第1章10『女性の悲鳴』
俺と、おっさんは女性の悲鳴が、聞こえた方に全力疾走していた。そうすると、割と早く女性は、見つかった。あれっ俺、こんな足早かったっけ?ちょっと横のおっさんに、聞いてみよ。 「なあ、おっさんハア俺って実は、ハア足速かったりする?ハア」この質問におっさんは即答する。「お前に限ってハアそれはねえだろ。ハアたった数メートルで、ハア息上がってんだろ、お前」 あれーなんだろう。なぜだか無償にイラッと来るな。だが俺は、耐え抜く男。我慢我慢。 「ハア言い返す言葉もねーか。ハア貧弱ステータス君ハア」 俺が、耐え抜く男っぷりを、存分に発揮してんのに!何だこいつは。ああもう我慢の限界だ。言ってやる! 「お前だって息上がってんじゃねえか。このおっさん天使様が!」「てめえ黙って聞いてりゃ流石に無礼だろ。それは」「んだと最初にちゃんとした名前を言わなかった、お前が悪い」といつものようにおっさんと俺は口喧嘩しているとお姉さんが恐る恐るといった感じで聞いてきた。 「あのーもういいですかね」と俺たちに顔を向けた時俺たちは、あることにきずいた。この人は、俺たちのよく知っている人だ。




