週間抱くことはなかった・・・。




疲れているのかとも思ったけど、そんなことはなくて・・・

一成に腕枕をされていると・・・一成のそこはそうなっていて・・・。

なのに、何もされなくて・・・。




不安に、なっていた。




この前、私が何も答えられなかったからかもしれない。




何故だか凄い不安になってばかりいる。

そんな1週間を過ごしていて・・・。




下腹部が重くなり・・・




生理が、きた。







一成を見送った後、しばらくベッドに横になっていた。

気付いたら寝ていて、お昼頃にトイレに行ったら下着に血がついていた。




生理前で不安定になっていたのかと、少し安心も出来た。

生理用品をつけ、軽くお昼ご飯を食べ・・・

またベッドに横になっていた。




ピルを飲んでいると生理痛や不安定になるのも和らぐみたいだけど、今回は少し重めに出たのかもしれない。




この約1ヶ月間、一成とのことで色々とあったからかもしれない。

そう思いながら、また重くなる目蓋を閉じた・・・。

















「瑠美・・・」




しばらくして、一成から声を掛けられた。

ゆっくりと目を開けると、一成が心配そうな顔で見下ろしている。




「電気もついてないから、ビックリした。」




言われて時計を見てみると、19時だった。

お昼過ぎからずっと寝ていたらしい。




「ごめんね、生理始まって・・・。

ご飯、作るね。」




「いいよ、寝てな?俺簡単に作るから。」




「一成・・・料理出来るの?」




「実家でたまに作ってた。

瑠美が残してくれてたレシピで。

アレルギーのための料理だけど、味見しながら作るから。」




そんなことを言っていたけど・・・




「美味しい・・・!!」




「本当だ、結構良い感じに出来た!!」




30分くらいで一成が作ってくれ、食べてみたら・・・美味しかった。

それには、嬉しいような少し悲しいような。




一成は、いつもすぐに追い付いてしまう。

そしてすぐに追い越して、遠くまで行ってしまう・・・。




遠くまで、行ってしまう・・・。




私には追い付けない所まで・・・。





「瑠美・・・?」





涙が流れてしまい、一成が心配そうに私を見ている。





「ごめんね、生理始まって・・・少し不安定になってるみたい。」




「そうなんだ・・・。」





一成は少し安心した顔をしながら、私のことをジッと見詰めている。

それに不思議に思っていると、一成が口を開いた。





「次の土曜日、新居探しに行こうか。」




「新居・・・?」




「そろそろ、探しに行こう。

不動産会社の人に瑠美言ってたから。」




「でも、それは・・・」




それは、12月3日・・・

私の誕生日に、どうなっているか分からないから・・・。

それ以降になると思っていた。




そう思っていたけど・・・




一成を見ると、優しく笑っていて・・・。




不安定になっているからか、今は少しでも見たいと思ってしまった・・・。

一成との人生を・・・。

一成と一緒に進める人生を・・・。

そんな夢のように幸せな人生を、今は少しでも見たいと思った・・・。




そんなことを言っていたけど・・・




「美味しい・・・!!」




「本当だ、結構良い感じに出来た!!」




30分くらいで一成が作ってくれ、食べてみたら・・・美味しかった。

それには、嬉しいような少し悲しいような。




一成は、いつもすぐに追い付いてしまう。

そしてすぐに追い越して、遠くまで行ってしまう・・・。




遠くまで、行ってしまう・・・。




私には追い付けない所まで・・・。





「瑠美・・・?」





涙が流れてしまい、一成が心配そうに私を見ている。





「ごめんね、生理始まって・・・少し不安定になってるみたい。」




「そうなんだ・・・。」





一成は少し安心した顔をしながら、私のことをジッと見詰めている。

それに不思議に思っていると、一成が口を開いた。





「次の土曜日、新居探しに行こうか。」




「新居・・・?」




「そろそろ、探しに行こう。

不動産会社の人に瑠美言ってたから。」




「でも、それは・・・」




それは、12月3日・・・

私の誕生日に、どうなっているか分からないから・・・。

それ以降になると思っていた。




そう思っていたけど・・・




一成を見ると、優しく笑っていて・・・。




不安定になっているからか、今は少しでも見たいと思ってしまった・・・。

一成との人生を・・・。

一成と一緒に進める人生を・・・。

そんな夢のように幸せな人生を、今は少しでも見たいと思った・・・。

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