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私の好きな最低男

作者: 鈴夜 音猫
掲載日:2010/05/10

あなたを初めて見たのは入学したての頃。


あなたの周りはいつも人だかりができていた。


「かわいい」

「女の子みたい」


口々に発せられる言葉に、あなたがあんまり嬉しそうじゃないのにはすぐ気付いた。


席が隣になったことでだんだんと話すようになってから、あなたのコンプレックスがそのかわいい顔だと知った。


私には羨ましいくらいだけど、あなたは男の子だもんね。


話してくれた時の顔は、どこか悲しげで。

まるで捨てられた子犬みたいで、私の心を揺らしたの。


それからあなたを好きになるのに然程時間はかからなかった。


女の子に酷いことする最低な男の子だけど、私は知ってるよ。あなたは本当は優しいんだって。




「おい、教室戻るぞ」


予鈴がなって、あなたはすぐに立ち上がる。


でもトロい私はすぐには立てなくて。

もたもたしてるとあなたの声が降ってきた。


「お前、本当トロいのな」


そう言いながら待っていてくれてる。

ほら、やっぱり優しい。


「悪かったわね」


拗ねてみながら嬉しくなる。


そんな私の頭に手を乗せて、しゃがんだあなたはニッコリと笑った。


「お前らしくていいよ」


「…どうして私といてくれるの?」


あなたにとって女の子は興味がない存在だって知ってる。


じゃあ私は?


あなたの目にどう映ってる?


「俺はお前に興味があるから」


興味がある、その言葉にポカン、としていると額を小突かれた。


「こんだけ言ってんだから気付けよバカ」


「え?え??」


額を押さえて戸惑う私に悪態をつきながら、その顔がほんのり赤いその意味は、私の自惚れじゃないんだよね?



【End】


ようやく完結となりました。ここまで読んでいただきありがとうございます(*^^*)


読者さまの中には物足りない方もいるかもしれませんが、腹八分ん目ですよ。

この先は皆様のご想像にお任せします☆


まだまだ未熟で拙い作品ではありますが、ここまで読んでくださりありがとうございましたm(__)m


また次回お会いできますよう☆

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― 新着の感想 ―
[良い点] 三作読んでからの感想です。 とても短い短編なのに、女の子と男の子が互いを想い合ってる姿が見ていて楽しいです。 これからも頑張ってください。
2010/05/10 21:01 退会済み
管理
[一言] 前作、前々作も拝見しました。 彼にとって主人公が特別な存在であるように、主人公にとっても彼は特別な存在なのですね。 全体的な流れがとてもスムーズで、すらすらと読めました。 甘酸っぱい作品をあ…
2010/05/10 09:54 退会済み
管理
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