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パーティでレベル上げ!

すっかり身体のだるさや重さもなくなって、そろそろダンジョンにレベル上げしに行こうかな~と思ったら、

アランさんが「お!行きますか!」と言って部屋に戻って行った。

アランさん、前にレベル上げに付き合ってくれるって言ってたからそれかな?助かるなぁ~。


「あれ、マハトさん」

「これ着て。着方分からなかったらリシェルに聞いて」

「えっ……これ、え?お幾らでした?私お金払います!選んでいただきありがとうござい……。」……もう居ない。


部屋で着替えて鏡を見たら、動きやすそうな服の上に、軽い防具をつけるみたい。

なんだかレガースっぽい防具や、肘や膝が強化されてる。謎なのは、着る前より着たあとの方が身体が軽いこと……何でだろう。しかもなんだろう、かっこいい。強そう。



なんとなく、なにか足りない感じが……と思って数少ないあっちの世界の荷物から、空手の帯を取り出して結ぶ。あーこれこれ、この感じ。少し気持ちが強くなるような、そんなお守り。



部屋を出たら「お!似合ってるじゃーん!」とジュードさん。

「ジュードさんは真っ黒ですね……」「ジョブに合わせてるからな。今日はがっつりレベル上げてこう」


アランさんは「手荷物はマジックバッグに収納しとくから、回収~!最低限の持ち物だけ持ってね!ナオちゃんは水だけでいいかな。」「え!」「マジックバッグは回復のリシェルが持つ。」

「まかせて~」手をヒラヒラ振るリシェルさん。


リシェルさんがばふっと抱きしめてきた。「可愛い~!うちのナオは何を着ても似合うわね!」……みんな、いつもの服と全然違う。魔王でも倒しに行くような感じ。なんだか強そう。



「その装備、使い捨てだから。」マハトさんはすたすた行ってしまう。

急いで皆とお揃いのローブを羽織り、邪魔にならないように黒帯で素早くまとめた。


「えー、アラン、リシェル、ジュード、マハト、ナオ!本日はダンジョンでナオのレベル上げ!パーティの総合力、底上げしに行こう!」「おー。」ゆるーくジュードさんが拳を上げてみせる。


皆の背中にあるポセイドンと槍?、3本のフォークみたいなのが凄くかっこよく、強そうに見えて、頼もしかった。



ダンジョンに向かっていると、なんだか皆こっちを見ているような……

「トライデントフォースだ……!」ザワザワしている。

あっ、これまずい……と思ってそっと距離を置いたが、小さい男の子に指さされ「とあいれんと!ふぉー!」と言われた。なぜバレたのかと思ったら、ローブの背中にTrident Force とデカデカと描いてあった……。


パーティで行く初めてのダンジョンだ!

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