〜待ち人の森〜
昔むかし、そのまた昔
ある村に不思議な力を使うものがおりました
その者は不思議な力を使い
人々を助けました
人々は敬意を込め
その者を"魔術師"と呼びました
魔術師のいた村は
栄、大きな街になりました
その頃、魔術師には恋人が出来ました
その街は平和で世界一幸せな街になりました
けれど、ある時
魔術師を恐れたものが
「魔術師は悪魔だ!悪魔が取り付いているに違いない!」
と、言い始めました
人々は不安になりました
ある人が「魔術師を殺そう!自分達の身を守ろう!」
と言いました
人々は魔術師に悪意を向けました
そして人々は魔術師の留守の時に
恋人を火炙りにかけ殺してしまいました
魔術師は怒りました
「私は人々の為に尽くしたのに…人々の結論はこれか!!!」
魔術師は人々に言い放つと同時に
街を火で焼き
人々に呪いをかけ殺してしまいました
魔術師は悲しみました
信用していた人々に裏切られ、恋人まで殺されたのですから
魔術師は思い付きました
「恋人を蘇らせようではないか…!」
そう言い、恋人の蘇りの器になる子を探しました
魔術師は遠くの村に器になり得る少女を見つけました
少女は病を患っていました
魔術師は少女に呪いをかけました
その呪いは『紅い実』を食べ続けることによって
成就される呪いでした
魔術師は少女の父親に『病の治る方法』を伝えました
魔術師は少女が居る村を去りました
魔術師は少女の村から遠く離れた
かがみの森に住むようになりました
そして魔術師は森に訪れる者を襲うようになりました
森近くの村人に恐怖を与えました
ついに村人達は魔術師を襲いました
魔術師は襲われ立ち向かいましたが
記憶を失ってしまいました
むかし昔
人々に幸福を与えた魔術師は
信じた人々に裏切られ
深い深い闇へ堕ちてゆきました
哀れな魔術師は
ひとりぼっちの森で
誰かも分からぬ待ち人を待ち続けました
色々と用事がありこのような遅れる形になってしまい申し訳ございませんでした。
今回の話は、少女の病が治る方法を伝えた魔術師にかんするお話です。
凄く長くタラタラした文になってしまいました。
こんな話でも読んでいただけるなら幸いです