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実は振り飛車は最初の戦法には向いていないのではという話

ネットの将棋解説等ではよく四間飛車が最初の戦法としてお勧めしてあったりするけども、個人的にはあまりお勧めできないという気がしてきました。


というのも、振り飛車は基本的に受ける戦法な訳ですが、初心者同士の戦いだと特に攻めている方が勝ちやすいという問題があります。

振り飛車側は対応を一つ間違えたら一気に突破されて劣勢になってしまいますが、居飛車側はよっぽど無理攻めしない限りは大きく劣勢になる事はあまりないです。

あと、角道を閉じる関係で角交換を先着されやすいのも辛いです。


また、振り飛車の理念の一つとして「飛角交換をあまり恐れない」というのがあります。

飛車を取られても角で開いた玉頭をいじめていけば何とかなるという事なんですが、ガチ初心者にとっては角より飛車の方が圧倒的に扱いやすいと思うので、必然的に飛角交換を恐れざるを得ない感じになります。

そうなるとかなり動きに制限が出て来てしまいます。

かといって左金でガッチリ受ける感じにしてしまうと囲いが弱くなり、何の為に飛車を振ったのか分からなくなります。



何とか飛車角を捌けて優勢になったとしても、上級者だと必勝パターンでも初心者同士なら普通に負ける事もあります。

つまり、一つでも受けを間違えたら飛車先を突破されてしまうとか、諸々のリスクに対して、囲いがちょっとだけ固いというメリットが小さすぎるんですね。

なので、級位者においては実力が同じくらいの相手だと居飛車の方が勝てると思います。


また憶えなければならない事も結構多いです。

右四間、穴熊、引き角、棒銀、相振り。

この辺りはしっかり対処を考えておかないと一方的にボコボコにされてしまいます。

将棋は最初の一勝、というのがどうしても難しいです。

コンピュータの一番弱いのなら倒せても、対人戦だと悲しくなる程勝てません。


私も以前将棋道場24やってた頃、大真面目に7級に設定してたら強い人ばかりで全然勝てなくて嫌になったという事がありました。

(将棋道場24は実際の棋力より低い棋力に設定してる人が多いので大真面目に設定してしまうと悲惨な事になります)


やはり将棋は勝てないと楽しくないので、まず対人で勝つことを目標に、初心者でも勝ちやすい戦法を使うのが一番かなと思います。

(奇襲戦法の類は初段くらいになると全く通用しなくなってくるのであまりお勧めできません)


という事で、振り飛車は最初の戦法にはあまりお勧めできないというお話でした。

それでも振り飛車が大好きな同志や、マゾな方や、うるせー振り飛車は最強なんだよという方や、散々勉強したからもう遅いという方や、受けが好きな方は一緒に頑張りましょう。

(ちょっとハメ手っぽいですが、早石田とかなら攻める振り飛車なのでいいかもしれません)


逆に最初の戦法におすすめなのは棒銀とか右四間とか角換わりとかそのあたりでしょうか。

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