172 伯母様とお茶会
お話をしながら街を歩いているとヴィダルと出会ったが、彼はもう一人知らない人と一緒だった。
「今日は買い物か?」
「お兄様達と街を散策しているの。あちらでは難しいから」
「あぁ、なるほどな」
「今日はお休みではなかったのかしら?」
「いや、朝から閣下に呼ばれて領主館へ行っていたんだ。ほんと人使いが荒い⋯⋯」
大分疲れているようね。
昨日よりも何だかげっそりとしている気がする。
「そちらの方は?」
「ん? あぁ、こいつはヴァレニウス出身のギルドの者でゲルハルトだ。お互い行き来して情報交換を行う為に俺があっちに行って、逆にこいつがこっちに来てるんだ」
成程、ヴァレニウスの方なのね。
確かに背が高くていらっしゃるけど、ほっそりとして学者って言われたほうがしっくりくるような⋯⋯。
「マティアス様、ご無沙汰しております。お隣はレオナルド様ですね」
「何年振りかな。全く変わってないね」
「私は数年程度では何も変わりませんよ。貴方方は大分大きくなられましたね」
「大きくならないと困るよ」
お従兄様達は面識があるのね。
私達は簡単に挨拶を済ませるとヴィダル達は一度ギルドへ戻り家に帰るそうだ。
目的地は一緒なのでこのままギルドまで行くこととなった。
マティお兄様はそれとなく私達から彼を離すように話をして、ヴィダルは私達と話をしながら歩みを進める。
「そういやー、学園はどうだ? お嬢にとってはつまんないんじゃないか?」
「そんな事はないわ。新鮮で楽しく過ごしているわ」
「そうか。友人は出来たのか?」
「勿論よ! ここにいるティナも友人の一人よ」
ヴィダルは私に友人が出来ていないと思ったのかそんな事を言ってきたので、ティナが友人の一人だと話すと、嬉しそうに同意していた。
ちょっと、友人じゃないって言われたらどうしようかと思ったけれど、嬉しそうに頷いてくれて良かったわ。
私が変な心配をしていると、エドフェルト卿が「私は友人ではないのですか?」と聞いてきたので、私はいたずらっぽく「違います」と答えると大袈裟に嘆いていた。
ヴィンスお兄様は「図々しいな!」と彼を叱っていた。
「お嬢が楽しそうで安心した」
「どういう事?」
「いや⋯⋯学園に行く前までは、どことなく気を張っているというか、遠慮してるというか、そんな感じがしたんだ。まぁ昨日閣下から話を聞いて納得したけどな」
私、色んな人に心配されていた?
「それで、シベリウスで何してるんだ?」
「お兄様とのデート、そして挨拶回りですわ」
「お嬢⋯⋯その言い方は色々誤解を与えるぞ」
「何故?」
わけが分からずお兄様を見ると嬉しそうにしているだけで答えがわからず、ティナを見ると私の言い方は平民が婚姻した後挨拶回りをする習慣があるので、それみたいだということだった。
ふむふむ、そういった習慣があるのね。
私はティナに教えてくれたお礼をいい、一つ賢くなったわ。
けど、そもそもお兄様と二人っきりというわけでもなく、マティお従兄様を始め人数は多いのでデートってわけでもない。
誤解も何もないと思うのだけどね。
あっ、けどよく考えたらここでのこの姿はアリシアだし、お兄様は私とよく似ているけれど、此処では知られていないので、間違えられることもあるのかな?
