魔法の庭 42 後編
お待たせしております。
――ポルカ――
僕の周りはとても静かだった。
さっきまではあれほど沢山の人が動き回って騒がしかったのに。
「これは……まさか周囲の時間を止めているの? 空間に影響を及ぼすほどの魔導書……まさかエルダークラス、それも禁書指定……」
ルーシアお姉ちゃんが後ろで何か言っているけど、僕は意識してその言葉を頭から追い出した。
「静かに。ポルカの集中を妨げてはならない。彼の作業は非常に精神集中を必要とするのだ」
僕は花壇に広がる沢山の吟零草の花を見つめた。一つ一つを確認するんだけど……
本当にユウキさんの言ってた通りだ。品質が全部バラバラだなぁ。
ここには沢山の花が咲いているけど、ここの職員さんさんはいろいろ試しながら植物を育てているみたい。
吟零草もちゃんと間隔を開けたり、ぎゅうぎゅう詰めに植えられていたりしているから、ちゃんと見ないとひどい品質のものをとっちゃうよ。
あの人からの注意をしっかり聞いておいてよかった。
ええと、これは駄目。こっちはまあまあかな。あ、これはいいやつだ。とりあえずの候補かな。必要な数は2つだから、あと1つは捜さないと。
最初はどうなるかと思ったけど、吟零草を見たらわかった。
見ただけでその素材の品質や状況が詳しく頭に流れ込んでくるからだ。
これはスキルに”引っ張られている”という感覚らしくて、セラ先生はあまりいい顔をしないんだよね。
僕もそう思う。他の人にどこが駄目で、何が良いのかちゃんと説明できないのは、よくないと思うし。
「くっ」
僕の後ろでユウナさんの苦しげな声が聞こえた。隣りにいるマールお姉ちゃんも魔法の維持で大変そうだけど。
僕は気にしちゃいけない。
エリクシールを作り出すまでは、僕はどんな小さな事も気にしてはいけないのだ。
ユウキさんが僕の練習のために国中から薬草を集めていたし、必要な素材を集めるために凄いお金をいっぱい使っていたとお姉ちゃん達が話していたのを聞いて怖くなったことがあった。
金貨だってユウキさんから初めて見せてもらったくらいなのに、今回の件であの人は1万枚近く使ったんじゃないの? と聞こえたんだもん。もし失敗したらどうしようと思うと僕の手は怖くて動かなくなってしまった。
それを見かねたユウキさんがかけた言葉が僕を突き動かしている。
「ポルカ、お前にとっていちばん大事なことはなんだ? リエッタ師の命だろ? 俺がいくら金貨を積んだってお前が創る薬以外じゃ病気は治らないんだ。目的から目をそらしては駄目だ。今のお前にはエリクシールを作ること以外は全部些事だ。一切気にするな」
その一言で目がさめた。僕たちがどれだけ苦労してもお母さんが元気にならなかったら、全部無意味なんだ。
だったら僕がやるべき事はただひとつ。つかえるものはすべて使って絶対にお母さんの病気を治すんだ。
そう思えてからは、一層薬作りに集中できるようになった。
今だってお姉ちゃんたちが魔法をつづける為に大変なのはわかってる。
でもその大変さも僕が適当に吟零草を選んで薬が失敗したらなんの意味もないんだ。
だから僕は時間をかけて念入りに最良の素材をさがす。本当は心配だし、花壇を監視するお兄さんも怖いけど、お母さんが死んじゃうほうがもっともっと怖いからへっちゃらだ。
2本の吟零草を選んだ後は、匙を持って慎重に掘り始める。根っこを傷つけちゃうと台無しだって先生から聞いたからゆっくりやらないといけない。自分でも不思議なくらい落ち着いているのは、これもきっとスキルの影響なのかな。ここにくるまでは心臓がバクバクいってたのに。
「ユウナ、交代だ。倒れるまでやるつもりか?」
「まだ、まだやれます。これは私が与えられた任務ですから……」
「何の為に私がつけられたと思っている。もし倒れたらありのままを我が君に報告するが?」
「くっ、すみません。交代願います」
「まったく。君も頑固だな。先はまだ長い。無理をせず、魔力が回復したら私と交代だ。我等の苦悶はポルカのパフォーマンスに影響するからな」
うう、やっぱりレイアさんには分かっちゃったかぁ。マールお姉ちゃんもレイアさんから何かを飲ませてもらっている。きっと特製のマナポーションだと思う。くたくたになった時にあれを飲むと元気が出るんだよね、僕もさいきん飲んでるからきっとそうだろう。
