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目覚めた世界が私の生きる場所  作者: 月陽
第2章 学園生活の始まり
145/264

145 会場の見回り


 競技場の外へ出ると、既にレオンお兄様とアストリッド様が私達を待っていた。

 結構長い間観覧席で話をしてしまっていたみたいで、お兄様達は「何してたの?」と不思議そうに聞いてきたけれど、私の口からは何とも言えないので、お養父様達が話し込んでいたと伝えておいた。



「ヴィンス様、試合お疲れ様です。そして優勝おめでとうございます」

「ありがとう。レオンも優勝おめでとう」

「ありがとうございます」

「アストリッド嬢は、悔しそうだな」

「えぇ、とても悔しいですわ!」



 アストリッド様はそれはもう悔しそうにそう答えた。

 そして何を思ったのか、私の所に来たと思ったら、手を握られた。



「アリシア様! お願いがあります!」

「な、何でしょう?」



 私に一体何をお願いするのでしょうか⋯⋯。

 不思議に思いながら次の言葉を待つと、それは予想しなかった言葉だった。



「アリシア様に魔法の指導をお願いしたいのです!」

「えっ? 何故(わたくし)に? レオンお兄様に教えて頂いたほうがよろしいのではないのでしょうか?」

「いいえ! レオン様に勝ちたいので是非魔法操作の上手なアリシア様に教えて頂きたいのです! アリシア様の魔法披露を観ましたが、とても素敵で魅入ってしまいましたもの!」

「誉めて頂いて恐縮ですが、アストリッド様。(わたくし)人に指導をするほどではありません。まだ未熟ですので、申し訳ありませんが⋯⋯」



 アストリッド様の勢いが凄くて、断りたいのに悲しそうな、見捨てられた子犬のような表情で私を見てくるけれど、流石にまだまだ未熟な私が指導なんて烏滸がましい。



「アスト、アリシア嬢が困っているだろ。それにアリシア嬢の言う通り、まだ誰かを指導するには早い。いくら魔法操作に長けていてもな」

「お父様は誰の味方ですか! 娘が強くなろうと意気込んでいますのに」

「誰の味方ということもない。事実を言っているだけだ」


 

 お父様であるセイデリア辺境伯に言われてしゅんとしながらも、私に視線を私に向けてくるが、どうすることも出来ない。



「でしたら、次の、冬の休暇に(わたくし)シベリウス領にお邪魔しても宜しいでしょうか? 泊まるのは隊舎でも街の宿でも全然かまいませんので!」



 まさかの提案で、これにはベアトリス様も「さすが(わたくし)の娘です!」と同意していた。

 セイデリア辺境伯は頭が痛いとばかりに頭を振る。

 この親にしてこの子あり。



「アストリッド嬢はベティ様の血が濃いと見える。発想が同じだな」

「これは、一度受けるしかないわね」

「オリーヴィア様、よろしいのですか⁉」



 お養母様が肯定の言葉を呟いたのをしっかり拾ったアストリッド様は興奮した様子でお養母様にキラキラした目を向けていた。



「アル?」

「まぁ、仕方ないか。だが次の休暇、冬はダメだ。5月の休暇なら受けよう」

「おい、本当にいいのか?」

「マティ達にとってもいい経験になるだろう。それにお互いの領を実際知るいい機会にもなる」

「アルがいいなら⋯⋯」

「ふふ、では決まりね! 楽しみだわ」



 ベアトリス様が楽しそうだけど、ちょっと怖く感じるのは何故かしら⋯⋯。

 私がそう思っていると、ヴィンスお兄様が「そろそろ生徒会室へ行こう」と言い、私達はお養父様達と別れ、ヴィンスお兄様、レオンお兄様と共に向かった。

 教室に着くと、私達が最後だった。



「お待たせして申し訳ありません」

「そんなに待ってはいないよ。殿下、レオナルド君、優勝おめでとう」

「ありがとうございます」

「ありがとうございます。ところで、珍しくハセリウス先生がいますね」

「アリシア嬢が魔法師団の勧誘を受けた件で問題があっただろう?」



 どうしてご存じなのかしら。

 あの時周囲にはあまり人がいなかった筈。

 