「シアは随分と彼と仲が良いんだね」
「そうですわね。ヴィダルには魔物大襲来の際にはとてもお世話になりましたから」
「あの時は、確かにお嬢のお守りあったが、どっちかと言うとこっちが助けられた事の方が大きいぞ」
「そうでしょうか? 私は私が出来る事をしただけですよ」
「お嬢は謙遜が過ぎるな。そんなんで大丈夫か?」
「シアはそれが良い所でもあり欠点だからね。だけど⋯⋯シアはきちんと弁えてる」
お兄様は私の欠点だと言いつつも擁護してくれる。
ヴィダルは「それならいいが⋯⋯」とあっさりと引き下がった。
そうこうしているとギルドに着き、私達はシベリウス支部のギルドマスターに会いに来たので、直ぐに案内してくれるみたい。
ヴィダルも用があるみたいだったが、私達の後に会うという事で、此処でお別れだ。
この先会う事は無いだろうけれど、彼には今後もシベリウスを護って欲しい。
ヴィダルは私の考えている事が分かったのか、あっさりと「此処は任せろ」と言ってヴァレニウスの人と何処かに行ってしまった。
うん、あっさりしすぎてしんみりする暇も無かったわ。
受付嬢の案内で私達はギルドマスターであるクリスティアーノが待っている部屋へ来ていた。
相変わらずの麗しさ。
彼が純粋な人ではないのが見て取れたのか「エルフか」とエドフェルト卿が呟いた。
「皆様、お待ちしておりました」
「お時間を頂きありがとう」
「見ない方々がいらっしゃいますが、お嬢様のご友人ですか?」
「隣が兄で後ろにいるのが友人ですわ」
「成程。⋯⋯それで、今回はどのようなご用件でしょうか」
「用件、というほどの事も無いの。ただ、こちらに来ることがもうあまりないと思うのでご挨拶に伺っただけよ」
「お嬢様は律儀ですね」
「クリスには沢山お世話になりましたからね。今までありがとう」
私がお礼を伝えるといつもの穏やかな笑みを返してくれる。
お礼を伝えた後、私が此方で発案した商品のこれからの扱いについての確認があり、いずれ私が考案したと考案者の名前を変更するのだけれど、これは伯父様達が行ってくれるとの事で私が特にすることは無いのだけれど、内容を知っておかないといけないのでそれらも兼ねて今日は此処に来たのだ。
私が考案したものについて、ティナ達も知らない事なので、話を聞いて驚いていたが、まだこれはティナ達の中でしまっておいて欲しいとお願いした。
話が一段落したので少し雑談をする。
「お嬢様が此方で過ごされて五年、ですか。短い間でしたね」
「貴方にとっては短くても私にとってはそうではないわ」
「確かに、私にとっての五年は一時に過ぎませんからね。いつあちらへ戻られるのですか?」
「明々後日よ」
「そうですか。こちらにいらっしゃった時はとてもお小さいくて何事にも一生懸命で危なっかしかったですが、今は落ち着かれたようですね」
「クリス! あまり小さい時の話をしないで⋯⋯恥ずかしいから」
あまり暴露しないで欲しい。
お兄様は別にいいけれど、ティナやエドフェルト卿にも聞かれるのは恥ずかしすぎるわ。
ちらっと見ると、ほら、面白い話を聞いたって顔してる!
「ふふっ、お可愛らしいですね」
「何度も言うけど、貴方に褒められても嬉しくないわ」
全く変わらず麗しいエルフのクリスに言われてもね。
クリスも相変わらず頓着せずあっさりしている。
「そうですか? お嬢様はこの地でとても愛されていますから、もし何かありましたらいつでも頼ってください。閣下に許可を頂いたら王都へ駆けつけましょう」
「ありがとう」
この地の人達はとても暖かいわ。
癒される。
彼も忙しいでしょうから、雑談もそこそこでギルドを後にした。
この後はギルド前で馬車が停まっていて、私達は馬車に乗り邸へと戻る。
その帰りは少し遠回りをしてシベリウスの景色を堪能する。
まぁ今は雪に覆われているから景色と言っても雪景色で、だけどその雪覆われた白い光景も陽光に照らされてキラキラと輝き、とても綺麗だ。
これにはティナ達も魅入っていた。
少し早くに邸へ帰宅したので、私とお兄様は伯母様とお話をすることにしたのだけれど、ティナとエドフェルト卿は休むかと思いきや、ご一緒させてくださいとの事なので、皆一緒にお茶を楽しむ。
「街の散策はどうだったかしら?」
「久しぶりに街へ行く事ができ、それもヴィンスお兄様と一緒に行けましたのでとても楽しかったですわ」
「貴女の憂いない楽しそうな笑顔を見れて良かったわ。最近は貴女にとって好ましくない事が続いていたから、心配していたのよ」
「ご心配を頂き、ありがとうございます」
伯母様にはとても心配を掛けてしまっていたみたい。
確かに昨年の交流会からは毎日が怒涛に駆け巡っていたわ。
今考えると短期間に色々あり過ぎよね。
「けど、私の心配を余所に貴女はきちんと王女として振舞っているようだから安心したわ。ちょっと甘い気もするけれどね」
「伯母様、折角こちらに遊びに来ているのですから小言は少なめでお願いしますわ」
「ふふっ。お誕生日パーティー後に貴女にはきっちりとお話をしたので、今日は止めておきましょう」
そう、お誕生パーティーの後、少しの時間でお母様と伯母様からのお叱りとまではいかないけれど、有難いお言葉を沢山いただいたので、今日は流石に聞きたくありません。