ずいぶん時間が掛かっちゃったけど、でも何とかして2つの吟零草とその花を手に入れた。周囲の土ごと掘り返す感じになったから、品質が悪くなったりしないはず。
「お、お待たせしました」
「ほう、この処理、実に見事だ。とても初めての仕事とは思えぬ」
レイアさんはそう言いながら手にした吟零草を何処かへ消してしまった。ユウキさんたちは不思議な方法でいろんな品物をしまえるんだ。こんな寒い日でもあったかい飲み物をいつでも出せるからすごいと思う。今のもきっと吟零草を悪くしないための方法なんだろう。
「さて、皆。長居は無用だ。お暇するとしよう。我が君はすでに王城前の騒動を終結させている。直に騎士達も戻ってくるぞ」
「大丈夫でしょ、この魔導書、周辺の時間を完全に止めてるもの。それを証拠にあそこの木の葉が全く動いていない。こんな凄い効果の魔導書が実在するなんて……世界中の支部が大混乱よ」
「我々の調べた感じでは時を止めるというより、この空間だけ時間を早めているようだ。1微(秒)を1刻(時間)にするように」
実際はもっと早いのだろうが、とレイアさんはときどき見せる研究者の顔になった。
「姉さん達、今はそんな話は後! 急いで戻って薬を作りましょう!」
マールお姉ちゃんの声で僕も顔を上げた。ほっと一息つきたくなるけど、本番はここからだから気を引き締めないと。目的はお母さんを助ける事であってエリクシールを作るのはその手段なんだから。それにまだ材料をそろえただけ、薬を作ってもいないんだし。
「マールの言うとおりです。魔導書を起動中は移動が不可能になるので、解除する必要があります。マール、また貴方の魔法が重要です。準備はいいですね」
「魔法は掛けたままですから、問題ありません」
こうして僕たちは植物園を離れて調合室に戻ったのだけど、正直に言うと……僕はあんまりそこの辺りの記憶がないんだ。
エリクシールの作り方は何度も頭の中で練習していたけど、これもやっぱりスキルに引っ張られていたのかも。作っている最中も全く覚えていないんだ。
確かに僕が作ったのはみんなが見ていたので間違いないらしいけれど、その時の僕は意識を失っていたんだ。
これじゃだめだよね。自分が作りましたって胸を張って言えない薬なんて不安で誰も使おうとしないよ。うん、決めた。セラ先生のところに行って正式に弟子入りさせてもらおうっと。
クランのみんなの役に立ちたいけど、半人前じゃ信用されないや。
そして意識を失っていた僕に、声が聞こえてきた。
「ポルカ、ポルカ……」
とっても安心する声だ。こわい夢を見て泣いちゃった夜に、この声を聞くと心が落ち着くんだ。
僕の、僕たちのお母さんの声。夢にまで見た、リエッタお母さんの声だ!
「お母さん!!」
目を見開くと、そこには僕のお母さんの顔があった。そのきれいな顔は涙に溢れていたけど、これまで見えていた嫌な感じは全くしない!
「ポルカ。だめなお母さんでごめんね。あなたに、家族の皆にいっぱい心配かけちゃった」
「お母さん!! 元気になったんだよね! これは夢じゃないよね!」
僕は夢中でお母さんに抱きついた。ちょっと若草の匂いがする、いつものお母さんだ。よかった、夢じゃない。エリクシールでお母さんは助かったんだ。
「ポルカ! ありがとう! お母様を助けてくれて、ありがとう」「母さん! 良かった、本当に良かった。ポルカ、全部貴方のおかげよ」
僕の隣ではお姉ちゃん達も大泣きしていた。これまでは悲しい涙だったけど、今日は違う。お母さんを救えた嬉しい涙だ。良かった、お母さんがいなくならないで本当に良かった……
「ポルカ、見事じゃ。よくぞエリクシールを作り出してみせた」
セラ先生が僕の頭を撫でてくれた。これまで怒られる事ばかりだったから、先生からの優しい言葉に胸がいっぱいになる。
「せ、先生のおかげです。先生がいなかったら、絶対に無理でした」
「ふん、この結果はワシでも無理じゃった。覚えておくがいい、今回はおぬしの絶対にリエッタを救うという覚悟がもたらした奇跡じゃ。製薬に携わる者はその気概が何より大切じゃ。気概なくば奇跡は起こせんのだからな」
僕をぎゅっと抱きしめてくれていたお母さんは、セラ先生のほうに向いた。
