文化祭
こんにちは♪キャラメル・ラテです!
良かったら読んでください!
「いらっしゃいませー!」
今日は高校生活最後の文化祭。最後だからか、みんな気合が入っている。
私たちのクラスはたこ焼きとお好み焼き、焼きそばを販売。
お祭りがテーマならしい。
私はたこ焼きチーム。たこ焼きチームは全部で10人。そのうち5人は今他のクラスの出し物を堪能している。
今いるのが、私と親友の千咲。それから、夕陽と竜哉、翔。夕陽は千咲の彼氏。
「夏希と翔で洗い物お願いできる?それから、夕陽と千咲は呼び込みお願い!」
仕切っているのは翔くん。翔くんは学級委員もしていて、仕切るのがうまい。
それから、クラスのことをよく見ているから誰と誰が付き合っているとかも把握しているみたい。
そして、私が竜哉を好きなことも……。
「夏希、そっちの洗剤取って」
はぁ……。付き合えないかな、竜哉と。
「夏希、夏希ー?」
「え?!なに!」
竜哉に名前を呼ばれると緊張する。
「水、出しすぎ」
「あ、ごめんごめん!」
「あと、洗剤取って」
「あ、はい」
もう、私のバカ。ぼーっとしちゃって。いけないいけない。最後の文化祭だっていうのに。
「そろそろこーたい!!」
たこ焼きチーム5人が帰ってきた。
「お前なんだ?その紙コップ」
竜哉が聞いた。
「これか?すもも売ってたんだよA組で。珍しいから買っちった」
「へー、うまいのか?」
「お前も買えばいいだろ」
「夏希、一緒にすもも買いにいこうぜ」
「え?!私?」
竜哉に呼ばれて驚いた。なんで、竜哉は私を選んでくれたんだろう。
「すもも、嫌い?」
「ううん!いいよ!行こう!」
「よし、決まりな」
竜哉に手を捕まれ、教室から走って出た。
それから、行き先はA組じゃなくて、屋上だったことは、2人だけの秘密。
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