171 森の探索と街歩き
昼食後、私達は準備を済ませて森の入口に来ていた。
此処にいるのはギルドの者達とシベリウス騎士団で、いくつかの組に分かれて森に入る。
今日は私達も一緒なので組の分け方は単純に伯父様の組に私とお兄様、ティナにエドフェルト卿、私達に付いてきた近衛二人に加えてギルドからは二人とシベリウスの騎士団からも二人。
少し人数が多い気もしなくもないけれど、私とお兄様がいるのでこの対応なのでしょう。
ただ、マティお従兄様とレオンお従兄様は慣れているので違う組に割り振られている。
伯父様からの挨拶の後、順次森に入っていく。
私達は一番最後に入るのだけれど、一緒に行くギルドの、もう一人の姿がまだ見えない。
「伯父様、もうお一人のギルドの方って?」
「あぁ、彼奴は⋯⋯そろそろ来るはずだよ。昨夜こちらに戻ったばかりで此処に来るのはギリギリで良いと伝えてあるから」
それって他の人でも良かったのでは?
疲れてるのではないかと心配になってしまう。
少し待つと、颯爽とその一人が現れた。
「閣下、お待たせしてすみません」
「いや、疲れてるとこ悪いね」
「本当ですよ。明け方にヴァレニウスから戻ったばかりですよ。今日は俺でなくてもいいはずですがね」
「シアが戻ってきているからお前に会いたいと思ってな」
「お嬢が?」
ヴィダルはそう言って周囲を見渡し私を見つけると「おぉ! 久しぶりだな!」と言いながら勢いよく近づき私の頭を撫でようと手を伸ばすが、ティナを始め私の近衛がざっとヴィダルの首に剣を突き付ける。
「へっ?!」
「何をしているの!? 剣を引きなさい!」
伯父様とお話していたから怪しい人じゃないって分かるだろうに急に剣を突きつけるなんて!
私は慌てて静止の声を上げると剣を戻すが、ヴィダルは訳が分からないといった感じで伯父様に向き直る。
伯父様は伯父様で「忘れていた⋯⋯」と全く悪気も無くそう零すが、怪しい⋯⋯。
ヴィダルはヴィダルで私の事を知らないのか何だという顔をしている。
「えっと⋯⋯、今迄もお嬢の頭を撫でた事あるが、ダメだった?」
「は?」
この言葉にヴィンスお兄様の機嫌が急降下した。
「ヴィダル、お前は戻って来たばかりで知らないんだな」
「何をです⋯⋯?」
「実はな⋯⋯」
伯父様はヴィダルの耳元でささやくように説明をしているが、それを聞いた彼は私をばっと振り向いたかと思うと「俺、もしかしてこれか?」と親指で自分の首をすっと引く。
「そんなわけないでしょう! あれくらいでどうしてそんな物騒な事になるの!?」
「いやー⋯⋯流石に不敬罪? とか?」
「ならないから! というかヴィダルはシベリウスに必要な人でしょう。私の頭を撫でたくらいで何にもならないわ。そもそも、伯父様! 態とヴィダルに言わなかったですね?」
「おや、バレましたか?」
「もう⋯⋯そのような意地悪はおやめください」
伯父様ったら最近意地悪が多いわ。
私がちょっぴりいじけているとヴィダルがぽりぽりと頬をかきながら気を取り直したように私に向き直る。
「あーそれでお嬢⋯⋯じゃなかった。ひ」
「この姿の時は今までと同じように呼んでくださいね」
「わかった。んで、俺に会いたかったって?」
「お礼を言いたかったの。子供達を無事に送り届けてくれてありがとう」
「あぁ、あの件か! いや、お嬢の為だからな。お安い御用だ」
ヴィダルはヴァレニウスとアルバネーゼの子を受け持っていたので大変だったと思うが、子供達が無事に家に帰れたのはひとえにヴィダル達のお陰だ。
「さて、全員揃ったのでそろそろ森に入ろうか。ヴィダル、シアは馴れているからいいが、他の三人は慣れていないから気にかけて上げてほしい」
「了解です。で、この三人はお嬢の友人ですか?」
「私の隣に居てる方は私のお兄様でエリアスです。後ろの二人が友人です」
「ん⋯⋯いや、え? お兄様ってどう見ても閣下のご子息の方ではないよな? まさか、だよな?」
「ヴィダル、そのまさかだ」
「はぁ!? いやいや、ダメだろ。え、いいのか?」
私とお兄様が一緒にこの場にいることに対して混乱しているようだった。
ヴィダルの珍しく狼狽えてる姿に笑っては駄目だけど笑ってしまう。
