第五話 兄さんに会いました
お久しぶりです。
お待たせしてしまい申し訳ありません。
当方、誕生日につき『チート問題児』と同時投稿です。
それでは、どうぞ!
あれから、二週間経った。
俺が、転生してから今日でちょうど一か月経ったことになる。まぁ、とはいっても一週間が何日なのか、一か月が何日なのか未だにわかってないのだが。
俺がどうして一カ月経ったかわかること言うと、ステータスにそう書いてあったからだ。ちなみにこの二週間何をしていたかというとひたすら魔力を全部使うこととスキルレベル上げだ。
その結果ステータスはこうなった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
名前 リューカ・アクアレート
性別 男
年齢 0歳(生後一カ月)
種族 半龍人族
Lv 1
HP 145000
MP 90750
STR 1100
VIT 894
DEX 824
AGI 1521
INT 2012
LUK 15000
〈スキル〉
身体強化Lv7 3up・五感強化Lv7 3up・魔力感知Lv4 3up・魔力操作Lv4 3up・火魔法Lv1・無詠唱Lv3 2up・魔力強化Lv2 up・テイムLv1・状態異常耐性Lv1・HP回復速度上昇Lv1・MP回復速度上昇Lv1・危険感知Lv1・気配感知Lv1・罠感知Lv1・罠解除Lv1・隠密Lv2 up・探知Lv2 up・直感Lv1・高速思考Lv2 up new・並列思考Lv2 up new
〈レアスキル〉
魔の天稟・武の天稟・剣の天稟・模倣Lv6・固有化LV6・百戦錬磨Lv4・鑑定Lv8 5up・隠蔽Lv6 4up・時空間魔法Lv4 2up・無限収納Lv2 up・再生Lv1・一騎当千Lv1・絶対防御Lv1・天眼Lv1 new・限界突破
〈固有スキル〉
最適化Lv3・竜化Lv1・龍化Lv1・竜神化Lv1・龍神化Lv1・スキル創造Lv3 2up・創世Lv1・取得経験値5倍・龍言語・魔物言語・獣言語・蘇生魔法Lv1・即死魔法Lv1・理破壊・神々の記憶
〈加護〉
創造神オーウェンの加護・時空神アイフェルの加護・魔神アリスベルの加護・武神ガレスの加護・剣神ウルベルクの加護・獣神レオンの加護・生命神セフィアの加護・死神ネヴァの加護・破壊神バルティスの加護・智慧と戦の女神アテナの寵愛
〈称号〉
超人・転生者・聖龍女神の息子・英雄の息子・アクアレート伯爵家の次男・半龍神・神々の寵児・最強の赤子
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
うん、ちょっとやりすぎた感があるけど、まぁいいかな。新しくスキル覚えてるけど、特に問題ないよね!☆ミ
すいません調子乗りました。あっ、もの投げないでください。反省しています。
・・・・・・ゴホン!というわけで新しいスキルの紹介だ。
【高速思考】
脳を活性化させ、思考を高速化させる
レベルが上がるごとに思考速度が上がる
現在の思考速度限度 4倍
なお、脳の安全機能解除時の思考速度 12倍
ただし、その場合激しい頭痛が起こり、数秒で気を失う
【並列思考】
思考を分け、一度に複数のことを考えることができる
レベルが上がるごとに思考できる数が上がる
現在の思考限界数 2つ
【天眼】
遠方や自分の周りを多角的に見通すことのできる瞳。
また、視界がゆっくりに見える。
現在の視認可能距離 1km
現在の視認可能倍率 10倍
上の二つは何をしようとして取得したかわかる人もいるかもしれない。
そう、魔法の同時発動だ。
さらに、戦闘中に作戦を立てることもできるだろう。これは結構重宝しそうなスキルだ。
そして、高速思考と天眼のコンボもなかなかに便利だ。これがあれば、弾幕張る系の攻撃や高速で飛んでくる攻撃に対応できそうだ。ちなみに、天眼はスキル創造ではなく自力で取得した。
今でも十分に便利だが、スキルレベルが上がればもっと使い勝手がよくなるだろうな。
ただ、安全機能はよっぽどのことがない限り使いたくはないな。・・・・・・副作用が物騒すぎる。
