緑茶のパック
「つまり、パックにするなら、緑茶!
化粧水にするなら、ハーブをりんご酢に漬けこんで~。それを水で割るのね! 酢って、臭くない? ええ? ブリーチ効果で色白に!? それはやらないと!!!
え、スギナとかも? 化粧水にできるの?
オリーブオイルにカモマイル? ハーブ屋さんだけじゃなくて、薬局の健康茶のコーナーにも置いてるのね! よしっ!」
ティラミスが、メモを取りまくっている。
「緑茶は割と万能ですね。日焼けのケアにも使えますし。
パックは、カオリンなどのクレイ(泥、土)素材で作るのが一般的ですが、小麦粉で作っても大丈夫ですよ」
第一話「客が落ちていた日。」より
☆☆★★☆☆
台所にある材料で、肌のトラブルを防ぐ化粧品が作れます。
※注意! 使用するハーブによっては、アレルギーを起こす人もいます。カモマイルなど菊科のハーブに反応する人がいることが知られています。また、オイルなどを使う場合、ピーナツオイルに反応する人もいます。
※手作り化粧品は、使用前に、腕の内側などに塗って、絆創膏をはり、二時間ほど置いて様子をみて下さい。赤くなっていなければ、大丈夫です。
●緑茶のパック
【材料】
小麦粉 小さじ2
粉末緑茶 小さじ1
水 少々
【作り方、使い方】
1.材料のうち、粉類をまぜる。
2.水を少しずつくわえながら、練る。
3.柔らかいヨーグルト程度の固さになったら、洗顔した後の、清潔な顔に塗る。
4.3分ほどそのまま。洗い流したあと、化粧水などを軽くパッティング。
アロマテラピーなどで良く使われるのは、クレイ(泥、土)素材ですが、小麦粉でも十分パックはできます。
クレイのパックは、皮脂を吸着する力が強いため、使用頻度は週に一度か二度ぐらいですが、このパックは、肌への負担が少ないので、毎日使うことができます。
緑茶の香りが癒し効果にもなります。
時間を長く置きすぎて、乾いてしまった時には、無理にはがさないで下さい。
ぬるま湯をそっとかけると、ふやけて取れやすくなります。
わたし、なぜか、市販されているお茶エキス入りの石鹸だと、肌がヒリヒリするんですよね……。
ですので、身だしなみには、オリーブオイルやりんご酢、粉末の緑茶など、食べられる材料から、現代の人からすれば効率の良くない、昔ながらの方法で作った石鹸や、化粧水、エリキシル剤などを使っています。
手間はかかりますが、その方が体が落ち着くので。
あ、でも最近は、アロマテラピーの精油を使うようにもなりました。楽ですね、あれ。製造元の確認や、使い方に注意がいりますが(紅)




