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1000年後の君へ  作者: Gla
第1章 はじまり
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プロローグ 『はじまり』

「はぁ はぁ」


傷だらけの男は赤ん坊を抱いて森の中をただ、全力で走った。

その森はとても暗くもう何も見えなくて、霧に覆われ、ひんやりとしている。

後ろからは、複数の影が走って追いかけてくる。


「くそ、このままじゃ・・・・・・」

「水木様、私が足止めをします。そのうちに早く」


そばにいる若い女が話しかける。


「何を言う! それではお前が・・」

「その子だけは死なせないで、私達の最後の希望ですから・・・」

「わかった・・・」


男は静かに頷いた。

女は笑顔を見せ「任せましたよ」と言って敵の方へ、突っ走っていった。


そして、やっと森を抜けたところに・・・


「お待ちしておりましたデス。氷結の魔術師。」


「何故・・貴様が…」


そこには、黒装束をまとった長身の男が立っていた。


「貴方の考えることなどお見通しなのデス。さあ、その子を渡していただきますデスよ。」


(これは、もう…仕方がない・・・)


男はボロボロの服から、何かが書かれた紙切れを取り出した。


「これが何か分かるかな?」

「何デスか?それは?」


その男は紙切れを赤ん坊の上におき、その上に手をのせた。


「まさか、それは・・・」

「もう、遅い!」


「時空転生!!」



その瞬間、森全体が眩しすぎる光に包まれた。




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