思い出した
私の名前はレイ・ラフレシア。ラフレシア家の一人娘。そんな私は何故か突然前世の記憶が蘇ったのです。いつも通り過ごしてただけなのにですよ!?
おかしくないですか!?まぁ、でも記憶が蘇ったおかげで自分自身が未来どうなるのかわかったからいいとしましょう。まずはこの世界のこと、自分自身のことについて整理しましょう。ます私はこのゲームのヒロインをいじめる悪役令嬢。レイ・ラフレシア。清く正しく育ち、美徳スキルを2つ保持していた少女。私は最終的にヒロインへの嫌がらせをしていたことにより国外追放され、全てに絶望し魔王となりヒロインに倒される。というなんともまぁ、救いがない。というヒロインが王子に擦り寄ったのがまず悪いし、私自身はそれを注意していただけ。そんな背景がありヒロインは1部のファンから嫌われていたわ。次にこの世界について。乙女ゲーム「美徳に隠されしアルカナム」が舞台の聖ラウンド王国で物語は学園。この世界には色というものと特別枠的な美徳スキルあと隠されている大罪スキルが存在する。色は七つあって、赤、青、黄、緑、紫、白、橙がある。でも全エンドクリア報酬でもう一色全ての色の力が使える黒という色がある。とりあえず赤から順に思い出していきましょう。赤はファンタジーで言うところの炎や火属性に位置する色。簡単に言えば火に関係する魔法などが自在に扱えるってこと。青は水に属性に位置する色。水に関係する魔法が自在に扱える。黄は雷ね。上と同文で自在に扱えるわ。緑は少し特殊で風、植物が扱えるわ。割と魔法が二属性使えるからあたりと言ってもいい色。紫は心に関しての魔法が使える。心を癒したり、強力なものだとトラウマを植え付けることが出来るわ。白は光を扱う色。元いた世界だと電気などの明かりに主に使われる魔法が多い。橙は身体強力がメインの色。サポート型の色で割と重宝されるわ。最後に黒。今まで紹介した色の力+空間を扱う魔法が使える色よ。これは滅多に確認されていないらしくて黒はほとんどの人間は知らない機密情報らしいわ。
次に美徳スキルと大罪スキルについてね。とわ言っても名前の通り美徳と大罪に関する能力を得られるだけ。あ、でもこのスキルの所有者は同時に二人はいないらしいわ。一人しか所有できないものらしい。ゲームの説明によると世界の力のバランスが崩れるからとの事。悪役令嬢の私の色は今は紫。前世の記憶によると後から黒に変化するらしい。スキルもそうで前世だと傲慢と怠惰の両方を会得していた。美徳スキルだと知恵と慈悲。記憶が正しかったら美徳スキルは私が王子に国外追放を命じられた時大罪スキルに変換していた。慈悲はヒロインが会得したらしいけど。まぁ、私がこれからするべきなのは今まで通り勉強や運動あと人助けね!そして学園入学後ヒロインをいじめないこと。よし、そうとなればじっとしていられないわ!魔王にならない為に頑張るぞー!