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初のいちゃこら

少しだけヒロインと主人公絡ませました。

ホームルームも終わり、授業前でもクラスはざわざわしっぱなしである。

 ていうかめちゃくちゃみんなの目線が俺と白の席に注がれている。

 めちゃくちゃやりづらい、この地獄は卒業まで続くかもしれないと考えるとめちゃくちゃ億劫だ。

 どうせならもっと大々的にからかって欲しかった。

 そうすればまだからかってる雰囲気で中和されるだろうに。

 いや、いつもならそうなってるはずだが、相手があの美少女だし仕方ないのかもしれない。

 白は自己紹介の後、いったん荷物を持ってくるために応接室へと戻っていった。

 あと、席は俺の隣だそうだ。

 泣きそう……

 ただ、事情を聴くのには都合が良さそうだし。

 まぁ、白がなにもやらかさなきゃ大丈夫だろうし。

「なにを考えているのですか? 良ければお聞かせください……」

「は、白さんいつの間に!」

「少し前から後ろにいましたよ、うふふ。」

 全く気がつかなかった。

 ていうか、新婚夫婦を見る目で見ないで欲しい!

 暖かい視線がやや気になるが、今一番気になってる事を聞くことにする。

「あの、白さん。ちょっといい?」

「何でしょう、祐介さん」

 すごく聞きにくいっ!けど、聴かなきゃいけないんだ!

「許嫁ってどういうこと……? いまいちピンときてないんだけど」

 いまいちどころじゃなくてなにもわかっていないけどな!!

 白は何かを察したのか少し目を細めていじけるようにしてみせた。

 そのとき、クラスでは男子の半数が倒れ、保健室に連れて行かれていた。

「もしかして、お父様方はなにもお伝えになられて居ないのですか? ……もうっ」

 か、かわ……いい! 可愛いぞ! だが耐えろ俺! お前はほかの男子とは違うはずだ!

 だが、そこで一つ気がついた。

「もしかして許嫁とかそういう話は親たちが勝手に決めたのか!?」

「そういうことになります。私が相手だといやだったでしょうか……?」

「いやいや! そんな事無いけど白さんはそれでいいの!?」

 正直言うと俺と白さんとでは容姿が全くといって良いほど釣り合っていないのだ。

 俺、かっこいいなんて一度も言われたことないからな。 

 そんな質問を投げかけると、白は頬を染めて顔を両手で覆った。

 綺麗な指だ。

「私はすごく嬉しいです……話が来たときは失神するかと思いました。それと、さっきから白さん白さんって、昔は白って呼び捨てで……」

最後は声が小さくて聞き取れなかったが、さん付けで呼ばれるのが嫌らしい。

 そりゃ、彼女にとっては将来の旦那だもんな。

「じゃあ、白って呼べば良いか?」

「ぜひっ!」

 彼女の表情はぱぁっと明るくなった。

 なぜ、こんなに好かれているのかはわからないが、好かれるのはすごく嬉しいしすごく可愛いんだよなぁ。

そんなやりとりを見ていた取り巻きたちはそこで一気にはやし立て始めた。

「ヒュー! デレデレじゃねぇか、だ・ん・な・さ・まぁ」

「祐介くん結婚式は呼んでね~!」

「せ、拙者も呼んで欲しいでござるよ!」

「うるせぇ! お前らはやし立てんな! あと侍誰だよ! っていうか霧継は後で覚えてろよ!」

 こうして、一人の美少女が現れたことにより、さらに充実した青春は始まる。

 あと、霧継は少し変わった恋愛が待っていることを未だ知らない。


 続く

いやぁ、小説書くのって難しいよね。

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