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目覚めた世界が私の生きる場所  作者: 月陽
第3章 決意を新たに
201/273

201 学び得た一週間


 セイデリアの領主館はシベリウスと違って涼し気な外観で風通しもいいような造りになっていた。

 領主館の中を案内された後、応接室でセイデリアの現状やゼフィールとの国交等様々な説明を受けた。

 魔物の発生率はシベリウスと然程変わりなく、現在は穏やかなもので先に説明を受けていた通り、山賊や盗賊などの取締りを強化しているのだという。

 商人達も通常通り行き来しているので、違法な物が入ってきていないかの確認も怠っていないという。

 一時酷かったみたいだけれど、今の所はそちらも落ち着いているようだ。

 あの魔道具も今は鳴りを潜めているみたいで、安心はたいけれど気は抜けないと辺境伯は話している。



「そういえば、あの件に関しては結局エレンが関わって改善を行ったので伯父上とユリウス卿は納得した形で終わったんだな」



 お兄様がいうあの件とは学園の交流会の出来事の事。


 

「あの件に関しましては、エレン様にはお手を煩わせてしまい、申し訳ございませんでした」



 もっと前にセイデリア辺境伯からも謝罪の手紙を頂いていたのだが、その表情はこうなってしまったことへ後悔が見える。


 

「仕方がありませんわ。当時はまだアリシアでしたが、まさかあの後直ぐに戻るとは思っていませんでしたもの。そのように思うことはありませんわ。(わたくし)も自身で携わる事になるとは思いませんでした」

「エレン様が三学園の改革を行うとは思ってみませんでしたが、思い切った素晴らしい内容で感服しました」

「褒めても何も出ませんわ。少々教育に限らず、内部統制が甘くなっていましたし、時代に合わせた改革は必要だと思いますの。まだまだ改善点はいくらでも出てくるでしょうが、そこは学園の教師側からの意見をこまめに聞く必要があるでしょう。それは学生達も同様ですけれどね」



 教師達が変わっても学生達の意識が変わらなければあまり意味はないからね。

 そこま生徒会を始め、他の部とこまめに連携して生徒達の意見を行ければと思うけれど、これに関しては会長に頑張って貰いましょう。

 学園では私も一生徒に過ぎないのだし。



「エレンの考え付く事は私も見習わないとな」

「お兄様、そのような事はありませんわ。(わたくし)はまだまだですもの。(わたくし)はお兄様を見習っているのですわ」

「お二人共どちらもどちらですよ。エリアス様もエレン様同様に執務を始めた頃から驚かされてばかりですから」

「お二人の側近達は大変ですね」



 辺境伯がそう言うとお兄様の側近達はやりがいがあるとの答えだった。

 私の側近達はまだ半年程の事なので、付いて行くのがやっとだと話している。

 今はまだ学ぶべきことが多いので、迷惑を掛けない様にしているとロベルトが話している。

 

 それはさておき、セイデリアの事が沢山知れたので、折角なので実際に野菜等を育てている農園を見学出来るということでそちらへと移動した。

 馬車で移動すること数十分、街から外れたそこには広大な農園が広がっていた。

 果物が育てられている場所と野菜を育てている場所を分けているのが見て取れる。

 事前に来園する事が伝えられていたようでここの管理人が私達を案内してくれる。

 丁度今収穫時期のものから夏野菜、そして秋収穫に向けて育てている果物等様々だ。

 この農園は商業ギルドが管理していて、セイデリアの住んでいる人達が主に働いているそうだ。

 男性が多いのかと思ったけれど、意外に女性にも人気なのだそう。

 出荷出来ない野菜などは従業員で持ち帰りが出来るそうなので、それが人気の理由だ。

 大変な仕事ではあるが自分達が普段食する物とあって食に関する仕事は尊いと考えられている。

 それらはシベリウスでも一緒だった。

 何度も魔物が襲来し、その度に食に関する事でかなり過敏になっているからだ。

 食べ物が無くては体力を回復させることも出来ず、魔物を退ける事が出来ない。

 それだけでなく多くの住人達に我慢を強いる事になる事で暴動が起きないとも限らない。

 そういった過去の出来事から学び、食に関する事は重要だと働き手が多いのだという。

 良い事だよね。

 説明を受けながら回る事暫く、丁度収穫時期を迎えている品種がある苺畑に来ると、管理人から是非収穫し食べてみて下さい、と快く進めて下さったので、私達はその場で捥いで食べてみた。

 これは程よい酸味があり甘酸っぱくて美味しい。

 