「今はそれほど魔物も増えていないから大丈夫だろう。それに、何事も経験は大事からな。義弟にもそれは報告しているから問題ない」
「まぁ、閣下が良いなら否はありませんよ。ただ⋯⋯まぁ後でご報告します」
私達は前に伯父様、後方にギルドの二人に囲まれて森の奥へと進んでいく。
お兄様は王都近郊の森とは違う様子に興味津々といった感じで、ティナとエドフェルト卿は警戒をしながらも周囲を見回している。
今の所魔物の気配はないし森は静かだった。
時折動物達の鳴き声が響くがそれぐらいで異常はない。
更に奥に行くと少し開けた場所に出たので休憩をしながら伯父様はお兄様達に今森がどういった状況化の説明をしていた。
私はそれを聞きながら周囲を見渡していると、ヴィダルに呼ばれたからそちらに行くと、そこにはこの森でしか食べれない珍しい雪苺だった。
この雪苺はとても糖度が高くて、だけど森にしか出来ないので収穫することも出来ず、冒険者達の密かな楽しみでもあった。
私もそれを教えて貰った時は、その甘さと美味しさで食べ過ぎてしまったくらいだ。
今日もそれを見つけたという事で、教えて貰ったので早速捥いでぱくりと食べると、それを見咎めた近衛達が慌ててしまい、何事かと思った伯父様達が事らに近づいてくる。
「アリシア様! そのように外に生っているものを毒見もなしに口にしないでください!」
「そんなに慌てなくても大丈夫よ」
「どうした?」
「雪苺を食べていただけですわ」
「あぁ、これか」
「雪苺って初めて聞くな」
「これですわ」
私が雪苺を一つ捥いでお兄様のお口に持っていくと、そのままぱくりと口にしたら、また近衛だけでなく、エドフェルト卿とティナも慌てて止めに入ったが、私はそのティナとエドフェルト卿の口にも雪苺を放り込んだ。
「うん! これは、美味しいな。市場に出回っている苺とは比べものにならない位とても甘い。だけどねっとりとした甘さでなくあっさりしているのでいくつでも食べられそうだな」
「でしょう! ティナ達はどう?」
「とても美味しいです。このような苺は初めて食べました」
「私もです。とても美味しいですわ」
お兄様にもティナ達にも好評で、お兄様はもう一つご自分で捥いで食べていた。
伯父様も一つ食べているのを見て近衛の二人もちょっと興味が湧いたのか恐る恐る口にしていたが、口にした途端、表情が変わった。
美味しいものを口にするとそうなるよね。
雪苺を堪能した後、森の探索を再開し、途中少数の魔物に遭遇したものの、大したことなく森の探索が終了した。
薄暗くなる前に森を後にし、他の組からの報告を受けて邸に戻って来た。
邸に戻ると着替えを済ませて夕食までゆったりと過ごして夕食を頂く。
そしていつもの様に団欒の間にて今日の出来事を話すのだけれど、今日はその輪にヴィンスお兄様とティナとエドフェルト卿がいるのでちょっと変な感じだ。
「ヴィンス様、今日は如何でしたか?」
「シベリウス領の皆には頭が下がりますね。雪がここまで深いとは思わなかった。それに森の探索もこんなに大変だとは。何事も経験してみないと分からないな。いい経験になりました。それに、改めてステラがどれだけの経験をここで培ってきたか、勿論今日の様な事だけでない事は分かっていますが⋯⋯」
「エドフェルト卿とベリセリウス嬢の二人はどうだったかしら?」
「想像していたよりもかなり大変でした。やはり話を聞くだけではいけませんね。ヴィンス様の仰った通り、とても勉強になりました」
「両領が魔物の襲来の要所だとは座学で習ってはいた事ですが、こうして実際に森への探索に参加しますと、その大変さが身に沁みます。ただ勉強するだけと実際に大変するのとではやはり全く違いますね」
ただ机にかじりついて勉強するのとでは訳が違うものね。
皆にとっていい経験になったのなら良かった。
「それにしてもあの雪苺には驚いたよ。あれは市場には出さないのですか?」
「あれは市場には出せませんね。理由は、房から捥いだら直ぐに食べないと糖度が落ちて逆に不味くなるのですよ。それにギルドの者達のいい糖分補給と水分補給になりますから、あれは自然のままで宣伝しないのが一番ですね。あれが欲しくて勝手に森に入られて何かあっても迷惑ですので」
伯父様はそうバッサリと言い捨てた。