新しく覚えたスキルの説明はこんなところでいいだろう。この2週間、スキルレベルを上げていたが、その中でも特に頑張ってレベルを上げたのが鑑定スキルだ。
ほぼ毎日使って、Lv8にまでなった。そして、ようやくというかほとんどステータスと同じように鑑定できるようになった。
ただ、加護の欄だけはまだ、表示されなかった。たぶん、もう一、二レベル上げないと視ることができないのだろう。
そして、今日はいよいよママさんパパさんを鑑定しようと思っているところだ。たぶん、ママさんたちはこの世界では強者なのだろう。つまり、隠蔽スキルを使う場合、少なくとも二人の十分の一程度にしておかないとまずいということだ。
本当はまだ会ったことのない、俺のお兄さんのステータスを視れるとありがたいんだが、俺がここから動けない以上、お兄さんのほうから来てくれるのを待つしかない。
そろそろ、朝食の時間だ。つまり、もうすぐママさんがやってくるということだ。
いつも食事の時間は精神的なダメージが多く、そのまま眠ってしまうことが多いのだが、今回は何とか我慢しなければならない。
そう、ステータスを視るために!
おっと、そんなことを考えているうちにママさんがやってきたようだ。
「おはよう~、リューカちゃん。待たせてごめんね~。すぐおっぱいあげるからね~♪」
ママさんは入ってくるなりそう言って俺を持ちあげる。
ん?ママさんの後ろに誰かいるな。ママさんの後ろを見てみると三歳ぐらいの男の子がママさんの後ろについてきていた。
どうやら、俺が後ろにいる男の子に気づいたことにママさんも気付いたようで、その男の子を紹介してくれる。
「この子はアルバート・アクアレート。リューカちゃんのお兄ちゃんよ~。アル、この子がリューカちゃんよ」
「う、うん・・・・・・」
まさかのお兄さん登場ですか!めちゃくちゃ運がいいですね。・・・・・・あぁ、そういえば俺のステータスのLUKは飛び抜けていたな。
お兄さんの容姿は金髪で短めに切り揃えた髪ときれいな碧色の目をした男の子だ。というか、将来絶対イケメンになるだろう顔つきをしている。現在は、かっこいいとかわいいでいうとかわいい成分が勝っているが、これから成長するにつれてだんだんかっこいい成分が優っていくだろう。
まぁ、なんにしてもラッキーです!これで、隠蔽した時のステータスを決めることができる!
「ほら、アル。リューカちゃんに挨拶してあげて?」
「え、えーっと、よ、よろしくね、リューカ」
お兄さんは緊張しているのか恥ずかしいのか、かなりおどおどしながらそういった。
まぁ、まだ三歳だからな、仕方ないだろう。
おっと、何か反応してあげなければ、アルバート兄さんがだんだん涙目になってきている。とりあえず、笑っとくか。
日本人の奥技、笑ってごまかす、だ!ほかにも秘技、愛想笑い、何かがある。・・・・・・日本人、笑うの好きだな~。
「きゃうあ~♪」
「っ!か、かわいい。・・・・・・よろしくね、リューカ」
どうやら、上手いこと誤魔化せたみたいだな。アルバート兄さんも嬉しそうに笑ってくれた。ママさんもご満悦のようだ。アルに撫でてみる?といって、撫でやすいように高さを合わせている。
流石に、三歳児に抱かせるようなことはしないらしい。
さて、大人しく撫でられるのもいいが、せっかくのチャンスだ。アルバート兄さん・・・・・・長いな、アル兄さんでいいか。アル兄さんとママさんを鑑定させてもらおう。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
名前 アルバート・アクアレート
性別 男
年齢 3歳
種族 半龍人族
Lv 1
HP 1400
MP 1750
STR 66
VIT 64
DEX 56
AGI 58
INT 49
LUK 500
〈スキル〉
剣術Lv2・体術Lv1・棒術Lv1・身体強化Lv1・魔力感知Lv1
〈レアスキル〉
剣の天才・武の天才
〈固有スキル〉
竜化Lv1・龍化Lv1・龍言語
〈称号〉
