ありあわせのベーグルサンド
「はぐはぐ、コレ変わった味するけど、なにはさんでるの」
「チーズとバジルの葉、レタスだけですが」
「んぐんぐ、でもなんか味が違う」
「ハーブを漬け込んだオリーブオイルを塗りましたから、それでじゃないですか」
「客が落ちていた日。」より
☆☆★★☆☆
●ベーグル
パンの一種です。中央ヨーロッパ、ポーランドが発祥とされています。
17世紀のクラクフの文書に、「beygl」という文字があり、これがベーグルに関する初文献とされています。
通常のパンと違い、バター、卵、牛乳を生地に使用しないため、カロリーが控えめになっています。
(日本では、乳製品を入れて柔らかくしたものもベーグルとして流通していますので、本来のベーグルを食べたい方は、専門店などで探して下さい)。
ひも状に伸ばした生地を丸くつなぎ、発酵させ、茹でてから焼くパンで、
外側はかりっと、中はもちっとした食感になります。
また、水分が少ないため、日持ちがします。
中世では、レント(復活祭前の断食期間)のころに食べるパンとされていました。
北米式ベーグルと、ポーランド、クラクフ式ベーグル(オブヴァジャーネック)の二種類があり、日本で良く見かけるのは北米式のベーグル。
クリームチーズをはさんだり、ロックス(シャケのマリネ、あるいは冷燻処理されたスモークサーモン)をはさんだりする食べ方は、アメリカに移民したユダヤ人の間で生まれた食べ方です。
●ありあわせのベーグルサンドの作り方
バターの代わりに特製のオリーブオイルをぬり、レタスとチーズを挟んでいます。
中に入れたバジルの葉は、わたしが店の中で育てていたものです。
【材料】
ベーグル
オリーブオイル
レタスの葉
チーズ
バジルの葉(あれば)
【作り方】
1.ベーグルを横半分に切り、オーブンで軽く焼く。
2.オリーブオイルを塗り、レタス、チーズ、バジルの葉をはさむ。
※ チーズがハードタイプのものなら、先に軽くあぶっておいても良いでしょう。柔らかくなります。
●特製オリーブオイル
簡単で美味しい、料理の隠し味として使えます。
【作り方】
1.煮沸消毒したビンに、ローズマリー、タイム、オレガノやドライのにんにく、鷹の爪などを入れ、オリーブオイル(エキストラバージン)を注ぐ。
2.日のあたる所で二週間ほど置いておく。時々、軽く揺する。
3.二週間たったら、中のハーブを取り出して、ラベルをつけておく。
新しいハーブを目印に入れておくとわかりやすい。
参考:ウィキペディア 「ベーグル」




