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紅さんの豆知識メモ  作者: ゆずはらしの
1.「客が落ちていた日。」より
6/13

チンキとハーブビネガー

●チンキ(ハーブのアルコール漬け)



アルコールにハーブや薬草を漬け込んで、成分を抽出させることは、洋の東西をとわず行われてきました。


薬草の香り成分、薬効のある有効成分は、水に溶けやすいもの、油に溶けやすいもの、アルコールに溶けやすいものなどがあって、


チンキはアルコールにより成分を抽出したものです。


長い間、薬として、内用や外用されてきました。


度数の高いアルコールに漬け込めば、一年近く持ちます。


ホワイトリカー、ウォッカなどの度数が四十度以上あるものが最適とされますが、手に入らない場合は、日本酒や果実酒用の35度ぐらいのもので十分です。


伝統的なブレンドとして、『ハンガリアンウォーター(ハンガリー水)』があります。


ローズマリーを中心として、ミント、ラベンダー、オレンジの皮、レモンの皮などを漬け込みます。


ハンガリーのエリザベート王妃が使用したとされるレシピで、これを使った王妃が若返ってしまったため、年若い王子から求婚されたという伝承があります。



●チンキの作り方


【材料】


ドライハーブ……15グラムほど


ウォッカなどアルコール……100㏄ほど



【作り方】


1.煮沸消毒したびんに、ハーブを八分目ほど入れる。


2.アルコールを注ぐ。


3.一日二回ほど振りながら、二週間漬けておく。


4.二週間たったら、茶漉しかコーヒーフィルターで漉して、保存する。




●ハーブビネガー


ハーブをアルコールではなく、酢に漬け込んだものです。


そのまま料理に使えるので、重宝します。


作り方はチンキとほぼ同じ。

化粧水として使用したい場合は、水で薄めます。


また、リンゴ酢を水で薄めたものは、髪を柔らかくするリンスとして使えます。


【材料】


ドライハーブ……15グラムほど


リンゴ酢、ワインビネガー……100㏄ほど


【作り方】


1.煮沸消毒したびんに、ハーブを八分目ほど入れる。


2.酢を注ぐ。


3.一日二回ほど振りながら、二週間漬けておく。


4.二週間たったら、茶漉しかコーヒーフィルターで漉して、保存する。



料理用に使いたい場合は、ニンニクや、トウガラシなども漬け込むと、ドレッシングやソースの隠し味として使えます。




参考:

「メッセゲ氏の薬草療法」著:モーリス・メッセゲ


ハーブやスパイスを使った料理やコスメの本はいろいろあるので、さがしてみると楽しいと思います。


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