公園で遊ぼう
本日3話目です。
次回は明日の昼頃に更新予定となります。
(状況次第では早めに更新できるかもしれないですが)
「さて、いっぱいお話したし少し公園で遊ぼうか」
「そうだね。 お買い物に行く前に少し遊びたいね」
ひとしきり雑談をした俺達は、ベンチから立ち上がり背筋を伸ばす。
この公園から近い場所にショッピングセンターがあるが、そこへ行く前にまずこの公園で少し遊ぶことにした。
とはいっても、ここで遊べる遊具はブランコか鉄棒くらいで、後は幼児たち向けのやつだしな。
「じゃあ、まずはブランコに乗ろうか」
「スカートのままやるのか?」
「気にしない気にしない♪ 今はボク達以外に誰もいないんだし」
「お兄ちゃんが抱える嫌な思い出を忘れさせるくらいに目の保養になれればってね♪」
つかさがまずはブランコで遊ぶと言ってきた。
スカートのままブランコで遊ぶつもりだろう。
そんな事になれば、当然勢い次第で見えてしまうだろうが、今は俺達三人しかいないから、構わないらしい。
由芽もスカートで遊ぶ気満々だ。
確かに、俺にとっては目の保養にはなるだろうが、家の中ではなく外なんだと自覚して欲しい。
いつ、誰かが来てもおかしくないんだから。
「そーれーっ!」
「やっほー♪」
そんな俺の不安をよそに、由芽とつかさはブランコで遊んでいた。
思い切ってやっているので、スカートが捲れる捲れる。
当然ながら、二人の下着は見えるわけで……。
(しかし、本当に二人は楽しんでるな。 下着が見えてるにも関わらず)
下着が見えてる事も気にしない感じでブランコで遊ぶ二人を見て心の中でそう呟く。
スカートでなければ、二人が楽しんでるのを見るのも一興なんだがなぁ。
こうして、少しの間二人はブランコで楽しんだようだ。
「さて、次は鉄棒だね」
「懐かしいなぁ。 私は小学生高学年になるまでは逆上がりが出来なかったんだよね」
「ああ、俺も確か苦手だったかな」
「前転なら出来るんだけどね、ケンくんは」
次は鉄棒のようだ。
由芽は、小学校の高学年になるまでは逆上がりが苦手だったな。
まぁ、俺は今でも逆上がりが苦手なんだがな。
ちなみに、つかさは逆上がりも出来るみたいだ。
「さて、久しぶりにやってみようか」
「え、ちょ、ま……!!」
「そーれっ!」
誰かが公園の入り口に近ついて来たので、止めようとしたのだが、つかさは構わず逆上がりをしだした。
(あー、ピンクの下着が丸見えに……)
逆上がりの最中につかさのスカートが捲れたので、ピンクの下着は丸見えになっていた。
だが、それもすぐに終わり、つかさの逆上がりは終わったようだ。
(横切っただけだったか……。 危なかった)
女性ではあるが、公園を横切っただけだった。
しかし、つかさは気にせずにやっていたので別の意味でドキドキしてしまった。
下手したらって事を考えるとなぁ。
「お兄ちゃん、顔が赤いよ?」
「いや、別の意味でな。 横切っただけだったし」
「あー、人が通っていたんだね。 気付かなかったよ。 それでも気にしないけどね」
「じゃあ、次は私だね。 前転だけど」
次は由芽が前転で鉄棒をするらしい。
これもスカートでやると危ないんだよな。
下手したら見えるし。
当然ながら、由芽の時も人が横切ったのだが、こっちを見ずに進んでいったのでそこは安堵した。
前転が終わる際に白の下着が見えたのはここだけの話。
由芽は気にしないだろうが……。
その後は俺も前転で鉄棒をやってみた。
久しぶりだったので、あまり上手くは出来なかったが。
「さて、ショッピングセンターに行く前にトイレに行こう」
「そうだね。 私、そろそろ漏れそうだし」
「じゃあ、由芽から先に行ってもらうか」
「うん。 その間はつかさお姉ちゃんにお兄ちゃんの護衛をお願いするね」
いい時間になったので、そろそろショッピングセンターに行く時間だが、まずトイレを済ませる事にした。
先に由芽がトイレを済ませて、次につかさ、最後に俺が順番に済ませた。
というのも、ME思想の女は男子トイレに入ろうとも関係なく、男を襲撃してくるからだ。
そのため、二人以上の見張りが必要になる。
待機の時も、女子の誰かが一緒に居る必要があるので、こんな順番になったのだ。
「悪い、待たせた」
「大丈夫。 ME思想の女も来なかったし」
「じゃあ、ショッピングセンターにしゅぱーつ♪」
トイレを済ませた俺達は、つかさと由芽に腕を組まれながらショッピングセンターに向かうのだった。
さて、由芽とつかさは何を買う予定なんだろうな。
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