「ロング・ラブレター〜漂流教室〜」の未来人の言語
*第四話序盤*
【高台から校舎を眺める未来人の言葉。電子式双眼鏡で主人公たちの様子を窺う。】
「他們是隙だらけの人類だ。人間か?」
(隙だらけの人類だ。あれでも人間か?)
*第四話終盤*
【高台から校舎を眺める未来人の言葉。この後、校舎に忍び込む。】
「去了」
(行くぞ)
*第五話中盤*
【校舎に忍び込んだ未来人同士の会話。ほとんど聞き取れなかった。】
「三、三箇ジャ」
「シンシャ!」
「ヤケン他們太多了」
(相手が多すぎる)
「タイヤプーメンタ」
「モロイナ」
「サエ、無防備ナグンタユ!」
「そこまで」
(そこまで)
「走了⌒去り行く」
(行くぞ)
*第五話終盤*
【我猛さんと未来人との会話。第六話の冒頭で我猛さんが会話を再現し、解説した。】
「等々⌒等一等!」
(待て!)
「我們是從2002年⌒이천이년來的과거的日本人」
(我々は2002年の過去から来た日本人だ)
「我們沒有敵意」
(敵意は無い)
「과거から⌒過去から?!」
(過去から?!)
「是你們該的ソーこうなった!」
(お前たちのせいだ!)
*第七話終盤*
【未来人が主人公たちに話した言葉。同じ意味の言葉を、中国語・日本語・韓国語で言い換えながら話している。「仲間」という言葉が通じなかったり、涙のことを「水」と呼んでいたりする。「仲間」や「涙」に当る言葉がないことが窺える。】
「일본未來人」
(日本の未来人だ)
「お前達、要說的、과거の⌒過去の人間か?」
(お前たちは過去の人間か?)
「何をしに来た⌒什麽?」
(何をしに来た?)
「仲間? 意思⌒意味が解らない」
(仲間? 意味が解らない)
「お前達の世界⌒世界は、是什麼樣⌒どうなったか」
(お前達の世界はどうなったか)
「과거⌒過去とは、良い夢と悪い夢の混ざったような世界⌒世界だったと、遠く선조から聞いている」
(過去とは、良い夢と悪い夢の混ざったような世界だったと、遠く先祖から聞いている)
「巨大な大厦」
(巨大なビル)
「沢山の食物」
(沢山の食べ物)
「しかし、やがて人類は自分だけの⌒自私自利殺し合い、壊し、最後全て終らせた」
(しかし、やがて人類は自分勝手に殺し合い、壊し、しまいには全て終らせた)
「そのように、そう聞いている」
(そのように、そう聞いている)
「生きていたのだろ? 과거⌒過去、生きていたのだろ?」
(生きていたのだろ? 過去に生きていたのだろ?)
「砂の上に突然現れた時、最初、我感到你們的時候驚いた」
(砂の上に突然現れた時、最初、お前たちを見て驚いた)
「見たこともない⌒從來沒看過、なんて無防備な人間達だと」
(見たこともない、なんて無防備な人間達だと)
「とてもこの世界⌒世界では生きていけないと」
(とてもこの世界では生きていけないと)
【涙を見た時の一言】
「水⌒水」
(水だ)
「解らない。お前達のしていることは、無駄だ。無駄ばかりだ」
(解らない。お前達のしていることは、無駄だ。無駄ばかりだ)
「沒有意思⌒無駄。それが」
(無駄。それが)
「生きろ。生きろ。無駄な人間達よ。我們所⌒我々には無い。無駄、眞心、痛み、微笑み、水、仲間。生きてくれ」
(生きろ。生きろ。無駄な人間達よ。我々には無い。無駄、真心、痛み、微笑み、水、仲間。生きてくれ)
「君たちは未來⌒未来に蒔かれた種子」
(君たちは未来に蒔かれた種だ)