「不思議そうにしているが、丁度その現場を見かけた生徒から報告が入ったんだ。まぁ同僚の魔法師が止めて事なきを得たようだが。目撃した生徒が腕を掴まれていたと話していたが、大丈夫か?」

「はい。今は痛みもなく、痕も消えましたので問題ありませんわ」

「大事に至らなくて良かったが、何故一人で座っていたんだ?」



 それ、話さないといけない事ですか?

 確かにあの場で一人で座っている事はかなり変と言えば変よね。

 だからと言って本当のことは言えないし⋯⋯。



「ただ、競技場内の熱気が凄かったので、休憩時間に少し気分転換をしたくて外に出ただけですわ」

「そして魔法師に捕まったと?」

「はい」

「何を言われて腕を掴まれることになったんだ?」

「名を名乗りもせず、話し始めたので勧誘のお断りをして会場に戻ろうとしたら腕を掴まれ、魔法師団に来て欲しいと。交流会より今すぐ宮廷の魔法師団に来て、魔法を見せて欲しいと言われました」

「かなり強引だな。名は聞いたのか?」

「トシュテン、という方ですわ」



 その名を聞いた先生や他の先輩達も嫌そうな顔をしていた。

 そんなに有名な方なのかしら。

 


「シア、彼はちょっと、と言うかかなりの変人で魔法馬鹿なんだ。彼に目を付けられたらしつこいんだよ」

「そうなのですね。ですが、この件はお養父様もご存じだし、何か対処をすると仰っておりましたよ?」

「父上が対処するならこの先今回のようなことは起こらないだろうね」

「シベリウス辺境伯が動くなら、まぁ安心か。だけど、また勧誘されたら直ぐに報告するように」

「分かりましたわ」



 私の話が終わり、明日四日目の確認へ。

 明日は七、八年の剣技、魔法技、討論会、乗馬、魔道具の披露となる。

 そう、明日は個人戦の最終日で最高学年の八年生、つまり会長とクラエスさんの個人の最後の交流会となる。

 会長が最後に出場する種目は討論会、そしてクラエス様は魔道具の披露をするそうだ。

 明日私達は会長達一番上のクラスが参加するので、私とレグリスは一年の課題として上級生の見て勉強すると言っても生徒会のお仕事優先なので、明日一緒に行動をするのは、マティお兄様と私、レグリスはティナお姉様と、上級生と下級生と言った感じで二人一組で行動を共にする。

 明日の確認が終わると、あと残り三日の交流会を無事終えるために皆も早くに休むようにと早々にお開きとなった。

 

 寮に戻るとお父様からお手紙が届いていた。 

 内容は昼間の件で、あの魔法師に関してはシベリウスで一ヶ月間預かり、みっちり礼儀を叩き込む事になったらしいので安心するようにとの事だった。

 それなら宮廷ですればいいのに、と思わなくもないのだけど、慣れた宮廷ではなく、違う環境で叩き込むと言うことだった。

 お養父様達の仕事が増やしてしまって申し訳ない気持ちになる。

 だけど騎士団で教育するでしょうし、大変なのはハルド様達現場の人達になるのかな。

 これで心配するような勧誘とかは無いでしょう、というか無いと思いたい。

 一度ある事は二度ある。

 ⋯⋯油断するのは良くないわね、色んな意味で。

 昨日に続き今日も予測しなかったことが起きて、しかもあのように腕を掴まれるとは思わなかったので、少し焦ってしまったのもあり、冷静に対処しなければと改めて思った。

 その時の事を思い出して掴まれた腕を撫でる。



『姫様、腕が痛みますか?』

『大丈夫よ』

『我慢はせずに仰ってください』

『本当に大丈夫よ。急にどうしたの?』

『掴まれた腕を触っていらっしゃいましたから』

『紛らわしいことをしてごめんなさい。ただ、昼間のこと思い出していて、つい』



 ルアノーヴァに珍しく話しかけられたと思ったら心配させてしまっていたみたい。

 それに普通に話してくれている。

 けど、顔を合わせてもちゃんと話してくれるかな。

 ちょっと悪戯心が芽生えるが、我慢よ。

 嫌われても嫌だし、余計に私の前に出てきてくれなくなるのはやっぱり悲しいものね。

 


