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霧継の青春

音楽の仕事の方で忙しく、更新できませんでした。

遅れて申し訳ありませんでした。

仕事も一段落しそうなのでペースは落としません。

 あれから、毎日のように白からはもちろん、柚木からアプローチを受けたりして騒がしいながらになかなか楽しい日々を過ごしている。

 交互に弁当を作ってきたり、順番をちゃんと守ってるあたり仲も良さそう……?

 ただ、二人で挟んできたり引っ張ったりはちょっと勘弁して欲しいけど。

 俺は大抵、朝の二人が来ていない時間帯に自分の席に着き突っ伏してのんびりしているんだが、最近霧継から相談を受けることが多々ある。

 最近、手紙で思いを伝えられる事があるそうだ。

 実は霧継、意外とモテて過去に二桁は告白されているそうだ。

 ただし、相手はみんな男で、実際に告白をされているところを目撃したこともある。

年下から同学年、さらにはおっさんにまで。

 幅広い世代、立場の人から言い寄られる始末で、本人が同性が好きなら良いが、女の子好きなだけになかなか可哀想。

 そして昨日、手紙で放課後に呼び出されたらしいので多分そろそろ……

「祐介! 相談に乗ってくれよ~!」

 ほらきた!

「どうせ昨日の呼び出された件だろ?」

「そうなんだよ! あの後屋上に行ったんだが、告白されてな?」

 ほうほう、と俺は頷く。

 どうせまた同性だろうな。

「相手が、とんでもなく可愛かったんだよ!」

「おおっ! まじか、ついに彼女持ちか?」

「だが、男だった……」

 やっぱり、予想通りではあったけど可愛いってどういうことだ。

「可愛いってどういうことだよ、男なんだろ?」

「いわゆる、男の娘な。めちゃくちゃ可愛いからときめいてな、だがあいつは男なんだ! くそぉぉぉぉぉぉ!」 

 葛藤からの絶叫だ。

とりあえず本人を見てみたい。

「写真とかはある?」

「あるぞ、ほれ」

 霧継はスマホに画像を表示して、ひょいっと投げてきた。

 落としそうになりながらも、しっかり掴んで画面に目を向けてみたら……

「なぁ、これ画像間違えてね?」

「そうか? ……いや、あってるぞ」

「まじかぁ、これは葛藤しても仕方ないな」

 画面に映っていたのは、明らかに女の子だった。

 だが……

「うん、制服も男子物だしそうなんだろうけど、可愛すぎる。それで、なんて返事は返した?」

「まぁ、少し待ってくれとは行った。どうしようかなぁ……。男なんだよなぁ」

 俺は友達になって初めてこんなに真剣な顔をして悩んでいる霧継を見た。

 テストの時だってレストランでだって、何だって適当に決めているような奴で、とにかく優柔不断だ。

 しかも、男は無理だぁ! って日頃から嘆いてる奴なのだ。

「まじか……」

「まじまじ、自分がわからねぇよ」

 霧継は頭を抱えて唸り始めた。

 こうなったら話しかけても反応が返ってこなくなり、なにしても無駄なので俺は机に突っ伏す。

 今のこいつにはかまっていられる気もしないしな。

「祐介さん、おはようございます!」

「ん、おはよう白。朝から元気だな」

 ちょうど登校してきた白が、だだだだっと 駆け寄ってきた。

 スカートは足首あたりまで丈があるが、スタイルが良いためすごく似合っている。

 可愛いなぁと思いつつも白の後ろにある人影に警戒心を強めた。

 あいつだろなぁ。

「先輩! 白さんとだけじゃなくて私とお話ししましょ!」

「はいはい、みんなで喋ろうな」

 柚木が後ろから飛びついてきたので、頭をがっしり掴んで静止する。

「離してください! 何で抱きつくのを邪魔するんですか!」

「抱きつかれたくないからだろ! お前はいい加減懲りてくれ……」

 あれから、ストーカーまがいの行為は減ったとはいえ、スキンシップは以前にも増し、最近だと油断するとすぐ抱きついてくる。

 その度に顔面を掴んでるが、全く懲りる気がしない。

 元気になったのは嬉しいがウザったい。

「そういえば、もうすぐ中間テストなんだが白は勉強って出来る方……?」

「一応全教科平均以上には出来ますが、どうしました?」

「実は、文系が苦手で教えて欲しいっ!」

「それじゃあ、今日の放課後にでもお勉強しましょう」

「先輩! 私も勉強したいです!」

「お前は一年だろ!」

 相変わらずうるさい。

 にしても、理系はかなり出来るんだけどなぁ。

 本当なら理系が苦手で文系の霧継に教えてもらうんだけど、あいにく突然現れた男の娘のせいであの状態だ、頼りようがない。

 どうにかしてあげたいなぁ。

「そうだ霧継。どっか遊びに誘って話だけでも聞いてみたらどうだ? 何で告白されたか理由だけでも聞けばちょっとは気も晴れるだろ」

「なるほど。でもなぁ、一人じゃちょっと怖いし、祐介もついてきてくれよ。今度ラーメンでも奢るからさぁ」

「えー、一人で行ってこいよ」

 正直めんどくさいし、親友と親友の事が好きな男と一緒にとか、気が気じゃない。

「お願いだ! 頼むよ~」

「仕方ないな……わかったよ」

 そうして、俺と霧継と告白してきた奴とで出かけることになった。

 行きたくねぇ……。


アカウントに入れなくなっていました。

設定なども全てなくしてしまっている為続きが書けません。

ここで打ち切りとさせていただきます。


思い出すか新しく作れたら、また続き書きます

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