第四話 スキル創造はチートでした
『チート問題児』と同時投稿です。
では、どうぞ!
目が覚めるとそこは元の異世界だった。元の異世界ってなんか変だね。
確か、名前があったな。えーと、なんだっけ?・・・・・・そうだ!ジオリニアだ!
それにしても、爺さんたちもこの世界の常識とか教えてくれてもいいのになぁ。というか、アテナさんどうしよう。
あれはガチな奴だよね。・・・・・・うん、まぁ、そのときになったら考えよう。
とりあえず、ステータスを見てみよう。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
名前 リューカ・アクアレート
性別 男
年齢 0歳(生後十三日)
種族 半龍人族
Lv 1
HP 144000
MP 90050
STR 1080
VIT 864
DEX 744
AGI 1512
INT 1980
LUK 15000
〈スキル〉
身体強化Lv4・五感強化Lv4・魔力感知Lv1・魔力操作Lv1・火魔法Lv1・無詠唱Lv1・魔力強化Lv1 new・テイムLv1 new
〈レアスキル〉
模倣Lv6・固有化LV6・百戦錬磨Lv4・鑑定Lv3 2up・隠蔽Lv2 up・時空間魔法Lv2 new・無限収納Lv1 new・魔の天禀 new・武の天稟 new・剣の天稟 new・再生Lv1 new・一騎当千Lv1 new・絶対防御Lv1 new・限界突破 new
〈固有スキル〉
最適化Lv3・竜化Lv1・龍化Lv1・竜神化Lv1・龍神化Lv1・スキル創造Lv1 new・創世Lv1 new・取得経験値5倍 new・龍言語 new・魔物言語 new・獣言語 new・蘇生魔法Lv1 new・即死魔法Lv1 new・理破壊 new・神々の記憶 new
〈加護〉
創造神オーウェンの加護・時空神アイフェルの加護・魔神アリスベルの加護・武神ガレスの加護・剣神ウルベルクの加護・獣神レオンの加護・生命神セフィアの加護・死神ネヴァの加護・破壊神バルティスの加護・智慧と戦の女神アテナの寵愛
〈称号〉
超人・転生者・聖龍女神の息子・英雄の息子・アクアレート伯爵家の次男・半龍神・神々の寵児・最強の赤子
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
・・・・・・ナンダコレハ?
いやいやいや、おかしいだろ!?わかるよ!?加護の所為ですよね!?
もともとぶっ飛んでましたけど、昨日とは比べ物にならないほど上がってますもんね!?
・・・・・・まてまて、落ち着け。深呼吸だ、深呼吸をするんだ。
吸って~、吐いて~、吸って~、吸って~、吸っ・・・・・・ぶはっ!はぁはぁ、死ぬわ!
・・・・・・まぁ、なんとか落ち着いたな。こりゃ、早いとこママさんたちを鑑定してこの世界の平均のステータス調べてステータス隠蔽しなきゃまずいな。
いや、ママさんたちも〈称号〉の欄を見ると規格外っぽいしな。参考になるかどうか。
う~ん、どうするか。誰か俺と境遇に多様な人いないかな。あっ、ちなみに転生者のことじゃないよ?英雄とかそういうのの子供のことね。
つーか、マジでステータスおかしいよな。なんせ、加護貰う前からステータスおかしかったもんな。これじゃ、長男くんもかなりすごいステータスのような気がするな。
・・・・・・ん?あっ、そうだ!長男くんのステータスの下位互換にすればいいんだ!まぁ、少しは変えるけど。っていうか、まだ俺長男くんに会ったことないんだよなぁ。まっ、確かに生後十数日の赤ん坊に会わせるわけないか。あと、十日ぐらいは我慢だな。それまで、鑑定と隠蔽のスキルレベル上げとこ。
というわけで、まずは中途半端になっていたスキル創造の検証だ。昨日作った項目でいうと3になるな。
ちなみにMPが中途半端なのはMPを使い果たしてMPの総量が増えたからのようだ。
ちなみに、スキル創造についてはもう解決してしまった。その理由というのも、
【スキル創造】
魔力を消費し新たなスキルを作ることができる
スキルレベルに応じて作ることができるスキルが増える
※現在は既存の通常スキルのみ
と、スキル創造を鑑定で見た結果、今はできないがスキルレベルが上がればできる可能性が高いとわかったからだ。なぜわかったかというと、※の『既存の』という部分だ。これは、レベルが上がれば既存ではない新しいスキルを作ることができると考えられる。
なので、今回はスキル創造でいろいろスキルを作りながらスキルのレベル上げをしようと思う。
どれぐらい魔力を消費するのかも気になるしね!