「とても新鮮でおいしいな。少し酸っぱさはあるが、後から来る甘さをより引きだたせている」

「左様です。この酸っぱさがあるからこそ甘さを引きだたせより美味しく感じられるのです。これはこの場で収穫した物がそれが顕著ですね。少し時間が経っても甘さが落ちる事はありませんが、味の感じ方は断然に落ちますからね。それでもその鮮度を保つために工夫はしております。そして、あちら側に植えているものが酸っぱさはなく、甘さの強い苺になります」

 


 私達は説明を受けながら食べ比べをするけれど、ほんとに全然違う。

 どちらも美味しいけれど、そのままで食べるなら今食べた甘みの強い方がいい。

 たけど、加工するなら最初に食べた方が適しているという。

 色んな説明を受けた後、実際収穫した野菜や果物がどのよう鮮度を保ちつつ店頭へ並べられたりするのかのを見せて貰った。

 鮮度の落ちやすい果物を中心に魔道具を使って適温を一定に保ちつつ店側が取りに来てくれるのだという。

 これらを早朝行っているので朝の早い時間から働き、夜は獣対策を行うのに何名かこの場所で泊まるという。

 それは交代制で主に独身者が行っているそうだ。

 既婚者は家庭があるので出来るだけ考慮されているらしい。

 従業員にも優しい働き方だ。

 それらを皆真剣に聞いている。

 伯父様もそうだけれど、セイデリア辺境伯も気安い性格から皆気安く話していて、時には冗談も言い合っている。

 こういった姿を見ると安心できる。

 中には領民から搾取する領主もいるからね。

 それはこの国でも例外ではない。

 国から監察官を派遣して現状を見て回っているそうだけれど、それでも無くならないものなのよね。

 全員が全員善良かと言われればそうではないのが人というものかもしれない。

 そうなって欲しくはないけれどね。

 

 予定通りの時間で説明を聞き終わり、沢山の質問をした後にご厚意でお土産を頂いて街へと向かった。

 あっという間に時間が過ぎ、明日のお昼前には王都へ帰る為にお土産を買いに来たのだ。

 まずはルイスに頼まれているお菓子等を注文し、明日領主邸へ届けてくれることになったのでお言葉に甘える事にした。

 折角なので出来たてを食べて欲しいからね。

 そしてお父様達へのお土産とアルネやモニカ達にも購入し、領主邸へと帰宅した。

 今夜も細やかながら立食パーティーを開いてくれるそうで、楽しみに少し休息し後に食堂へと案内される。

 そこには数日振りに見るマティお従兄様とアレクの姿もあった。

 疲れているかと思ったけれど、その様子はなく、アレクに至っては何だか頼もしく見える。



「お従兄様、アレク。訓練はいかがでしたか?」

「シベリウスとは違う訓練で中々いい経験になりましたよ。それといい勉強にもなりました」

「僕も、お父様の訓練とはまた違って新しい事が沢山知れて良かったです。あちらに戻っても習った事を続けようと思います」

「アレクもいい経験が出来たのね。良かったわ」

「僕は、従姉上にお会い出来て嬉しかったです。今度はいつ会えるか分かりませんから」



 確かにそうね。

 次はいつ会えるかしら。



「アレク、次会う時にはもっと成長している姿を見せてね」

「はい! もっともっと精進して従姉上のお役に立ちます!」

「あら、それは嬉しいわ。楽しみにしているわね」



 どうなるかは分からないけれど、アレクはきっとフレッドの近くにいる事が多くなるでしょうけれど、それは今言わない方がいいわね。

 まだ先の話でどうなるかも分からないのだし。

 

 

「お従兄様は王都へ戻った後はどうされるのですか?」

「一度アレクと共にシベリウスへ戻りますが直ぐにお側に戻ってまいります」

「伯父様の元で学ばなくてもよろしいの?」

「はい、父上からは出来るだけエレン様の傍近くにいるよう言われておりますので。それに父上から課題も出されておりますが、それらは王都の邸でも出来る事ですのでご安心ください」