聖龍女神の息子・英雄の息子・アクアレート伯爵家の長男・幼き天才
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
名前 ソフィア・アクアレート
性別 女
年齢 19歳
種族 龍族
Lv 163
HP 960000
MP 1380000
STR 48000
VIT 43000
DEX 44000
AGI 56000
INT 52000
LUK 1200
〈スキル〉
剣術Lv18・槍術Lv24・体術Lv36・身体強化Lv20・五感強化Lv18・指揮Lv16・隠密Lv22・状態異常耐性Lv28・魔力感知Lv40・魔力操作Lv41・魔力干渉Lv26・無詠唱Lv21
〈レアスキル〉
魔の天才・火炎魔法Lv24・流水魔法Lv18・嵐風魔法Lv17・大地魔法Lv10・天聖魔法Lv28・神気感知Lv11・神気操作Lv11・限界突破
〈固有スキル〉
竜化Lv24・龍化Lv26・竜神化Lv8・龍神化Lv6・龍眼Lv4・龍言語・神域・神語魔法・龍神魔法
〈称号〉
救国の聖女・アクアレート伯爵の妻・神へと至った者・龍神・聖龍女神・二児の母
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
ママさんチートすぎるだろう!?
MPとか百万超えてるんだけど!?つーか、俺なんか目じゃないくらい強いんだけど!どうやって、隠蔽の参考にすればいいんだよ!自分より弱いと思ってた昔の自分を殴りたいわ!
そして、称号に神へと至った者とかあるんだけど!ママさん、マジで神だったのかよ!?もう、いろいろツッコミどころが多すぎるわ!
はぁ、なんかもう疲れた。とりあえず、ママさんが隠蔽の参考にならないのはわかったな。
ということは、参考になるのはアル兄さんだけだ。あとは、メイドさんたちだけだな。たぶん、メイドさんたちは一般人だろうし。・・・・・・一般人だよな?
ちなみに、パパさんは論外だ。英雄とか称号の欄に書いてるし、ママさんの竜化状態の一撃喰らってピンピンしてたし、絶対に普通じゃない。
まぁ、パパさんのことは置いといてアル兄さんのことだ。アル兄さんは俺と同じパパさんとママさんの子供だ。アル兄さんより、弱めに設定して隠蔽すればうまくごまかすことができるだろう。
さて、アル兄さんのステータスだが、これは高いのか低いのかわからないな。いや、平均より高いのは間違いないのだろう。称号に天才って書いてあるし。
ただ、パパさんママさんの子供だから高いのか、それともそれを踏まえても高いのかがわからない。
いや、天才って書いてあるぐらいだから、たぶんパパさんママさんの子供にしても高いのだろう。
念には念を入れた方がいいからな。
詳しい数値は、もう一度、ステータスを視てよく考えて決めよう。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
名前 アルバート・アクアレート
性別 男
年齢 3歳
種族 半龍人族
Lv 1
HP 1400
MP 1750
STR 66
VIT 64
DEX 56
AGI 58
INT 49
LUK 500
〈スキル〉
剣術Lv2・体術Lv1・棒術Lv1・身体強化Lv1・魔力感知Lv1
〈レアスキル〉
剣の天才・武の天才
〈固有スキル〉
竜化Lv1・龍化Lv1・龍言語
〈称号〉
聖龍女神の息子・英雄の息子・アクアレート伯爵家の長男・幼き天才
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
うーん、固有スキルなんかはアル兄さんと同じでいいかな。
通常スキルは剣術なんかはもともと持ってないし、身体強化や魔力感知なんかは先天的に持ってるスキルでもないしなぁ。
レアスキルは、武の天稟を無くして剣の天稟、魔の天稟を剣の才能、魔の才能に変更しとこうかな。
あ、レアスキルには、模倣もLv1で入れとこう。そうすれば、何かまずいことがあったときも誤魔化すことができる。
