プロローグ
下手ですが、長く続けたいと思っています。
数年前、地球の太平洋中心に突然、光の柱と共に巨大な塔がそびえ立つ島が現れた。
その島は各国で様々呼ばれ方をしていたが、日本では『神楽島』と呼ばれていた。
その神楽島へ資源調査または資源独占の為に各国から調査隊が派遣されたが、帰って来た者はいなかった。
あの島で何があったのか、何がいたのか、調査隊はどうなったのか謎に包まれていた。再び調査隊を編成して赴く国もいたが結果は同じだった。
神楽島が出現してからわずか一年。
世界各地にあの島の使者と名乗る者が現れた。
“ごきげんよう、この世界の皆さま。
舞台は整いました。
これより、この世界での塔の攻略を開催します。
この世に現れし島は我らの主が治めし島。そしてあの天までそびえ立つ塔は我らの主が住んでおります。
一年に一度、100人の方に挑戦者の証を与え、その者が召喚し契約した戦闘代行者『サーヴァント』と共に我らの主の塔の攻略を挑んでもらいます。
塔には『十二の試練』があり、戦いって全てに勝利すれば塔の最上階に君臨する我らの主に挑戦する証が与えられます。
そして見事、主に勝利すれば、主の持つどんな願いも一つだけ叶う事が出来る万能の願望器『聖杯』が与えられ所持者となり、願いを叶うなり、人に譲渡するなり、放棄、破壊など自由にしてもらってもかまいません。
なおこれは強制ではありません。挑戦者の証があり、叶えたい望みがある者が挑戦できます。
ではより多くの挑戦者をお待ちしております。”
そしてその日から世界中から挑戦者となった者達が、自分の願いを叶えるために神楽島へと向かったが、島は今でも顕在し、帰ってくる者はいなく、さらに時が過ぎれば自分から行こうとする者は少なくなっていた。
だがそれは個人でのこと。国は何としても聖杯を入れたい。そのために自国にいる挑戦者を強制的に島へと向かわせた。全ては聖杯を自分の、国のものにするために。
あの島で聖杯を手にしない限り、国は個人の意志関係なく、挑戦者を送り続けることを数年の時が過ぎて行った。
あの島にどのくらいの挑戦者を送り続けたのだろうか。
そしていつ、終わりが来るのだろうか。