 長期休暇でお従兄様の学ぶ機会を奪わないか心配だったので、それを聞いて安心した。



「エリアス様、エレン様」



 私がお従兄様とお話をしていたらいつの間にか辺境伯とベティ様が近くにいらっしゃっていた。



「こちらにご滞在の間、楽しんで頂けましたか?」

「あぁ、色々と勉強になったよ。エレン程ではないにしても私もそう外出する機会はないからね。特に両領に訪れる事が出来た事は良かったと思う」

「そう言って頂けて嬉しい限りです」



 ヴィンスお兄様も充実した日々を送ってくれたのなら良かったわ。



「それに、此処で剣聖に会えるとも思ってもみなかった」

「私もまさか彼が此処を訪れるとは思いもよりませんでしたよ」

「そういえばいつ来たんだ?」

「エリアス様方が来られる前日です。そして既にセイデリア領を去っております」

「早いな。次は何処へ行ったんだ?」

「行先は分かりませんが、此処に来たのならゼフィールへ向かったのかもしれません」



 本当に自由に行動していらっしゃるのね。

 もし今度お会いできる事があれば、その時にお礼を伝えよう。



「エレン様、今回は予定外の訓練が入りお茶会が出来ませんでしたが、また王都にてお話が出来ればと思っております」

「私も、ベティ様とゆっくりお話がしたいですわ。特にセイデリア辺境伯との馴れ初めとかお聞きしてみたいものです」

「まぁ! 是非聞いて頂きたいですわ!」



 ベティ様が華やかな声を上げたものだから何事かと辺境伯が顔色を変えていた。



「ベティ、エレン様に何を話しているんだ? また突拍子もない事を言って困らせているんじゃないだろうな?」

「酷いですわね。そのような事するわけないでしょう。(わたくし)は楽しくお話させて頂いているだけですわ。ね、エレン様」

 


 怪しいな、と辺境伯はベティ様を疑っている。

 一体いつもどのようなことを話して辺境伯を困らせているのかしら。

 ベティ様も案外自由な所があるものね。



「エレン様、話は変わりますが、少しよろしいでしょうか」

「えぇ、勿論ですわ」

「ベリセリウス嬢は別として、ヴィクセル嬢とクロムヘイム卿の二人は一度実践経験させた方がよろしいですわ」

「二日目で体験したのではありませんの?」

「それは対魔獣、野獣です。(わたくし)が危惧しているのは人に対してですわ。エレン様が危険な目にあってしまう前に、いざという時動ける様にしておくのがよろしいかと。彼女達を見ていたら、まだ平和な世に浸かっているように感じます。特にヴィクセル嬢は。訓練は問題なく動けておりましたが、危機感が全く足りていように感じます」

「それは、そうかもしれませんが、実践といっても難しいですわね」

「実践が難しければよく言い聞かせる事です。エレン様が傷ついてからでは遅いのですから」



 ベティ様の経験からなのか、真剣に私に注意を促す。

 実践は二人共未成年だし、授業で王都管轄の森で実践を経験している筈で、今回も経験済だ。

 対人に関しては、こればかりは訓練の積み重ねかしら。

 


「エレン様、こちらをどうぞ」



 ティナは私達の話が一段落したのを見計らって果実水を持ってきてくれた。

 確かに喉が渇いていて、有難く受け取る。



「あっという間でしたわね。半分程訓練に費やしてしまったけれど、皆は楽しめたかしら?」

「いい経験になりましたわ。たまには違う方から訓練を受けるのもいい勉強になります」

「私は自分の足りない部分を知れて良かったと思います。これからはそれを補う為に此処で学んだことを続けていいきます」

「ロベルト、無理をして体を壊さない様に気を付けて」

「はい。ありがとうございます」

(わたくし)も王都に戻りましたらお父様とお兄様に訓練をつけて頂きますわ。夫人に教えて頂いて、実力が全然ない事、学園で如何にぬくぬくとしていたか身に沁みました」

「王都で暮らしているのと、セイデリアという環境では全く違いますもの。それを言っても仕方がないわ。学園の授業がどれほど教えているのかは分からないけれど、それでも教育として力を入れているはずだから、色んな方の助言を聞くのもいいかもしれませんわね」



 二人共前向きだけど、先程のベティ様の言葉との差もあり、どうするべきか悩むわね。

 彼方に戻ってからお兄様に相談しようかしら。



「エレン、真剣な話はそこまでにして、楽しまないと。王都に戻ったらやる事が溜まってるよ」

「それもそうですわね」



 問題が無ければいいのだけれどね。

 彼方に戻ったらまたいつもの日常が戻るので、また頑張ろう。


 