「ステラって変た所で強情だよね。可愛いけど」
「お兄様、私で遊ばないでくださいませ。お母様と伯母様の二人揃っては怖かったのよ、本当に」
「確かに、私もそんな状況には陥りたくないかな」
「あら、それはどういう意味かしら?」
「美人で迫力のあるお二人が揃ったら私も小さくしなるしかありませんよ」
確かに二人揃ったら迫力が凄いですからね。
私達の話を聞いていたティナ達はその状況を想像したのか私達に小さく同意しているみたい。
「それで、ベリセリウス嬢とエドフェルト卿の二人から見たこの子達はどう? 他に誰もいないのだし、折角だから貴方達の本音を聞いてみたいわね」
伯母様にそう質問され、二人は素直に答える。
この質問は私もちょっとどう思われているのか聞いてみたいって思っていたので、答えが楽しみだ。
「ヴィンス様の普段執務をしている姿や学園での姿は隙があるようで無く、雰囲気が陛下によく似ておられます。ですが、エステル殿下がお戻りになり、両殿下がご一緒にいる時は年相応で雰囲気も柔らかく、最初はその姿に驚きましたが安心も致しました。エステル殿下が王宮にいらっしゃらない時のヴィンス様はいつも気を張っておられて鋭く、それでいて誰も寄せ付けない空気が漂っていましたから」
「そんなことは無いだろう?」
「いいえ、エステル殿下が戻られてから雰囲気が変わられたと、あちこちで噂されてますからね。ヴィンス様もご自覚ください」
私が此方出過ごしていた時のお兄様ってそんな感じだったのね。
「ベリセリウス嬢、ステラはどうかしら?」
「はい。ステラ様は優しさと厳しさをお持ちでいらっしゃいます。シア様の時はいつも遠慮していらして心配でしたが、王女殿下としてお戻りになられた後は遠慮が無くなり、ヴィンセント殿下にも素直にお話ししていらっしゃるお姿を見ると安心いたします。ただ、ご自身の事になると無頓着と申しますか、お分かりでいらっしゃらないところが、少し心配ですわ」
「ほらみなさい。ステラ、他人から見てもそう思われているのよ」
「伯母様! 今日はお説教はなしでお願いしますわ。その件ならこの間嫌というほど聞きました」
またお説教に入りそうになったのですかさず待ったをかける。
この件に関しては私に分が無いもの。
「エドフェルト卿、貴方はステラの事をどう見ているのかしら?」
「そうですね。エステル殿下はとてもお可愛らしいですね。ただ可愛らしいだけでなく芯の強さもあります。外見からは庇護欲を掻き立てられますが、言葉を交わすと見方が変わります。言葉の端々から聡明さが伝わってきて、何というか、魅かれる存在ですね」
「アルヴィン、間違ってもステラに懸想するなよ」
「それは分かりませんねぇ」
エドフェルト卿の言葉にヴィンスお兄様が噛みつく。
お兄様、完全にエドフェルト卿に遊ばれてますわよ。
「あら、エドフェルト卿なら別にいいのではなくて? 家柄も申し分ないのだし。多少歳の差が気になるけれど、問題ないわよ。許容範囲内だわ」
「伯母上、ステラをこんな腹黒に捕られてもいいのですか!」
「お腹の真っ黒具合で言うならばアンセが一番黒いでしょうね。それに多少黒くなくてはあの宮廷ではやっていけませんよ。それに、黒いと言っても良い方の黒だから」
そんな黒いに良いも悪いもあるの?
突っ込みどころ満載の会話にどうしていいか分からない。
それよりもエドフェルト卿ったらお兄様を揶揄うだけの為に私をダシにしないでほしいわ。
呆れた溜息が出てしまうが、遮られてしまった。
「エステル殿下、私が話したことは本音ですよ。ヴィンス様を揶揄う為だけにそう話したわけではありません。それに、お口に雪苺を入れられた時はかなりドキッとしましたよ。あのお可愛らしい笑顔と行動は反則です。他の男性にはしないほうがよろしいかと」
「そんな事しませんわ」
「確かに、エドフェルト卿の言う通りですわ。私もドキッとしましたもの」
「⋯⋯えっと、それは、どういう意味?」
エドフェルト卿はそう柔らかい表情で話すが、そのいつもと少し違う雰囲気に何だか落ち着かない。
ティナはティナで少し面白そうに話しているけれど。
「はぁ。ステラが魅力的だからだ。全く⋯⋯」
「魅力的って、私まだ十歳になったばかりですよ?」
「こういう時だけ子供だと強調するのはなしだよ。アルヴィン、ステラは子供っぽいか?」
「いえ、全く」
「クリスティナ嬢はどう見る?」
「ステラ様は十歳には思えない言動が多いですわ」
二人共そんなきっぱりと言わなくても。
ちょっとむっとしながら二人を見るととてもいい笑顔で見返された。
「ステラが学園に復学するのが怖いよ⋯⋯」
「どうしてです?」
「どうしてって、アルヴィンみたいにステラに魅かれる男が多そうだからだ」
「今、私の事も虫って言いましたね?」
「お前は虫は虫でも毒虫だ」
「お兄様、流石にその言いようは酷いと思いますわ」
「ありがとうございます。エステル殿下はお優しいですね」
「おい! ステラの優しさに付け込むな!」
私達の中身のない会話に伯母様はただ楽しそうに聞いていた。
そしてマティお従兄様達は助けてくれなさそう。
二人共面白そうに話を聞いているだけだし。
早くこの話題から離れないかしら!