通常スキルは、テイムだけでいいだろう。そのうち、テイムのスキルを使ってやりたいこともあるからな。
さて、次は称号と加護の問題だ。
称号は基本的にはアル兄さんと同じでいいだろう。まぁ、長男のところは次男になっているけど。あとは、保険をかけるためにも〈多才な赤子〉てな感じの称号でも足しておこう。
あんまり、パパさんママさんを落胆させたくないしな。
加護については、正直、何も無くてもいいと思っている。理由としては、加護の効果には大体スキルとステータス補正がある。
例としてはこんな感じだ。
〈獣神レオンの加護〉
通常スキル:テイムを取得
レアスキル:龍言語、魔物言語、獣言語を取得
ステータスのVIT2倍、AGI3倍
今回は俺がテイムスキルを隠蔽時に表示しようと思っているからこれを例題にしたが、龍言語のスキルはママさんにもアル兄さんにもある。
しかし、この加護のほかのスキルは取得していない。さらに、ステータスにも突出した能力値がないことから、二人に獣神レオンの加護がないことがわかる。さらに、同じくスキルやステータスの能力値の関係で、俺が加護を授かった創造神や上級神の加護がないこともわかる。
これだけでは、加護が全くないのかは分からないが、その点は問題ではない。
なぜなら、俺には他の神様の名前も加護の内容もわからないのだから。
もしかしたら、スキルだけ与える神様もいるかもしれないが、俺にはそれを知る術がない。なら、いっそ加護無くていいんじゃね?ということだ。適当な神様の加護なんかをつけてそんな神様いないとか、そんな効果はないとかになった方が問題だ。
ただ、このことで問題なことは、この世界で加護がどういう扱いなのかということか、だ。
実はこの世界では加護は一般的で加護を持ってない者は異端児呼ばわりされるとか、差別されるなんてことになったらこの先の人生真っ暗だ。いや、半龍人だから半龍人生?
まぁ、そんな理由から一応、加護無しにしようと思っているが、かなり不安はある。
テイムのスキルだけをくれる神様がいればいいんだけどな。
(おるぞ?)
マジか。なら、その神様の加護をステータスに付けた方が良さそうだなぁぁあああ!?
「あぅあぁあああ!?」
「!?どうしたのリューカちゃん!?大丈夫!?」
ちょっ!何いきなり出てきてんだよ、オーブ爺さん。うっかり変な声出てママさんビックリしてんだろうが!
(というか、儂が声をかけたことには無反応なのか?)
そうだよ!何冷静になっちゃってんの、俺!つーか、この爺さんマジでどっから湧いた?
(なかなかひどい言い草じゃの。一応創造神なんじゃが。まぁ良い、それでどうしてこんなことができるかというと、加護の効果じゃ。もともと、加護を与えたものに神託を与えることができるように、加護を与えたものに念話をできるようにしてあるのじゃ)
ほぉ~、便利な機能だな。それで、そのテイムの加護をくれる神様って誰なんだ?
(うむ、友和神ピアシスじゃな。テイムのスキルとテイムの成功率に補正がかかるのぅ)
おぉ~!まさに求めている加護そのものじゃないか!
あとは、ステータスの各能力値をどうするかだ。アル兄さんの能力値はHP以外は加護を受ける前の俺より高い。
というか、龍族とか半龍人族ってMPの方が高くなるんだな。俺は称号の超人のおかげでHPの方が高くなってるけど。
ってことは、HPとMP以外は加護受ける前の能力値でいいか。
HPは千に届かないくらいで、MPは千を超えたくらいでいいか。
よし!これで、高くも低くもないステータスの完成だ。後は、ずっと隠蔽を使ってスキルレベルを上げて、五年後に神殿でステータスを視てもらうときまでに、完璧に隠蔽できるようにしてやるぜ!
(まぁ、その隠蔽したステータスでも十分に天才って言われるほどなんじゃがな)
うっさいぞ、オーブ爺さん!英雄と女神の子供が普通のステータスだったらそれはそれで、問題だろうが。
(そんなもんかのぅ)
そんなもんだ。
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