『本当に何とも無いですね?』

『大丈夫。心配してくれてありがとう』

『当たり前です。姫様は我々にとってかけがえのない方なのですから』



 そう言われると、ちょっと照れくさく思う。

 そこまで言われるほど主として彼らに何もしてないし、そこまでお仕事をしてもらっているという感覚がない。

 勿論毎日護衛をしてもらっているので安心して暮らせていて、そこはとても感謝しかない。

 

 

『いつもありがとう』



 私はそう皆にお礼を言った。


 

 翌日、会長とクラエスさんの個人最後の交流会なので私達は朝の生徒会の集まりの後、会場へ向かう会長達に声援を送ると、珍しく照れるような仕草をするアルヴィン会長。

 クラエスさんは安定の優し気な笑みでお礼を言い、お二人は会場へと向かった。

 会長達を見送った後は、私達も割り振られた仕事をする為に二人一組に分かれて生徒会室を後にする。

 私はマティお兄様と一緒で会場の見回りを行うので、お兄様と共に見回りを始める。

 先ず向かったのはダンス会場だ。

 出場する生徒が集まっていてとても華やかだ。

 ダンスはグランフェルトのダンスだけではなく、他国のものや王宮でのワルツ以外、自国他国問わず伝統的なダンスもあり、ただ単にどれだけ優雅に踊れるかを見るのではなく、ダンスについてどれだけ知っているかが問われる。

 ただ、すべての国から、となると流石に範囲が広すぎるので、初めに何処の国か範囲が提示されるので、種類を調べて実技の勉強をする、といった感じなので奥が深いと思う。


 見回りの目的としては不正を行っていないかや問題なく進行出来ているかを確認する。

 最高学年の方だから、この国一の学園なので不正がないと思ってしまいがちだけど、そこは人の思惑、家族の柵、理由は様々だろうが過去には不正も全くなかった、とは言えない。

 不正が発覚すると学園の追放や既に働き先が決まっている場合は取り消しされることもある。

 厳しい処分があるが、それでもする人はする、というのはどこの世界でも同じだろう。

 

 この会場には今は特に問題がなさそうなので、私達は次の会場へと向かう。

 私達が担当しているのは校舎内の見回りなので、会場に着くまで校舎内、校舎から見える範囲で不審な点が無いかを見ながらもお兄様との会話を楽しむ。

 今の話題と言えば、先日決まった春の休暇の際にお兄様達はセイデリアへ、そしてレグリス達はシベリウスへ来て、訓練をする事になったのでお兄様にそのお話を伝えたが、既にレオンお兄様から話を聞いていたようで苦笑していた。



「ベアトリス様の提案はいい案だとは思うしセイデリアに一度行くこともいい経験にはなるので、私としても嬉しいというのが本音なんだけど、シアの事を考えると素直に喜べないかな」

(わたくし)の事でお兄様達が自由にできなくて申し訳ないです。ただ、休暇は離宮で過ごしますが、セイデリアの方達がいらっしゃるなら、その期間だけシベリウスにいるか、(わたくし)も一緒にセイデリアに行くか、どちらかになるでしょうね」

