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『サーカス』  作者: 甘川
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〜紅い実〜

『サーカス』の序章編みたいな感じになります。

【紅い果実】



むかし昔


ある所に木こりの夫婦が居りました


その夫婦に子が生まれました


光が見えない女の子でした


夫婦は喜びました。


娘が生まれてまもなく、娘の母親は病にかかり亡くなってしまいました


夫はとても悲しみました


父親は独りで娘を育てました


数年たち娘が少女になりました


その少女にも友達が出来ました


ある日、突然少女の母親と同じ病にかかり倒れてしまいました


少女の友達も沢山お見舞いに来てくれました


少女は苦しそうでしたが


けれどとても喜びました


彼女の為に父親は、病を治す方法を必死に探しました


そんなある時、旅の魔術師にいい方法があると聞きました


「少女の歳と同じ若く元気な木から採れた真っ赤に熟れた果実を、毎日1つずつ食べさせればいい」


魔術師の言う通り


少女に、真っ赤に熟れた果実を食べさせました


「さぁ、お食べ?」


少女は来る日も来る日も食べ続けました


少女の病は一向に治りません


少女の友達は突然来なくなりました


少女は悲しそうでした


お父さんが頑張ってくれているのだからと、いい我慢しました


父親は言いました


「もっと、もっと沢山必要だ……」


そして、何かに憑かれたように


父親が言いました


『ソウだ、サーカスをツクり子供たチを集メレばイインダ』と…




むかし昔ある所に


子供達の真っ赤な熟れた果実を


全て食べた少女がいた


悲しい哀しい


村があったそうな

複雑で分かりにくいのですが、〈紅い実〉は〈心臓〉をあらわしています。若く元気な木は村の子供達の事です。少し残酷な表現があるので無理な方はそのままスルーでお願いします。おかしな部分もありますが、ご指定頂ければ修正いたしますので御容赦ください。

ここまで読んでいただけきありがとうございます!!

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