「セラちゃんも来てくれてありがとう。ポルカを助けてくれたのでしょう? 持つべきものは親友ね」
「ワシはお主を看取りに来る気だったがの。このポルカの覚悟に動かされたわ。このルーシアとマールといい、お主の子供たちは大した者達じゃな」
二人のお姉ちゃんは僕とお母さんを抱きしめながらずっと泣いている。僕も気持ちは同じだけれど、他の皆には知らせたのかな? ラルフ兄ちゃんたちだってお母さんを心から心配してあんな無茶をしたんだし。
「ええもちろん。みんな私の自慢の子供達よ」
その時、部屋の扉が乱暴に開け放たれ、ラルフ兄ちゃんが息を切らせて駆け込んできた。
「お、お袋はどうな……あ、ああっ、か、母ちゃん、母ちゃんっ!」
「あらあら、ラルちゃんたら、そんなに慌てたら危ないじゃない。でも、心配かけてごめんなさいね。リッちゃんとキーン君も」
「母さん! 薬は効いたんだな!」「良かった、良かったよ、母さん!」
そのすぐ後に駆け込んできたリッド兄ちゃんとキーン兄ちゃんも母さんの無事な姿を見て腰から崩れ落ちた。
「母ちゃん! どうして具合が悪いならそう言ってくれないんだ! お、俺達がどれほど心配したと……」
ラルフ兄ちゃんがお母さんを僕たちごとその大きな手で抱きしめた。苦しかったけど、兄ちゃんの強い気持ちが伝わってきた。
「ごめんなさいね。でも、私はみんなのお母さんだもの。子供達の前では……」
「俺達はもう子供じゃねえ! これからは俺達が母ちゃ……お袋を守る番だ。だから、調子悪いならちゃんと言ってくれよ。遺書だけ残されるこっちの身になってくれ」
兄ちゃんの体は震えている。これまでえらい幹部としてみんなの前で気丈にしていたけど、やっぱり兄ちゃんも苦しかったんだ。
「そうじゃそうじゃ。皆、もっと言ってやれ。こやつは昔から他人の面倒は見るくせに自分の事は全部後回しじゃ。そのくせ何も言わないから面倒な事になっているわかるのは最後の最後と来た。ワシは何度言ってもなおりゃせんかったその悪癖を放置したが、身内のお主らなら身に染みるじゃろ」
セラ先生の言葉にお母さんはなんとも言えない顔をしてる。すごい、お母さんのそんな顔は初めて見た。流石先生だ。
「みんなぁ!! この勝負、俺たちの勝ちだ!! お袋の病気は治ったぞ!!」
いきなりリッド兄ちゃんがホテルの窓を開け放って吠えた。どうしたのだろうと不思議に思っていると、不意におなかの底から響き渡るような大歓声が沸き起こった。
「母さん、皆に顔を見せてやってくれよ。皆心配してこのホテルの周囲に集まっているんだ」
「ホテル? あらあら、そういえばここはクランの部屋ではないのね」
「ダクストン・ホテルの最上級スイートよ。いつか行ってみたいと話してたけど、まさかこんな形で実現するとは思わなかったわ」
全然楽しめてないし、と呟くルーシアお姉ちゃんの言葉にお母さんは驚いていた。
「まあ! 一泊で金貨が10枚飛んでゆくというあの噂の? どうしてそんなことに……でもまずは皆の顔が見たいわ」
僕たちを離したお母さんが窓に向かうと、その歓声の音量はすごいことになった。クラン本部のある方角からは大きな花火が何発も何発も上がっている。完全にお祭り、でもこれはお母さんが元気になったお祝いのお祭りだ。
ホテル前の歓声の中にはお母さんを讃える声が溢れている。
僕たちのお母さんはこんなにもみんなに慕われている、とても誇らしい気持ちになった。
でも今はそれより気になる事がある。お母さんを救えた事を一番先に報告しなきゃ行けない人がいるんだ。
「ねえラルフ兄ちゃん、ユウキさんは? ユウキさんのおかげでお母さんを助けられたってお礼を言わないと」
僕の言葉でラルフ兄ちゃんはようやく思い出したみたいだ。僕もさっきまでお母さんの事で頭いっぱいだったけど。
「そうだった! 姉貴、ユウキや一緒に行った野郎どもが自分から捕まっちまったんだ!」
「なんですって!? 計画じゃ煙幕を張って全員逃げ出す予定じゃなかったの?」
「それがあいつら、俺達には黙って計画を変更しやがったんだ。姉貴には反対されるから黙ってたが、俺は全員でブタ箱行こうって話のはずが、いきなり幹部が捕まったってヤバいからって無理矢理逃がされた……」
ユウキさんが捕まった!? そんな、そんなことって。どうしてユウキさんが捕まらなきゃいけないの?
