●平等とは、性差を無視することではありません
●平等とは、性差を無視することではありません
女性は、好きな相手とデートをする場合、珍しい場所に行ったり、豪華な食事をしたい訳ではありません。(あまりにもいつも同じ場所なら、たまにはそういうものが見たいと思うことはあるかもしれませんが。)
相手と精神的につながること、また、相手との精神的なつながりを、確かめる事を求めます。
はっきりいうと、相手からの言葉が聞きたい。それに尽きます。
公園のベンチで、アイスクリームを買ってもらうだけでも、別にかまわないのです。
相手が自分を見てくれて、話を聞いてくれて、自分も相手の話を聞く。相手が自分を、尊重してくれている、と実感する
そういう時間を求めています。
☆☆★★☆☆
姉妹がいる男性の場合は、何となくその辺りがわかっているのですが、男兄弟しかいない男性の場合、目標を達することに固執しやすく、こうした相手との会話は、「どうでも良いこと」として扱いがちです。
それか、男性の友人に対するのと同じような態度を女性にとって、嫌われてしまったり。(男性にとっては当たり前のことでも、女性には耐え難いこともあります。特に、男兄弟がいない女性の場合、男性側には軽いジョークのつもりでも、深刻に受け取られることがあります。)
体に関するジョークは厳禁。個人の部屋に女性を招く場合、男性たちの中に女性が一人きり、という状況も厳禁。
体に関したジョークの場合、女性は、即座にそれを、自分が言われている状況として考えます。
個人の部屋に招く場合は、……常識の問題でもありますが。密室に何時間も男女がいる場合、その女性の評判は、下手をすると壊滅的なものになります。それでも誘う男性は、相手の女性を「評判に傷がついてもかまわない相手」として扱ったことになります。
女性側としては、招かれて入った場所に、女性は自分一人という状況は、大変なストレスです。自分の感覚が、理解してもらえない集団の中に放り込まれているわけですから。
この場合、女性はさっさと部屋を出ようとします。理由はいろいろと言うでしょうが、この時、引きとめてはいけません。
ただでさえ、嫌な気分を味わっている彼女は、引きとめた男性に対し、悪感情を抱きます。それと言うのも、入った場所に女性が自分一人、という状況に、だまされた、という感情を抱いているからです。招いた男性側にそういう意図がなかったにしても、女性はそう感じます。
ですので、そこでさらに引きとめたりした場合……振り切って帰るにしろ、残ったにしろ。その後、その女性は、どれだけその男性が誘っても、二度と近寄らなくなる可能性が高いですね。
重視するものが、まず違う、という事を覚えておくのが良いでしょう。世間からの対応も、男性と女性では違います。差別でも何でもなく、事実として違うのです。
相手と自分は同じではない、と最初に認識するのが重要です。
実際、同じではありません。
同じではないのなら、対応も違えたものにしなければならないわけです。
そうして、女性に何かを伝えようとする場合、言葉に出して話さないと、通じない。
☆☆★★☆☆
凝った演出や、お金をかけたアトラクションの中で、目も合わせず、話を聞いてもくれない男性よりも、
公園のベンチでのアイスクリームでも、自分を見つめてくれ、「あなたが好きです」の一言を言ってくれる男性を、女性はうれしいと感じます。言わないとダメなんですよ。……小説を書かれる方は、この辺り、参考にして下さいね。
タイトルと合ってない気もします……(^_^;)
解説しながら思いましたが、サー・ウィルフレッドに向かって語っている気分です。なぜか。




