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幼馴染のボクっ娘少女・つかさ

本日4話目です。

 今日から学校を休学し、通信制高校による代理学習に取り組むことになった俺。

 だが、今はやることがないまま、無駄に時間が過ぎていくだけだった。


「しかし、退屈だな。 もうすぐ昼だけどゲームでもするかねぇ」


 何もすることがないので、ゲームでもしようかとベッドから起き上がる。

 すると、スマホから通話音が鳴った。


「着信の相手は……つかさか」


 着信相手は幼馴染の天城(あまぎ) つかさだった。

 茶髪のセミロングを靡かせた容姿のボクっ娘美少女で、元気っ子だが常に俺に気を掛けてくれる優しさも持っている。

 また、妹の由芽とも仲がいいのだ。

 今までもそうだったが、多分、今回も俺を心配してくれてるのだろう。

 そう思い、通話に出る。


「もしもし」

『もしもし、ケンくん。 おばさんからのメールで知ったよ。 大変だったね』

「ああ。 南というあのイケメンに不快感になる程にマウントを取られたよ」

『うわぁ。 マウント行為は法律で禁止されてるのに、何やってんだか……』


 つかさもやはり、マウントを取られたと言う話を聞いて呆れたような声色を出した。

 やはり、男性保護法の男子同士の交流の項目での違反なのは、つかさも知ってるみたいだ。


「つかさの所は、今は昼休みか?」

『ううん。 ボクの所は今週の水曜は午前中のみの授業でね。 今、そっちに向かうよ』

「ああ、分かった。 詳しい話はつかさが来てからにするよ」

『オッケー♪ じゃあ、すぐに向かうね』


 そう言って、つかさからの通話が切れた。

 彼女が通う学校も、一応公立で男女共学なのだが、俺が休学している学校よりは男子生徒は少ないとつかさが言ってたな。

 しかし、つかさの通う学校は今日は午前中のみか。

 由芽が通う中学校は普通に5限目まであるんだがな……。

 

「謙二、調子はどう?」


 そんな事を考えてたら、母さんが俺の部屋に来た。

 昨日の今日だから、様子が気になったのだろう。


「大丈夫だ。 あと、つかさがこっちに来るらしい」

「まぁ、つかさちゃんが? じゃあ、あの子の分も作ってあげないと。 ご両親はお仕事だし」

「そうした方がいいか。 頼むよ、母さん」


 つかさが来ることを俺から聞いた母さんは、すぐにキッチンに戻ってつかさの分のご飯を作るようだ。

 何せ、つかさの両親は今日は会社出勤らしいし、つかさの学校は今日は午前中のみだからな。

 何だかんだで母さんに頼ってしまうのは仕方がないのか。

 決してマザコンではないのだが……。


「お、今度はメールでか。 何々……、『もうすぐ到着するよ』か」


 そこにつかさからのメールが来た。

 もうすぐここに着くようなので、玄関に向かう。

 玄関に着いた時、丁度インターホンが鳴ったので、ドアを開ける。


「やっほー、来たよー」

「ああ、待ってたよ。 上がってくれ。 母さんが昼飯を用意してくれるみたいだぞ」

「あー、叔母さんには悪い事したなぁ。 でも、お言葉に甘えますか。 お邪魔します」


 茶髪セミロングの髪を靡かせたつかさを上がらせ、キッチンに連れて行く。

 近くで見るとやはり可愛い。

 そうそう、つかさの通う学校は紺色のブレザーだ。

 スカートの丈がやや短めなのが気になるが、美少女のつかさにはすっごく似合ってる。


「叔母さん、お邪魔します」

「いらっしゃい、つかさちゃん。 あなたの分のお昼ご飯も出来てるわよ」

「父さんも呼んだ方がいいか?」

「いや、もう来てるさ。 つかさちゃんもいらっしゃい」

「お邪魔してます、おじさん」

「ささ、早く座りましょう。 冷めちゃうから」


 つかさが母さんといつの間にかキッチンにいた父さんい挨拶をしてから椅子に座る。

 今日の昼飯はチャーハンか。


「それじゃあ、いただきます」

「「「いただきます」」」


 母さんのいただきますの挨拶の後で、俺達も続く。

 つかさを加えた昼食は、色んな話で盛り上がるのだった。


 あと、チャーハンも美味しかった。

 機会があれば、教えてもらおうかな……。



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