第1章12『喧嘩するほど仲がいい』
お姉さんの問題発言に、俺たちは顔を見合わせ、一回頷くと、後ろを向きひそひそとしゃべりだす。 「おい、やっぱりあれは、絵面的にヤバかッたって」「んなこと知ってんだよ。俺は、一刻も早く、あの状況から抜け出すためにお前を説得してたんだよ」おい、いまコイツ説得って、いったか。「大体さーお前が、勝負を挑んだのが悪いんじゃないのか?」「おいおい、それはないだろ。さすがのお前でも」「おい!お前の中の俺は、どうなってんだ」「ただの人格破綻者だよっ!」「んだとごらぁ」と、いつものように喧嘩が始まる。だが、いつもには、ない者がある。 「もうあなた達!どうしてあなた達は、そんなにしょうもないことで、喧嘩するのですか」おっ、これはこれで新鮮だな。だが、今の姉さんの、発言は認められないな。そう思うのは俺だけじゃないらしい。 「「しょうもない?」」「ひっすいませんすいません。とても大事な事です!」「「よし」」「全くあなたたちは、二人は、相性抜群ですね」「「は?」」