確かに森にはいって何かあって遭難とか魔物に襲われて死体ゴロゴロは迷惑極まりないですものね。
とそこでお兄様が何かを思い出したのか私に話しかけてきた。
「ステラ」
「はい、お兄様」
「クリスティナ嬢には良いが、何故アルヴィンの口にも雪苺を放り込んだんだ?」
「何故って、お二人にも体験して欲しくて⋯⋯いけませんでしたか?」
「そういう事じゃない。アルヴィンには自分で取らせたらいいだろう! ステラが手ずから食べさせる必要は無い!」
「手ずからって⋯⋯お口にぽいっとしただけですよ。それにちょっと煩かったので黙らせるのには食べて貰うのが一番ですから」
「それでも駄目だ」
「お兄様にもしましたよ?」
「私は別。家族以外の男にそういった事をしたら駄目だよ。いい? 約束して、絶対に!」
「お兄様がそう言うなら、お約束しますわ」
どうしてそこまで怒るのかしら。
勿論お行儀が悪いのは分かっているけれど、それで怒っているのではなさそう。
私達の会話を聞いていたマティお従兄様とレオンお従兄様も私を呆れたように見ているし、伯母様に至ってはあらあらと困った子を見る様な目で見ている。
とうの本人は何故か嬉しそうにしているし、何なのでしょうね。
「明日の予定ですが、今日の天気を見ていると明日も晴れるでしょうから、街へ行きますか?」
「勿論行きますわ!」
「マティとレオンに案内させますので楽しんできてください」
やった! 明日はお兄様と街へ行ける。
行くところはマティお従兄様達が決めて下さっているのかな。
明日が楽しみで仕方ない。
今日は寝れるかな。
楽しみ過ぎて寝れないかもしれない。
今日は初めて森に入ったのでお兄様達は疲れているかもしれないので今日は早く休むことになった。
翌日、朝食をいただいた後、私達は街の入口まで馬車で向かい、そこで降りて街を歩く。
今日の装いは防寒ばっちりの落ち着いた服装にしている。
だけど人数が多いしマティお従兄様達がいるので皆貴族だと思われているのは必須だ。
「そういえば、ティナ達って王都の街中へ行く事はあるのかしら?」
「頻繁にではありませんが、たまに商業区へ行く事はありますわね」
「エドフェルト卿は?」
「私は結構行ってましたよ。今もたまに行く事はあります。自身の目で今の市場の様子を見たりするのも勉強になりますからね」
成程。二人共街はそう珍しくはないのね。
「お兄様はお忍びで街へ行ったことはあるのですか?」
「たまにね。民衆の暮らしを見ておかないと分からない事が多いからね」
「私も王都の街を歩けるでしょうか」
「直ぐには難しいね。まだステラのお披露目が済んで間が無いし、そもそもその姿では無理だからね。仕様を変えないとね」
「いつか王都の街にも出てみたいですわ」
私がぽつりとそう零せばお兄様は優しく頭を撫でて下さった。
話をしながらも進んでいくと、冬だというのにここは何時も活気に満ちている。
向かったのは私のお気に入りのパン屋さんで新作が出ていたとのお従兄様情報でそこに寄る事にした。
店内に入ると焼き立てのパンのとても良い匂いが充満していて食欲をそそる。
顔なじみのおばさんが出てきて私を見て一瞬驚いたが、直ぐにいつもの表情で出迎えてくれた。
「いらっしゃい! お嬢様はお久しぶりですね」
「えぇ、お久し振りですわ。お従兄様に新作があるって聞いたのですけど」
「それならこれですね。お嬢様の意見を参考にして試行錯誤を重ねて漸く店頭に出せたのですよ」
「では私はそれを頂くわ。皆さんはどうしますか?」
私がティナ達に意見を聞くと、王都とは違っパンの種類に少し驚いているようで迷っているようだった。
「どれも美味しそうですわね。お勧めは何かしら?」
「ティナは甘い物が好きでしょう? だったらカヌレはどう? パンっていうよりお菓子に近いけれど、小さくて食べやすいですわ」
「ではシア様のお勧めにしますわ」
エドフェルト卿は私と同じものを、皆其々購入し、何時ものように店先のテーブルについて早速いただく。
ティナ達がこうやって頂く事に抵抗がないか心配だったけれど平気みたいなので私も早速いただくと、うん、間違いないわ!
このクリームパンは甘みが抑えられていてパンの硬さとも相性抜群!