とりあえず、通常スキルしか作れないってことだけど、ほとんど必要そうなスキル揃ってるんだよな。うーん、そうだな・・・・・・。よし、これにするか!
―――状態異常耐性を取得しました―――
よし、できた。状態異常は赤ん坊の俺にとっては最大の敵だからな。
さて、魔力はどれくらい消費したか調べるか。・・・・・・100減ってるな。うーん、多いのか少ないのか、いまいち基準がわからないな。そもそも、一般人のMPがどれくらいかわからないからな。
ろいあえず、もう少し検証してみるか。MP消費が一定なのか作るスキルによるのかも気になるからな。
・・・・・・うん、MP関連であれを作ろう。
―――MP回復速度上昇を取得しました―――
―――HP回復速度上昇を習得しました―――
さて、MPを見てみるか。・・・・・・うん、200減っている。ってことは、スキル創造で消費するMPは100で一定なのか。
まぁ、あくまでも既存の通常スキルで現在のレベルではってことだけど。
つまり、レベルを上げればその検証もできるわけだ。それに、早くスキルレベル上げて新しいスキル作りたいし、一石二鳥だよね。
というか、アレだね。スキル創造はチートでした。
名前からしてわかってたけど、ちょっと引くね。だってあれだよ?ステータスにアレがあったんだよ。
【限界突破】
レベル、スキルレベルの制限がなくなる
ステータス上昇値に際限がなくなる
はい、これです。限界突破。どうやら、アテナさんから贈られた者みたいです。いったいスキル創造はどこまで行くんでしょうかねー。
まぁ、いいや。とりあえず、スキルレベル上げますかー。
あれだね、盗賊のスキルとかほしいね。
―――危険感知を取得しました―――
―――気配感知を取得しました―――
―――罠感知を取得しました―――
―――罠解除を取得しました―――
―――隠密を取得しました―――
うん、大体こんなところかな。え?なんだって?自重しろ?嫌だね。もうそんな状態は過ぎてるんだよ!
さっきステータス見ただろ!?アレ、まだまだ増えるんだぜ?だったら別に変らないだろ?
隠蔽すればわからないんだし、いいんだよ!歴代の転生者たちもきっとそうしてきたはずだ!
しかし、結構作ったな。消費MPは今日だけで800か。まぁ、俺のMPからしたら微々たるものだけどな。一般的には、1回にMP消費100ってのは多いんだろうな。じゃなきゃ、スキル創造がチートすぎる。
よし、あと何個か作ってみるか。
ん?扉の向こうに誰かいるな。さっそく気配察知が役に立ったようだ。そういえば、もう昼時か。ってことは、ママさんかな?
「リューカちゃ~ん、ご飯でちゅよ~!」
うん、ママさんだな。
さて、ご飯タイムも終わり、ひと眠りもしたし続きをしますか!
ん?なんでひと眠りしたのかって?睡眠欲に勝てなかったからだ!お腹いっぱいになると眠くなるよね!
ごほん!さて続きだが、どんなスキルがいいのか考え中である。
万遍なくスキルを取得しようと思うなら、生産系のスキルなんだが今取ってもおそらく使えないだろう。
赤ん坊の体でどうやって鍛冶やら調薬をしろと?それに材料がない。うん、これは却下だな。
となると、やはり盗賊系のスキルしかないことになる。レベル上げも簡単だし、なにより今使えるスキルは盗賊系のスキルぐらいしかない。あとは、鑑定なんかの特殊スキルか。
よし!今回は盗賊系にしておこう。
―――探知を取得しました―――
―――直感を取得しました―――
よし、これでひとまずいいだろう。あまり取りすぎるとレベル上げが大変だからね!えっ?十分取りすぎだって?いいんだよ!全部必要なんだよ!
