設定資料File_1
設定です。説明してなかった部分などをここで補足していきたいと思います。
今回は魔術と魔法の違いについて。
設定資料File̠01
魔術と魔法について
ミュラー(以下ミュ)「さって、始まりました設定資料File̠01!今回は魔術と魔法の違いについて説明するぜ!」
ニーナ(以下ニ)「はぁ、なんでチャランポランと一緒に説明しないといけないのかしら。罰ゲーム?」
ミュ)「はっは~!がりがりとライフを削りやがるな、コイツ!とにかく、これも仕事と思って!」
ニ)「はいはい。で、魔術と魔法の違い?っていうか、違いってあるの?」
ミュ)「おいおい、あるからこうやって設定として解説するんだろ?」
ニ)「なるほど~、で?」
ミュ)「うむ!耳の穴かっぽじってよ~く聞くように!」
「まずは魔法について。そもそも、魔法ってのは存在しないんだな~これが」
ニ)「おーい!?いきなりぶっちゃけた!?」
ミュ)「まぁ聞けって。これにはミソがあってな。今はって注釈が付く」
ニ)「それって?」
ミュ)「はるか昔の話、具体的に言うと紀元前」
ニ)「紀元前!?」
ミュ)「魔法ってのは、あり得ないものの代名詞だ。便利で、かつあらゆることに代用できる神秘の力」
ニ)「まさしく『理想の技術』ってことね」
ミュ)「しかし、紀元前の人間は魔法があったにも関わらず、いや、あったからこそ1度大きな失敗を犯してしまううんだな」
ニ)「失敗?」
ミュ)「聞いたことくらいあるだろ?『ノアの大洪水』」
「このことが原因で地上のあらゆるものが『リセット』されてしまったんだ」
「もちろん魔法も例外ではなく、この世から消えてしまった」
ニ)「え?そうなの?」
ミュ)「そうなのだ。しかし、人間は魔法の便利さを忘れられなかったんだな。もう一度魔法を復活させようとしたのさ」
「その結果生まれたのが魔術ってワケ」
二)「なるほどね~」
ミュ)「しかし、失われた技術はそう簡単には取り戻せないってのは周知の事実。魔術には欠陥が多い」
二)「欠陥?」
ミュ)「かつて魔法があった頃は、誰もがどんな魔法でも使えたんだ」
「魔術は己の魔力、つまりは精神力及び生命力によって生産される。この二つが強くないと強大な魔術は使えない。さらにはその魔力をコントロールするのにも才能が必要だから、よっぽど神に愛された人間しか魔術をマスターするのは難しいのさ」
二)「魔術って難しいんだね」
ミュ)「ああ、魔術の道は1日にしてならず、だ」
「次に魔術について。さっきも説明した通り、魔術ってやつは難しいもんなんだが、最近じゃある程度制御が簡単になってきたんだ」
二)「それってなんで?」
ミュ)「それは今から10年前、旧フランスが研究していた新型魔術が世に出回ったからさ」
「この新型魔術は、人間に制御できない、またはし難い所はちがう所でやって貰おうって考えでな。魔力の制御を導力機関に任せてるんだ。導力機関に魔力を流し込むと、あらかじめインプットしておいた形に魔力を変換する」
「つまり、『火が出る』とインプットされた導力機関に魔力を流すと、導力機関から火が出るって寸法だ」
「これは、魔導銃に使われている『魔力に形を与える』っていう技術を応用した物なんだな」
ニ)「すっごいじゃん!じゃあさ、一度に火とか水とか風を起こせたり出来るんじゃない?」
ミュ)「残念ながら。それは出来ないんだなぁ」
二)「え~何で~?」
ミュ)「駄々っ子かお前は。これはまったくの謎でな。とにかく、『二つ以上のの導力機関を一度に起動する』、『半径1m以内で導力機関を起動する』ことは無理なんだ。魔法ならあるいは可能なのかもしれないけどな」
「魔術には他にも種類があって、『術式』っていうのもある。これは、言葉に魔力を乗せることである程度魔術を扱えるようになる。といっても、『火を出す』とか、『風を起こす』などの魔力を別のエネルギーに変えるのには向いてない」
「『筋力増強』や『姿勢制御』、『視力強化』は魔力が元は自分の力なんだから簡単にできる。組み合わせ次第で空も飛翔することも出来るようになるんだぜ」
二)「あ、視力を強化とかは無意識にやってるかも」
ミュ)「ああ。元々は『術式』ってのは普段、無意識ですることを意識的にすることで何倍もの力を発揮できるようにすることを目的にしているからな」
二)「勉強になったなぁ」
ミュ)「つーわけで、今回はここまで!矛盾点とかあったらビシビシ指摘してくれ!ちゃんと訂正すっからな」
二)「他にも質問も何時でも受け付けてるよ~」
ニ&ミュ)「「それじゃ、また次回で!」」
長文失礼しました。設定は大事だなぁと思ったので書かせて貰いました。
次回はヨーロッパの年表を予定しています。…いつになるか分かりませんが。
質問、感想その他でも構わないので、どんどん言って下さい。この作品が良いものになるよう、全力で善処したいと思います。