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そして・・・
「待って・・・っ少なくとも30分は様子見よう!!」
「その後に死んだら、出来ないから・・・っ」
「そうだけど・・・っ」
私がカツカレー食べ終わり、牛乳も飲み終わると・・・
一成にすぐ担ぎ上げられ・・・ベッドの上に・・・。
水着姿の私の上に股がりながら、一成がワイシャツなどを一気に脱ぎ捨て裸になった。
そして、土曜と日曜日は消していた電気を消さず・・・始めたので・・・
「一成、電気消して・・・っ」
「消さない・・・。
その眼鏡で、見てて・・・。
俺の身体、見てて・・・。」
その意味が分かり、頷いた。
だから、見ていた・・・。
水着姿のまま、何度もされて・・・今日は私も何回も追い付かれて、身体中が震えたけど・・・
それでも、見ていた・・・。
一成の身体を・・・
一成の身体を・・・
一成の、水泳選手だった、その身体を・・・。
*
お互いの汗や色々なので濡れた水着を、一成にお願いし寝たまま脱がせてもらった。
「もう、止めてね・・・。
まだ2日しか経ってないからか、また痛い・・・。」
「分かった・・・。」
一成はまだ余裕があり、二十歳の一成と26歳になる私の年齢差をこの時も感じる。
ズレていた眼鏡を直し、一成の身体を念の為もう1度見る。
「よかった・・・出てないよ?」
無理矢理起き上がり、綺麗に筋肉がついている一成の身体に触れながら、隅々まで確認していく。
「市販のカレーの素だし、人参も・・・あとは、牛乳も。
大丈夫そうだね?」
時計を見たら、食べてから3時間は経っていて・・・むしろ3時間もしていたことの方にも驚いた。
「死ぬ気で追い付くようにするけど・・・もし、死にそうになったら・・・その時は、瑠美にいてほしい。」
「うん・・・。」
一成の綺麗な身体、そこには毛が生えていない。
下半身のソコにはあるんだけど、他は毛がない。
私みたいに脱毛しているわけではなく、一成は手も足も脇も・・・昔から生えていなかった。
そんなツルツルの肌に、どこにも異常がないことを、確認した。
一成は、アレルギーの症状が出る。
高校2年生の夏、全国ジュニアオリンピック開催日・・・
そのウォーミングアップ中に、救急車で運ばれた。
小学校1年生から水泳を始め、3年生になる頃には選手コースにいた一成。
そんな一成に、アレルギーの症状が突然出た。
突然、出た・・・。
突然、出た・・・。
塩素アレルギーだった。
プールにも入っている、塩素が原因の・・・
塩素アレルギーに、なった・・・。
私が社会人1年目だった。
その年の4月、一成は高校2年生になったったばかりの日本選手権の大会で、400メートルのフリー(自由形)で3位の表彰台に立った。
400メートルだけでなく、短い距離の方でも自己ベストを更新した。
そんな一成が、8月に挑んだ全国ジュニアオリンピックのウォーミングアップ中、救急車で運ばれた。
日曜日だったけど、その日・・・
私は初めて応援に行けていなかった。
実家の部屋の中、結果を気に掛けるくらいしか出来なくて・・・
そんな時、スマホの電話が鳴った。
一成だと思ったら、応援に行っていた一成のお母さんからで。
“病院に迎えに来てほしい”と・・・。
“一成が呼んでいるから”と・・・。
急いで言われた病院に到着し、一成の姿を見て・・・泣いた。
そんな私を、一成は笑っていたけど・・・。
私は涙が止まらなかった。
だって、一成かどうかも分からないくらいだったから・・・。
上半身が裸で・・・
何度も見ていた肌とは、全然違って。
身体中、普通の部分がないくらい・・・大中小様々な大きさの湿疹で埋め尽くされていた。
大きい物だと、私が両手で丸を作ったくらい大きい。
それくらいの湿疹というか、なんというか・・・
赤い膨らみが身体中を埋め尽くしていて。
そして・・・
それは、顔中にも・・・。
誰だか、よく分からなかった・・・。
聞いた話では、口の中や喉にまで広がっていて・・・
あと少し、遅かったら・・・
死んでいたかもしれない・・・そんな、そこまで危険な状態だった。
※※
20年程前ですが、わたしのきょうだいの症状です。
当時の症状と診断は物語の中と全く同じですが、現在ではどうなるか不明です。
ご了承下さい。