「ベアトリス様は、シアにも来て欲しいと思っていそうだけど、それを父上達が許すかどうか⋯⋯」

(わたくし)も一度行ってみたいと思うのですが、難しいかもしれませんわね」

「シアは、行ってみたいんだね」

「自由に出来る時間は限られていますから。それに、ベアトリス様は察していらっしゃるわ」

「え? 何故?」

「あの方はとても鋭いですわ」



 そう、あの方は鋭いし、あの後セイデリア辺境伯はきっとベアトリス様に問い詰められたでしょう。

 私がそうだと確信は話していないだろうけど、仄めかすことはしているかもしれない。

 ベアトリス様も元ゼフィール国の王女殿下でいらっしゃるのだし、その辺りは弁えいらっしゃるでしょうからそう心配はしていない。

 春の私の所在に関しては、またお話ある事だと思うし、もし、希望を聞いていただけるなら、セイデリアに行ってみたいと伝えてみようかしら。

 セイデリア辺境伯には負担が掛かるかもしれないけれど⋯⋯

 そう話しながら歩いていると、次の会場へと着き、先程と同じように確認をしていく。

 気付けばお昼の時間となっていたので、混んでいる時間帯を避け時間をずらして食堂へ行くと、ヴィンスお兄様とディオお姉様がいらっしゃったので、一緒にお昼を頂くことにした。



「シア、あれから魔法師の接触はない?」

「はい。ありませんわ」

「よかった。今日はマティも一緒だし大丈夫だろう。そうだ、シアに聞きたいことがあったんだけど、昨日は何故一人になったんだ? 勿論昨日話したことが嘘とは思わないけど、シアにしては珍しいと思ったんだ」



 ――それ、ここで言わないといけませんか⋯⋯?



 言いたくないというか言えないというか、言えないこともないけれど⋯⋯。

 ディオお姉様がいらっしゃるし、どう思われるかがちょっと。

  


「ここで話せないような事?」

「話せなくはないのですが⋯⋯」



 お兄様の無言の圧力で観念して話すことにした。

 少し恥ずかしいのだけれどね、本人を前にして話すのは⋯⋯。

 話し終えると、ヴィンスお兄様はそれはもう嬉しそうに微笑んでいた。



「シアにそう思ってもらえるのは嬉しいね」

「母上に揶揄われて一人になり気分を鎮めたい気持ちも分かるけど、一人になるのはダメだよ」

「シアったら可愛いわね。けどレオン様がちょっと可哀相よ」

「勿論レオンお兄様の試合を観たい気持ちはありましたわ!」

「慌てちゃって可愛いわね」

「ディオお姉様、揶揄わないでくださいませ」



 こうなると思ったわ!

 ディオお姉様には揶揄われ、マティお兄様には注意されてしまった。

 そこは流石に私も反省しています。

 昼食後はまた見回りに戻り、校舎内を見回っていく。

 明日からは社交会別対抗試合が行われるので、今日試合に出ていない生徒で社交会に属している生徒達は集まって明日から行われる二日間に向けて話し合っているのか、室内からは賑やかな声が聞こえてくる。

 社交会別対抗試合に関しては全社交会が出場することは無く、出ない社交会もあるようで、これは事前申請となっていた。

 まぁ全社交会が出場するなら結構大変だと思うし、人数の少ない所は中々難しいと思われる。

 出るか出ないかは其々の会の意思で決めれる、と言うのは良いと思う。

 そして今回出場する社交会は十二あり、明日一日目は六組六組の二つに分かれて試合を行い、そこで勝利した二組が明後日の試合に臨める。

 そして生徒会に関しては相手側が出場する生徒を指名するのが決まっていて、他の社交会の様に試合が発表されてから誰が出るか相談する事も無く指名されるのを待つのは、少し楽しみでもあるし、緊張もする。