まだこの世界にはこういったパンが少ないので私がここで色々と提案してるのだけど、これが世界に広がってくれたらなぁって思う。
ティナもカヌレの触感と甘さが良かったようで、これを家のお土産にしたいと言っていたので、あちらに帰る日の朝に邸に届けてもらうように早速注文をしていた。
食べ終わったらまた街歩きを開始する。
次に寄ったのはシベリウス家がお世話になっているブティック。
これはティナの希望だ。
伯母様が愛用しているお店を見てみたいという事でこちらに寄ると、私達が来店するのを事前に聞いていたのか、エヴェリーナが出迎えに出ていた。
「いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました」
「大勢で申し訳ないね」
「いえ、マティアス様。ご来店いただけて光栄ですわ」
「エヴェリーナ、お久しぶりですわね」
「はい。ご無沙汰しれおりますわ」
私の事には触れずに挨拶だけにしてくれた。
もしかしたら事前に伯母様から何かお話したのかもしれないわね。
今日はティナの希望だから率先して話を聞いたり店内の見本を見ている。
きっとシャーロット嬢やセシーリア夫人へのお土産を考えているのね。
エドフェルト卿も同じようにエドフェルト夫人へのお土産を探しているようだった。
私とヴィンスお兄様は一緒にお父様とお母様、そしてフレッドへの贈り物をエヴェリーナに頼む。
そう難しい事は言わないけれど、伯母様の着用しているドレスは全て此処で注文しているので、王都でも見劣りしない良質なので密かに羨ましがられているのだ。
ティナも注文を終えたようで、私達は少し遅い昼食を頂く為に店を後にする。
向かったのは初めて街に出てきて食べたあの思い出のお店だ。
こちらも予約をしていたのであっさりと店内奥の個室に通される。
護衛達は交代でお食事と休憩時間となり、私達も食事を楽しむ。
「お兄様、シベリウスの街はいかがですか?」
「王都とはまた全然違うね。それに王都より美味しいパンがあるとは驚きだよ」
「エリアス様、あれらはシアの意見が多く採用されていて、それにあの店主達が応えているからですよ」
「シアは此処で何をしていたんだい?」
「特に何もしておりませんわ。パンの感想を話したり、こういったパンがあると美味しそうですよねとか、そういったお話をしていただけで、それらを作り上げた職人たちのお陰ですわね」
私はお菓子作りなら出来るけれど、パン作りまでは分からないので、本当に感想を言ったりしていただけで、本当に凄いのは職人さん達だ。
「パンもそうだけど、やはりヴァレニウスから来る商人たちが多いのか、此処にはあちらの細工が多いな。そしてそれらを上手く取り入れて融合させている。ある意味王都よりも流行を生み出しているようだね。そしてそれらを王都に持ち込んでいるのが伯母上か」
「そうですわね。伯母様がシベリウスの流行を王都へ流していらっしゃるのですわ。だけどそれは他の領でも同じ事をしているでしょう。そうして世が回るのですわ」
シベリウスが特別な事をしているのではなく、他の領でも同じように流行を生み出している。
それらを王都へ持ち込み各領へと注文が入るので潤っていくのだ。
お話をしているとお料理が運ばれてきて卓上に並べられると、本日のメニューはお肉を使ったメニューが中心だったが、王都ではあまり見ない料理が並べられて、お兄様を始めティナ達も物珍し気にしている。
こちらはとにかく寒いので、温かいシチューがよく食卓に並び種類も豊富で、今日はシベリウスで採れるお野菜のミルクシチューで野菜の旨味ぎゅっと詰まった優しい味だ。
添えられているパンはバゲット。
王都ではお行儀が悪いと言われそうだけど、バゲットにシチューを染み込ませて食べるのがまた美味しいのだ。
王宮でこんな事は出来ないけどね。
お兄様達にも説明して一緒に食べると「なるほどな!」と気に入ったのかパクパクと食べていた。
その他のお料理もお口に合ったようで、残すことなく食べきり、デザートに紅茶のアフォガート。
これも私がシベリウスにいる時にぽそっと呟いたことがきっかけで作られたものだ。
まぁ全て“記憶”の事なのだけどね。
これも気に入ったのか、お兄様は王宮でも作って貰おうと意気込んでいた。
お料理を楽しんだら食後の紅茶を楽しみつつ話を楽しむ。
「お料理は如何でしたか?」
「王都とはまた違う味付けで美味しかったよ。最後に食べたアイスに紅茶を掛けるなんて斬新だね」
「それはシアの発想ですよ」
「流石だね! これは父上達も喜びそうだよ」
「これならアイスを用意してくだされば自分達でも作れますよ」
「そんなに簡単なの?」
「紅茶とお湯を一対一で割り、アイスにかけるだけです。流石にお店に出す時は色んな盛り付けがされてますけど、簡単でしょう?」
「それなら私にも出来そうだね」
誰でも出来るからお兄様がお母様に作って差し上げたらとても喜ぶと思うわ。
私がお母様の喜ぶ顔を想像し、ついといった具合に私自身も笑っていたようで、それが皆に伝染したようで、お兄様も楽しそうに笑っていた。
「シア」
「はい、お兄様」
「楽しい?」
「とても、とても楽しいですわ」
「シアが楽しそうで良かった」
「お兄様は?」
「シアと一緒にいられる時間は楽しくて幸せだよ。それに可愛い妹が笑顔なら尚更だね」
お兄様も楽しそうで良かったわ。
私ばかりが楽しんでいたら悪いものね。
食後の休憩も終わり、私達は街歩きを再開した。
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何より励みになります。
次回は二十一日に更新いたしますので、次話も楽しんで頂けたら嬉しいです。
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