この世界は危険が危ないんだよ!!
・・・・・・ふぅ。悪いな、取り乱した。まぁ、何が言いたいかというと赤ちゃんには危険がいっぱいあるということだ。
さて、とりあえず、スキル創造はここまでだ。結局、スキルレベルは上がらなかったな。他のスキルに比べて上がり方が遅いのかもしれない。だとすると、他の固有スキルも上がりにくいのかもな。
まぁいいや。次は、スキルレベル上げだ。魔力を使わないスキルなら魔力切れで気絶することもないだろう。
最初は、もちろん鑑定と隠蔽だ。これを実用レベルまで上げないと俺の平穏な異世界ライフが脅かされかねないからな。・・・・・・俺によって。
これからしばらくは、スキルレベル上げに勤しむとしよう。
というわけで、鑑定と隠蔽を発動する。
隠蔽はいつも通りステータスの隠蔽だ。他にも使い方があるような気がするが、今必要なのはステータスを誤魔化すことだしな。
続いて鑑定だ。今まで通り、柵を鑑定してもいいんだが、少し飽きてきたので天井からぶら下がっている照明の魔道具(?)を鑑定してみる。実は結構気になってたんだよね。
とりあえず、現在の鑑定結果はこれだ。
【照明用の光の魔道具】
魔物から取れる魔石を加工して作られた魔道具
光属性が付与されていて込められた魔力がある限り使用可能
魔道具職人ロベルトの作
どうやら、魔道具であっていたようだ。・・・・・・。うん。気付いてる人もいると思う。そう、三行目。問題は三行目だ。
俺は、目線を落として自分の寝ているベビーベットの柵を鑑定してみる。
【エルダートレントの精巧な柵】
エルダートレントの木材の芯の部分を使って作られた柵
頑丈でありながら、角もなく丁寧に仕上げられており作り手の配慮が感じられる。
木工職人ロベルトの作
・・・・・・うん。ロベルトさぁあああん!?あれ?同一人物ですかこれ!?いや、いいんだよ?別に悪いとは言ってないよ?でもね?一度会ってみたくなってきたよ!?なんですか?生産チートですか?やべぇ、超会いたい!!
はぁ、はぁ、落ち着け!今はスキルレベルを上げないと!ロベルトさんめっちゃ気になるけど、今はスキルレベルを上げないと!!
未だにロベルトさんのことが気になるが、なんとか振り切って鑑定を発動する。
・・・十分経過
む、どうやらレベルが上がると上がりにくくなるようだ。全然上がる気配がない
・・・・・・三十分経過
おっ、ようやく一つ上がったな。
【照明用の光の魔道具】
魔物から取れる魔石を加工して作られた魔道具
光属性が付与されていて込められた魔力がある限り使用可能
残存保有魔力量 200/500
魔道具職人ロベルトの作
残存保有魔力量っていうのが見れるようになったな。っていうか、これってどこまでレベル上げればいいんだ?うーん、まぁ、上げといて損はないし上げれるだけ上げとくか。
・・・・・・・・・・・・一時間経過
おっ、もう一つ上がったな
【照明用の光の魔道具】
魔物から取れる魔石を加工して作られた魔道具
光属性が付与されていて込められた魔力がある限り使用可能
残存保有魔力量 200/500
魔道具職人ロベルトの作
魔道具職人ロベルトがアクアレート伯爵夫妻の結婚を祝って心を込めて作った一品
ロベルトさぁああああああんん!!あんた、良い人だよ!良い人すぎるよ!
はぁ、はぁ、落ち着け!落ち着くんだ、俺!・・・・・・無理だ!やべぇ、もうロベルトさんマジリスペクトだわ。
とりあえず、今日はこれ以上できそうにないし寝るか。続きは明日にしよう。そんなに急ぐことでもないしな。
そうして、俺は眠りについた。
ありがとうございました!
感想・アドバイスなどお待ちしております。