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異世界に魔王はいない  作者: 滝沢良也
『些細な願い』
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第1章9『慰め=ダメージ』

 勝負は、明白だった。2-1で俺の負け。                                                そうだ、俺は、自分でも気付いていた。そう、俺の運は、ジャンケンで、3回中1回は、必ず勝てるという程度の運なのだ。俺にもはっバカめ運が高い俺に勝てるわけがない、なんて言ってた時代があったな。                                                俺が、泣きながら、そんなことを考えていると、俺がこうなった元凶が、口を開いた。                                               「ふん、だから言っただろ。俺には神様のご加護が、ついてんだから負けるわけねーだろ」おっさんの、言葉に俺は無言のため、遂におっさんが、慰めモードに、移行してしまった。                                               「すまん俺が悪かった。俺には神のご加護がついてんのに容赦しなかった俺が悪い」そんなおっさんの慰めも、今の俺には、ダメージになる。というか絵面的にどうよ、コレ。そうやって慰め=ダメージになってしまった俺は、今も、永続的にダメージを受け続けています。                                               もう、おっさんの慰めしか耳にはいらないのだと、死を覚悟したその時、コツコツという音が聞こえた、と思った瞬間女性の叫び声が聞こえた。「きゃああああ」

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