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プロローグ

世界は死で溢れている。どんな人間も死ぬときは一瞬だ。本当に呆気なく死んでしまう。もう何度目なるだろう、大切な人が死に独り残されるのわ。この世界に絶望しかない。そうだ、こんな世界なくなればこれ以上死を見る必要はない。

ハハ、さぁ手始めにあそこの国を滅ぼそう。世界を創生した七柱の大精霊、闇を司るポリオネアは狂気を宿し世界の破壊を望む。


狂った精霊は止まらない。いや、止めれないのだ。世界を滅ぼすその時までー




▼▼▼

『七大精霊といわれるポリオネアはこのように昔から災いの一種として歴史に名前を刻んでいる。その度に人々は連携し、この災いを納めてきた。そしてーっとチャイムがなったか。よし、授業おわり』

退屈な授業が終わり、やっと昼休みになった。今日は天気がいいから屋上で昼飯で食べようか考えているとー


朝日(アサヒ)、学食行こうぜ。今日はカレーが特盛無料の日だぜ』

屈託のない笑顔でこちらに向かってくる男の名は居取吉和(いとりよしかず)という。吉和は思ったことを直ぐに口にする性格で、度々問題を起こすが裏表がなく男女共に友達が多い。


『…今日は人が多そうだから学食はパス。購買でパンでも買って屋上で食べる』

怠そうに俺が答えると朝日は相変わらず人混みが嫌いだなと笑ってついてきた。



屋上に着いた俺たちは、他愛ない話をしながらパンを食べていた。

『おい、朝日はどんな精霊と契約したい。俺は空飛んでみたいから大型の飛行種と契約したいぜ』

少年の様に目を輝かせながらそんなことをいってくる吉和に俺は面倒くさそうにー


『…掃除してくれて料理作ってくれる精霊がほしい。』

と言ったら呆れられた。いや、掃除大変なんだよ。一人ぐらしの男子をなめるな。料理なんて作んないだよ。




この世界は人間と精霊が共存している。今から千五百年前まで精霊は存在しなかったといわれている。正確には存在はしていたが認識できなかったらしい。それが、たった一人の精霊契約者が表れることによって世界は変わった。それは、革命であり、変革であった。後にこの精霊契約者はこう呼ばれる聖霊王と。

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