「今回は中々エレン様とお話しする機会がなく、残念でした」

「エドフェルト卿はお兄様の側近なのですから」

「私としたらもう少し仲良くさせて頂きたいですね」

「おい、しつこいぞ。ヴィーはもっとエレンから離れろ」

「ヴィー、エリアス様の仰る通り、しつこくするとそれこそエレン様に嫌われてしまうよ」

「エレン様はお優しいのでこれくらいで嫌われたりしないよ」



 好き勝手に話をしているけれど、この男性同士の戯れって見ていてとても楽しそうよね。

 女性同士とは全然違うので、あのような気軽な関係が羨ましく思う。



「前から思っていたのですけど、会長⋯⋯じゃなかった、エドフェルト様は学園でいらっしゃる時と雰囲気が違いますよね」

「そうかしら? (わたくし)はあまりそう感じないけれど」

「エレン様は如何ですか?」

(わたくし)の前では大体あのような感じなので、ティナに同意見かしら」



 皆其々時と場所、そして相手によって態度を変える。

 特に宮廷で働いている貴族達はそれが顕著でしょうね。

 私も例外ではない。

 学園に復学すれば、きっと周囲から私がシアと同一人物だと思わない人もいるかもしれないわね。

 シャロンは別でしょうけど、今迄仲良くしていたクラスメイトと距離が出来るのはやはり寂しいと感じるかもしれない。

 今から心配していても仕方ないけれどね。



「エレン、どうしたの?」

「お兄様。いえ、何でもありませんわ。あちらはもう宜しいの?」

「あぁ、彼奴はほっておいても問題ないよ」



 いつの間にか彼等はティナ達と交流を図ってた。

 確かに問題はなさそうね。

 問題はこっちかしら。


 

「いい? 彼奴に何かされたら遠慮く退けるんだよ」

「流石に何かされることは無いでしょう? お兄様は心配し過ぎですわ。それに、学園に復学すれば会う機会も減るでしょう?」

「それはそうだけど、あぁエレンの事で心配が尽きない!」



 ――一体何の心配をしているのかしら。



「エリアス様を見ていると当時の陛下とオリーヴィア様を見ているようです」

「お父様達を?」

「えぇ。同じ年位の頃、オリーヴィア様はとても人気でしたので、それを陛下が心良く思わず、近づく男達に睨みを利かせておりました。その反対にオリーヴィア様は陛下に近づく女性達に対して厳しい目で判別なさっておられましたよ」



 今のあのお二人を見ていると想像できないけれど、確かにお兄様には変な女性は近づいて欲しくないわ。

 だから学園での様子がちょっと気になるのよね。

 アリシア時代には気にする事が出来なかったから、これからは公に動けるし目を光らせないと!

 私がそう心の中で決意していると、辺境伯は私を微笑ましい様子で見ていた。


 翌日、朝食をいただいた後、辺境伯達と話をしていたら昨日注文していたお菓子類や加工品が順次邸に届いた。

 それらを確認していると、辺境伯からお土産を頂いた。



「これは何だ?」

「これは先日ご案内しました農園の野菜と果物を使ったゼリーと焼き菓子です。苦みも無くてすっといただけますので宜しければお召し上がりください」

「野菜を使ったゼリーって珍しいですわね」

「色は綺麗だが、苦くないのか?」

「それが中々癖になるのですよ。それにただ苦いだけでなく仄かな甘みもありますでの、暑くなるこれからの季節には良い間食になるのです。王都に出店はしておりませんので此処でしか食べられませんよ」



 これは食べるのが楽しみだわ。



「では有難くいただく。エレンが目を輝かせているからね」



 お兄様には笑われてしまったけれど、お野菜を使ったゼリーなんて初めてなので凄く食べたい!


 

「辺境伯、素敵なお土産をありがとう」

「いえ、本来はエリアス様方にお渡しするには不向きな物ではありますが⋯⋯」

「相手に寄るからな。辺境伯からの贈り物なら信用している」

「エリアス様」



 お兄様の言葉ですっと真顔になった辺境伯は咎めるようにお兄様を呼んだ。


 

「言いたい事は分かっている」

「それなら私から何か申すことはありません」



 食べ物って一番危ういから辺境伯もお兄様に信用信頼する臣下でも一度は疑えと言いたいのでしょう。

 それを利用する輩がいないとも限らないから。



「ではそろそろお暇するよ」

「はい。お見送り致します」



 私達が辺境伯と話している間に皆は帰る準備を整えていた。

 外に出ると、ラーシュ卿を始めセイデリアの騎士団長と副団長の姿も見える。



「大したおもてなしも出来ずに、予定していた内容と変わりました事、お詫びいたします」

「いや、いい経験ができたし、何よりこの地にに来れた事が一番良かった。感謝する」

「勿体ないお言葉。お帰りも転移での移動と言えど、お気をつけください。帰りも彼女がご案内致します」



 行きと同様にベティ様が王都まで送って下さるようで、すっと前に出てきた。



「では参りましょう」



 ベティ様の転移魔法が発動し、私達は一瞬で王都のセイデリアの邸に戻って来た。

 

 

ご覧頂きありがとうございます。


いいね、ブクマ、評価をいただき、本当に嬉しいです。

ありがとうございますm(_ _)m


番外編をたまに更新していきますので、そちらも楽しんでいだけたら幸いです。


次話も、本編も引き続き楽しんでいただけると嬉しく思います。

よろしくお願い致します。



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