27/31
狂気聖域ステーション
日本の玄関口――■■■。
その象徴である赤レンガは、いまや聖支配光によって“侵蝕”され、 た。
神聖国の祈りを増幅する巨大回廊へと変えられたのだ。
入口に立った瞬間、空気が変わる。
天井は高く、静寂は深く……まるで神殿。
しかしそこに宿るのは救いではなく、支配と祝福の皮をかぶった殺意にも似たナニカ
――まるで家畜を屠殺するような
ここは“祈りを収奪するための駅”。
神聖国が東京を支配するための一つの要衝。
本来は人々が行き交う大通路――
しかし今は、捕らえられた者たちの“祈念”をバベルに届けているのだ。
「我が神に祈り捧げよ日本人。
リュシオンへの……我らが神へ捧げる祈りこそ、お前達が唯一価値を持てる瞬間としれ」
声が響く。
奥に潜む狂気の聖域がその力を増した。




