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紅さんの豆知識メモ  作者: ゆずはらしの
1.「客が落ちていた日。」より
2/13

ありあわせのベーグルサンド

「はぐはぐ、コレ変わった味するけど、なにはさんでるの」


「チーズとバジルの葉、レタスだけですが」


「んぐんぐ、でもなんか味が違う」


「ハーブを漬け込んだオリーブオイルを塗りましたから、それでじゃないですか」




「客が落ちていた日。」より



☆☆★★☆☆



●ベーグル


 パンの一種です。中央ヨーロッパ、ポーランドが発祥とされています。


 17世紀のクラクフの文書に、「beygl」という文字があり、これがベーグルに関する初文献とされています。


 通常のパンと違い、バター、卵、牛乳を生地に使用しないため、カロリーが控えめになっています。


(日本では、乳製品を入れて柔らかくしたものもベーグルとして流通していますので、本来のベーグルを食べたい方は、専門店などで探して下さい)。


 ひも状に伸ばした生地を丸くつなぎ、発酵させ、茹でてから焼くパンで、


 外側はかりっと、中はもちっとした食感になります。


 また、水分が少ないため、日持ちがします。


 中世では、レント(復活祭前の断食期間)のころに食べるパンとされていました。


 北米式ベーグルと、ポーランド、クラクフ式ベーグル(オブヴァジャーネック)の二種類があり、日本で良く見かけるのは北米式のベーグル。


 クリームチーズをはさんだり、ロックス(シャケのマリネ、あるいは冷燻処理されたスモークサーモン)をはさんだりする食べ方は、アメリカに移民したユダヤ人の間で生まれた食べ方です。





●ありあわせのベーグルサンドの作り方



バターの代わりに特製のオリーブオイルをぬり、レタスとチーズを挟んでいます。


中に入れたバジルの葉は、わたしが店の中で育てていたものです。



【材料】


ベーグル

オリーブオイル

レタスの葉

チーズ

バジルの葉(あれば)



【作り方】


1.ベーグルを横半分に切り、オーブンで軽く焼く。


2.オリーブオイルを塗り、レタス、チーズ、バジルの葉をはさむ。


※ チーズがハードタイプのものなら、先に軽くあぶっておいても良いでしょう。柔らかくなります。



●特製オリーブオイル

 


簡単で美味しい、料理の隠し味として使えます。




【作り方】


1.煮沸消毒したビンに、ローズマリー、タイム、オレガノやドライのにんにく、鷹の爪などを入れ、オリーブオイル(エキストラバージン)を注ぐ。


2.日のあたる所で二週間ほど置いておく。時々、軽く揺する。


3.二週間たったら、中のハーブを取り出して、ラベルをつけておく。


新しいハーブを目印に入れておくとわかりやすい。



参考:ウィキペディア 「ベーグル」


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