「皆、そうお気になさらずとも結構だ。我が君はこの計画の結末を始めからそう決めていたのだから」
「ワシも話を聞いた時は馬鹿な事をすると思ったが、奴の話にも理はある。搦め手とはいえ国相手にここまで好き勝手したのだ。ケジメは要るじゃろう。お主らクランの者にその責を及ぼしたくないのなら、自らが行くしかあるまい」
「だからってあいつがそこまでやる義理がどこにあるってんだよ!」
「我が君は計画を言い出した者の責任と仰っていた。確かにこの件は我が君が計画し、準備し、主導し、実行したのだ。やるだけやって責任を取らないと言うのはあの方の主義に反する」
「なんてことを。クランは彼に母さんの命の他にもとてつもなく大きな借りを作ったわ」
「そう気にする事もあるまい。あやつにとってこれは自己満足に過ぎんからの。それにじゃ……」
セラ先生が途中で言葉を切った。その先が気になって僕たちみんなは視線を先生に向ける。
「あのユウキが大人しく囚人生活を送ると思うか? ワシは王城の看守達が哀れでならん。きっと今ごと頭を抱えているに違いない」
ああ、うん、たしかにそうかも。これまで王宮でも全然遠慮せずに僕たちを連れて歩き回っていたし、監視みたいな人たちを毎日お酒の席に誘っていた。あのユウキさんが薄暗い牢屋の中でじっとしている?
「はは、大導師、さすがの慧眼ですな。我が君は先ほどの花火でリエッタ師が回復したと確信し、王宮の地下牢で皆と酒盛りを始めております」
「さ、酒盛りだってぇ? 看守が止めるだろ、普通そんなの」
ラルフ兄ちゃんの困惑した声がみんなの思いなんだろうけど、ユウキさんの性格を良く知る僕とマールお姉ちゃんは何かもう悟ったような顔をしている。そういえば魔法が使えないはずの王宮でも普通に魔法使っていたし、もう何でもありだなぁ。
「無論だ。だが看守が酒を没収する速度より圧倒的に多い量を続けざまに延々と出したらどうかな? 王城の地下牢は今、大量の酒と料理に埋もれているそうだ。これは詫びも兼ねているようだが」
レイアさんはユウキさんといつでも連絡が取れるのは知っているから驚かないけど、地下牢って悪いことした人が入れられる場所だよね? そこで宴会って……
「ほらの? もとよりあの者はライカール王家には貸しが山ほどあるし、もし手出しなどしようものなら逆襲されるのが落ちじゃ。その意味でも適任じゃよ。それに共に捕まった者達も一晩で出てくるじゃろ。ワシならそんな者達はいつまでも居座られては迷惑千万、さっさと放り出した方がマシじゃ」
「はは、ははは。<嵐>の看板に偽りナシか。今回のことといい、やる事がとんでもないぜ」
「そして勝利の美酒を味わうのは君達も同じだ。我が君の指示でクラン本部にもユウナが同じように準備を整えている。そこで君達クランの者達には最後の仕込みを行って欲しい。勝利の凱歌を上げながら、王国万歳、国王陛下万歳と付け加えろと仰せだ」
ん? 最後の二つはどういう意味だろう? 王様たちには特に何もしてもらってないよね?
「うおっ、えげつなっ。そこまでするのか……いや、後始末と言う意味では必要か。よし、解った、皆には伝えるぜ。にしても助かったぜ、さっきまで飲み食いしてなかった連中から恨めしい目で見られてたからな」
「最後に我が君から皆に伝言だ。”勝利の酒に酔い、その行いを大いに宣伝しろ。それで今回の作戦は完結する”とのことだ。さて、部外者はこれで失礼する。今日は素晴らしいものを見せていただいた、感謝する」
「ワシも行く。家族水入らずを邪魔するほど無粋ではないからの」
セラ先生とレイアさんはそう言い残して転移してしまった。
「あ、先生……」
しまった。弟子入りをお願いするつもりだったのに。うーん、ユウキさんが戻ったら相談しようっと。
「よし、お袋連れてクランへ凱旋だ! 今日は腰を据えて飲むぞぉ!」
「あんたはさっきだって飲んでたじゃないの」
「お袋が心配で味なんてわかんなかったよ。それに勝利の味だぜ、格別に美味ぇっての。さあ行こうぜ、ポルカ」
「う、うわっ」
ラルフ兄ちゃんが僕を肩車してくれた。小さい頃はよくしてもらったけど、今は僕より幼い子たちに独占されちゃったから久々だ。
そして僕だけに聞こえる小声でそっと呟いた。
「ありがとうよ、ポルカ。お前が諦めなかったからお袋は助けられた。お前は自慢の弟で、俺達の誇りだ」
「う、うん!」
「さあお袋、帰ろうぜ。俺達の家へ」
こうして僕たちはお母さんを死神の鎌から救い出し、もういちど一緒に笑いあう日々を取り戻したのだ。
楽しんで頂ければ幸いです。
この章の残りは後日談のみとなりますが、そこに行くまでに今回の騒動の影響が何をもたらすかを書きたいと思っています。また閑話方式が有力ですが、連発も芸がないな。
あと3話ほどでケリがつくとおもわれます。その後はダンジョン攻略再開のはず……。
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