男性と女性の感覚の違い
ちょっとヘヴィな話題も出てきますが……読んだ方の、何かの助けになれば。
男性と女性では、ものの見え方、音の聞こえ方、そして思考の筋道の通り方が、かなり違う。
男性の視界は足元から、一直線に伸びている。
女性の視界は横に、百八十度に広がる。
男性は、同時に、一種類か二種類ぐらいの音や声を聞き分けることしかできないが、
女性は、数種類の音を聞き分けることができる。
これらのことから、男性の思考は、一点に集中し、直線的になることが多い。ゴールに向かって条件をそろえ、収束する方向に向かう。
つまり男性にとって、『考える』ということは、ゴールに向かうよう、思考の筋道を整えて一本化する意味を持つ。
それに対して女性は、平行した思考を同時進行で行う。『考えながらしゃべる』ことを当り前に行い、関連する事項についても平行して考え、しゃべることで、それらをまとめようとする。
また、女性は感情によって記憶する。
つまり女性にとって『考える』とは、その瞬間の自分の感情がどうであるかが最も重要なのであって、
しゃべっている事の筋道は、どうでも良いことが多い。
第一話「客が落ちていた日。」より
☆☆☆★★☆☆☆
これに関しては、様々な本が出ていますので、そういう書籍を参考にするのも良いかと思います。(有名なものは、一時ベストセラーになりました、『話を聞かない男、地図が読めない女』著:アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ。人種や時代の違いなどはありますが、さらっと読めるし、見過ごしてきたことを考えるきっかけにもなります。)
視覚と聴覚については、※特殊な職業につき、そういう訓練をしていない限り、男性の視界は一直線。聞き取り、聞き分けの能力も一方向。女性の視界は、横から半円を描く形につながります。聞き取りは、数種類を同時に聞き分ける、並列的なものとなります。(※野球などのスポーツの審判や、パイロットなどは、百八十度の視界が必要なため、そういう訓練をします)。
この辺りがわかっていないと、誤解が生まれ、いざこざが起こります。
以下、さまざまな例を挙げてみました。ただし、わたしは心理学者というわけではありません。あくまで、わたしの日常の中で出会った人々を観察、あるいは話を聞いた上での事柄を、まとめたり、推測したりして述べています。間違っている部分もあるかもしれませんので、その辺りはご了承ください。