 だけど、それ以上にヴィンスお兄様と一緒にいられる時間もあるから嬉しい。



「シア、楽しそうだね」

「明日からの試合が楽しみです。お兄様達とご一緒出来るので嬉しいですわ」

「シア⋯⋯」



 お兄様に呼ばれたので少し見上げると私の方へ少しかがんで小声で話しかけてきた。



「お兄様達ではなく、ヴィンス様と、だろう?」

「それは、それもありますがマティお兄様やレオンお兄様と一緒に試合に出れるのが楽しみです。本当ですよ」

「ごめん。あまりにも嬉しそうな顔だったから、ちょっと揶揄っただけだよ」

「もう! マティお兄様まで意地悪は止めてくださいませ」



 お兄様に揶揄われるのは嫌な気はしないけれど、けど、お兄様の言う通りなので、公にお兄様と一緒にいてられるなんて、生徒会絡みの時だけだから。

 嬉しくなるのは許してほしい。

 今のところ不審な所は見当たらず、持ち回りの場所の見回りが終わり、一旦生徒会室に戻ると、先に見回りを終えていたヴィンスお兄様とディオお姉様、そしてティナお姉様とレグリスも戻ってきていた。



「お疲れ様。丁度お茶を淹れようと思っていたの。二人も飲むかしら?」

「ティナお姉様、(わたくし)お手伝いいたしますわ」

「ありがとう」



 私はティナお姉様が淹れたお茶を運び、皆でお茶を頂く。

 今日の話題と言えばやはり明日の対抗試合の事で、今迄の試合の傾向や生徒会への指名の傾向等を教えて頂いた。

 色んな方がいるので、正々堂々と勝負したい方もいれば、勝つ為に種目に弱い人を指名することもあるので、中々優勝は難しいみたい。

 一昨年は優勝したようだけど、昨年は三位でその年によって本当に分からないようだった。

 だから一年生の私やレグリスが指名される確率も上がるという。

 まだ一年という事もあり、指名される率は高いらしい。

 一日目の試合は全部で三種目で、順位によって点数が変わり、最終点数の高い一位と二位が翌日の試合に進むことが出来る。

 試合内容は毎年様々で、思いもよらない内容の種目が出たりするので中々予測が難しいので、いつも行き当たりばったりで挑んでいるらしく、今年も特に何もせずに明日を迎える事となる。

 それはそれで楽しみではあるけれど、一体どんな種目が出されるのか⋯⋯。

 話をしていると他の方々も戻ってきて、そして会長達も戻ってこられ全員が揃った。



「お疲れ様です。如何でしたか?」

「今回は去年とまた違って面白かったよ」

「今日の会長は去年よりも更に口が⋯⋯いえ、話が上手くなっていて見ていて相手側が可哀相になりましたよ」

「確かに」

「ルイス嬢、今さり気無く悪口を言いそうになったよね? ラグナルもそこで頷かないで欲しいな」

「いえ、まさか! 誉め言葉ですわ」

「クラエスの魔道具も評判がいいと、噂で聞いたよ。そのまま商品化になるかもしれないんだろう?」

「それこそただの噂ですよ」



 クラエスさんは魔道具でいい高評価を受けたようで、とてもいい表情をされていた。

 卒業後は魔法師団の入団が決まっているが、魔道具作成は趣味で作製していて、それが高評価だったので仕事にも活かせる事が嬉しいみたい。

 明日からはいよいよ社交会別対抗試合の始まりで、会長達の話が終わった後明日の事について話し合った。

 生徒会は作戦会議をしても仕方ないので、自分が指名されたら出来る事を精一杯行う事、怪我無く終わる事、結果も大事だけどめいいっぱい楽しむ事も大切なので、皆で力を合わせて頑張ろうと、会長からの言葉と、この交流会が終わったら会長とクラエスさんから次代のラグナル様とルイスお姉様にお仕事が完全に引き継ぐ形となるのでこの面々で集まる機会もめっきり減ってしまう。

 会長とクラエスさんはこの最後の交流会を楽しく終わらせたいとお考えのようなので、私達は結果云々より楽しむ事が目標となった。

 勿論長く交流会を楽しみたいので、明日の出場も目指すことは会長以下の私達の目標でもあるので、どのような種目でも精一杯頑張ろうと個人よりもやる気に満ちていた。

 

ご覧頂きありがとうございます。

ブクマ、評価、いいねをありがとうございます。

とても嬉しいです。

次回はすみませんが、来週十二日に更新致しますので、よろしくお願い致します。


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