病める時も、健やかなる時も
僕も幸せを滲ませてそう言えば、リナも笑顔で返してくれた。
「私の方こそ、ありがとう」
「おめでとう!」
「おめでとう!」
皆の言葉に送られながら、僕たちは教会の外に出る。するとーー
「おめでとー!レインおにーちゃん!リナおねーちゃん!」
孤児院の子供たちがフラワーシャワーを降らせながら、僕たちを迎えてくれた。
いつの間にか外に出ていたアンと、マリウスが子供たちを見守りながら、笑って立っていた。
嬉しいサプライズに、隣のリナは涙をポロポロと溢していた。
「マリウスが子供たちを連れてきてくれたの?」
リナにハンカチを手渡しながら、マリウスにそう問えば。
「俺はアンに頼まれて、式が終わる頃を見計らって連れて来ただけだ」
「アンはこの計画も、お花の手配も、二人のためだって一人でやっていたのよ」
教会から出てきたシスターが嬉しそうに僕たちに教えてくれた。
「そうなのね、ありがとう。アン」
「リナもレインにーちゃんも、私の大切な人だからね!これくらいしか出来ることないけど」
リナがお礼を言うと、アンは照れくさそうに、ニカッと笑った。
僕もアンにお礼を言って頭を撫でると、アンは嬉しそうに「えへへ」と笑った。
「マリウス様も、ありがとうございました!」
「いや。二人の姿を見られて俺も良かった」
アンがマリウスに向き直ってお礼を言うと、マリウスは静かに微笑んだ。
「次はきっとマリウス様が幸せになる番です」
「そうか……そうだと良いな」
いつの間にか仲良くなっていたマリウスとアン。僕はそんな二人の未来もあるのかな、と思い描いてしまった。それはリナも同じみたいで。
「ね、アンとマリウス、意外とお似合い?」
と僕にこっそり耳打ちして笑った。
この日リナは、リナ・アーシュターになった。
大切な人たちに祝福されて夫婦となった僕たちは、この温かい場所に絶対にまた帰ってこよう、と約束をした。
いよいよ最終決戦です!最後までレインとリナの応援をよろしくお願いいたしますm(_ _)m




