死んでやる
僕は、田中龍太。
それなりにデキる高校生です。
そして、僕の隣にいるのは大石健吾。
彼は少しいろいろ残念な友達です。
今軽くピンチです。あっ、僕ではなく友達の健吾が…
健 「来るなーーっ!!来たら飛び降りてやる!!オレは本気だぞ!!!!」
今の言葉でわかるように飛び降り自殺しようとしてます。
龍 「おい、自殺なんてやめよーぜ!!死んだらつまんねーじゃんかよ!!
ってかなんでいきなり死のうと思ってんだ?お前はよぉ!?」
もちろん僕は止めてますよ。彼、友達ですし…
健 「なんでってお前、オレなんてお前にくらべてモテねーし、あったまわりーし、
顔ワリーし、友達少ねーし、軽くニートだし、背ぇひきーし、女子に
キモイキモイいわれってっし、足くせーし、顔ほくろだらけだし、
あだ名『もやし』だし、陰口言われるし、ドリアンみたいな臭いするし、…」
長い話を聞いていると自分のケータイが鳴った…
龍 「はい、あぁお前か。ワリィいま大変だからまたあとでな。
いま?屋上にいるよ。後で行くから待ってて」
すぐ電話をきった。
健 「…だれだ?」
龍 「……真琴」
健 「な、なんで?」
龍 「付き合ってるから…」
正直言いたくなかった。たぶんキレるから。
健 「おれ好きだったのに、まじかよ…」
そこでまたケータイが鳴った。
龍 「はい、おー由紀あぁ、あぁOK,OKじゃね〜」
健 「由紀?それ誰だ?」
龍 「彼女…」
健 「はぁ!!!!!二股?」
またケータイが鳴った
まじかよ、思わず思ってしまった
健 「また女かよ!?三股?」
またケータイがなった
健 「お前ふざけんなよ!!!!何股かけてんの?」
龍 「うーん7か8」
健 「おれなんかもう死んでやる」
屋上の扉が開いた。だれだ?先生とかなら助かるけど。
真 「遅いよぉ〜。いつまで待たせるんだよ?龍太〜」
真琴かよ!!思わず突っ込んでしまった。
健 「ま、真琴さん!!?なんで?」
真 「いや、龍太いるって聞いたから…てか塀登って、飛び降り?」
あぁ〜めんどくせー。
あ、真琴に説得してもらうかな。
健 「真琴さん、こいつ八股かけてます!!」
こいつ言いやがった!まじかよ!!
真「そ、そーなの?」
龍 「あ、あぁ」
真 「あたしは何番目なの?」
健 「気になることそれ?」
思わず健吾も突っ込んでしまっていた
龍「…あ〜、六番目」
真「私も死んでやる」
真琴のケータイがなった
真 「もしもし、あ〜ううん、うんうんはいじゃね〜」
龍 「だれ?」
真 「あ〜彼氏…」
龍 「はぁ?まじで?」
またケータイが鳴った
健 「デジャブ!!」
龍 「まさかさ、お前もほかのやつと?」
真 「うん、三股。」
龍 「何番目?」
健 「やっぱりそれ聞くの?」
真 「三番」
龍 「まさかの最下位かよ!!」
健 「こんなつまんねーよの中なら…
龍 「浮気した自分もワリーけど最下位かよ悔しすぎるから…
真 「八股も掛けられてきずかないで仲よくしてたなんて恥ずかしすぎるから…
三人 「死んでやる」