恥ずかしくてたまらない!
「ステラ、少しは異性にどう思われているか分かったかしら?」
「お世辞とかではないのですか?」
「エステル殿下、誓って嘘やお世辞ではありません。心からそう思っております」
きっぱりとそう言われてしまっては疑えない。
だけど、異性って言ってもエドフェルト卿だし、ただ一人の意見だから。
お兄様の心配事は大丈夫だと思う。
「クリスティナ嬢ではなく、ステラの側近も男を連れてきた方が良かったかな。此処にいるのは身内ばかりだからマティとレオンの意見は役に立たないからね」
「そうですね。私達はステラ様を従妹としてしか見ていませんので」
「ステラ様は可愛い従妹で間違いないですね。最近めっきり会う機会も減りましたから従妹不足です」
確かにレオンお従兄様とは会うことが少なくなったわ。
「レオン、お前はシベリウスで過ごしていた五年、ステラといる時間が一番長かっただろう」
「五年ではなく三年も無いですよ。僕はヴィンス様と同じ年ですよ? ステラ様より先に学園に通っているのですから」
「ステラは私の妹だ!」
「ステラ様は私達の従妹でもありますよ」
ヴィンスお兄様とマティお従兄様達も不毛な争いは止めてほしいわ。
伯母様も呆れているし後ろの二人も呆れてますわよ。
従兄弟同士で争っていると伯父様がお戻りになり、部屋へ入ってきたと思えば、従兄弟同士で争っているのを不思議に思ったのか何事があったのかと聞いてきた。
「何を言い争っているのですか?」
「お帰りなさい。可愛い妹の取り合いで不毛な争いをしているのよ、この子達」
伯母様にかかったらヴィンスお兄様もただの子供みたい。
理由を聞いた伯父様も呆れたように「まだまだ子供ですね」と呟いた。
「それで、何故そのような不毛な話になったのです?」
「元々はステラのダメ出しから始まったのよ」
「あぁ、その件か」
「そう、その件よ」
「お小さい頃から言い続けていましたが、中々ご自覚下さいませんからね。ステラ様は⋯⋯」
そう言うと私以外の全員が溜息をついた。
これ、流石に私怒っていいよね?
ね、いいよね!?
「それ以上言い続けたら口を聞かないわ」
私がそう言うと、全員がピシリと固まった。
固まっても知らない。
「ステラ?」
お兄様に呼びかけられたけれど無視よ無視。
「ステラ、ごめん。機嫌直して?」
「皆貴女の事が心配で言っているのよ」
それは十分分かっているけど、どうしてもどこか他人事のように思ってしまうのよ。
「逆に誰かに口説かれたら少しは自覚するのではないでしょうか?」
――誰に?
「駄目だ。どこの馬の骨ともわからん男に口説かれるのを容認できない」
「でしたらエドフェルト卿にお願いしたら如何でしょう? 身元はしっかりしておりますので安心ではないでしょうか?」
ティナがそう発言した事に驚き、思わず彼女を凝視する。
「ふむ、確かに身内が何を言ったとしても身内だからの評価と思われますから、明日昼から騎士団へ行きますので、ステラ様は朝エドフェルト卿とお二人でお茶でも楽しんでください」
「伯父上!」
「モニカを付けますので大丈夫ですよ」
「そういう問題じゃない!」
「ヴィンス様はステラ様の成長を妨げるおつもりですか?」
「そういうわけではない。だけど⋯⋯」
何だか変な方向に話が進んでいるわね。
エドフェルト卿は終始笑顔だけどヴィンスお兄様は顰めっ面で、伯父様はすーんとしていて、伯母様は楽しそうにこの状況を見守っている。
「アルヴィン、くれぐれもステラに懸想するなよ!」
「心内に想うだけにしておきます。多分⋯⋯」
「明日の予定が決まったわね」
エドフェルト卿が何か小声でぼそっと呟いたようだったけれど、伯母様はお兄様に反論の余地を与えまいとパンッと小気味よく手を合わせてその音に掻き消され、強制的に話を終わらせた。
「では夕食にしましょう。楽しかったわ」
「オリー、子供達で楽しみすぎだ」
「いいじゃない。こんな機会めったにないのよ。楽しまなきゃ!」
完全に伯母様が主導を握っていて、伯父様は呆れながらも楽しそうだから、この状況を楽しんでいるんだしょうね。
そして二人共に私とエドフェルト卿の許可も取らずに決定を下したので彼には申し訳なく思う。
だけど、二人でお茶会なんて何を話すのかしらね。
今から考えても仕方ないし、明日どうにかなるでしょう。
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