●聞こえ方に関して
男性と女性では、ものの聞こえ方、聞き分け方も違います。
●聞こえ方に関して
これに関しては、身近な例を上げると、料理をしている最中に電話がかかってきた場合が上げられます。
男性は火を止めて、電話に出ます。
女性は料理をしながら、電話に出て会話をします。それが可能なのです。
タイピングなどでも、男性は普通、集中して打ちます。そこで話しかけられた場合、手を止めて、相手の話に集中します。どちらか一方にしか、反応できません。
女性は、誰かと会話をしながら、原稿を見てタイプを打つ事ができます。同時進行で、違うことを行うことができるようになっているのです。
これは、女性が何千年も、家の中で子どもの面倒を見てきた事が、理由ではないかと考えられます。たとえば、子どもが三人いる場合。
三人の子どもが全員、同じ行動、同じような反応をして、同じような人間に育つとは限りません。
食事の時間、三人の前にスープを出したとしても、三人はばらばらに動きます。どれだけ躾けをしたとしても。
結果、一人がスープをひっくり返し、一人が机の下に潜り込んで遊びだし、一人が部屋から走り出ようとするのを、
飛び出そうとする子どもの襟首をつかまえ、
ひっくり返ったスープに手や顔を突っ込んで、べちゃべちゃになっている子どもを叱りつけ、
ぞうきんを持って来いと、机の下の子どもに叫ぶという判断を、一瞬で下さねばならないのです。
それが毎日続きます。そういうわけで、女性の耳は、何種類もの違った声や音を聞き分けるのに適するように発達しました。視界が百八十度あるのも、おそらくは、この辺りに理由があるのではないでしょうか。




